IPW:UK:Best of IPW:UK 2018の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | IPW:UK王座戦:オースチン・エリーズ(ch)vs.マーク・ハスキンス(2/21/18) クリス・リッジウェイvs.ザック・セイバーJr.(4/11/18) ティモシー・サッチャーvs.クリス・リッジウェイ(9/25/18) |
@IPW:UK王座戦:オースチン・エリーズ(ch)vs.マーク・ハスキンス(2/21/18)
エリーズが少しの要素を入れつつも
基本的に激しく攻めの押し付け合い。
交錯しつつ序破急がしっかり効いていますね。
どちらも隙あらばサブミッションで切り返し
終盤に向けての緊張感を高めていきます。
クロスボディ相打ちから終盤へ。
リング横が狭くて厳しいと思わせたトペを放って盛り上げ、
そこから序盤に布石を打っていた
ラストチャンスリーとアームバーで一気に盛り上げました。
確かなクオリティで期待を裏切らない内容でした。
ぎりぎり好勝負。
Aクリス・リッジウェイvs.ザック・セイバーJr.(4/11/18)
グラウンドでレッグ・ロックを締めあって張り手を打ち合ったりと
UWFの原風景を思い起こさせる出だし。
セイバーの領域ではありますが、
リッジウェイにも上手く花を持たせていますね。
リッジウェイも引っ張られるだけでなく
自ら良い動きも見せていましたね。
グラウンドで本気でセイバーに挑む。
意外にこれが出来るのがリッジウェイ。
他より知名度は遅れを取っているが良い選手ですよね。
ストイックに一つに集中できる才能があり、
リアリスティックへの意識もある。
セイバーと同じレベルで素晴らしいものを提供する。
やや均衡が傾いても油断できない緊張感のある空気は素晴らしい。
息が詰まるような削りあいで最後までぶれずに魅せ切りました。
最後はセイバーの蹴りに対してリッジウェイが前に出て
ダメージを和らげて耐えるという石井的見せ方からフィニッシュ。
このアイディアも面白かったですね。
リッジウェイの理想の試合でキャリア・ベストでしょう。
文句なしに好勝負。
BIPW王座&オール・イングランド王座統一戦:オースチン・エリーズ(IPW ch)vs.マーク・ハスキンス(All-England ch)(4/29/18)
口論からエリーズがロー・ブローで試合開始。
ダイブ含めたエプロン際でのやり取りに
必殺技のサブミッションの攻防、と
PWGのブライアンvs.ジェネリコを彷彿とさせる
短時間構成の仕掛けですね。
ただ、がつがつ攻め合いの中でダウンする時間もないので
ハスキンスの激情の緩急が普段ほどではない印象。
その点でクオリティは上の一戦ほどではないですね。
両者ベルト攻撃を狙うユーモア溢れる演出もありつつ盛り上げました。
好勝負に少し届かず。
(執筆日:8/?/18)
C丸藤正道vs.ダグ・ウィリアムス(9/23/18)
十何年前のNoahですかというカードですね。
序盤のレスリングは見応えがあるものの
中盤の動かし方はダグの年齢制限に引っかかり
丸藤の独創性が出せていないですね。
それでも終盤に移ると攻防の作り方は手馴れたもの。
間違いなく盛り上がるツボをしっかり押さえきっていました。
平均的な良試合。
(執筆日:1/?/19)
Dティモシー・サッチャーvs.クリス・リッジウェイ(9/25/18)
哲学が似通っているからこそ
その発露としてのレスリング打撃戦には
緊張感がありディティールがある。
ティモシーが相手ということで
リッジウェイはグランドにこだわっていますね。
それはティモシーのグウンド/スタンディングの緩急がより映える結果にもなっている。
またティモシーの間、これが大きな要素だが上手くやっていますね。
後半はリッジウェイが打撃にシフトし見せ方を切り替えていますが、
大胆に切り替えすぎて重層感が物足りない。
ただ気迫のこもった激情はストレートに見るものを揺さぶりますね。
ぎりぎり好勝負。
(執筆日:1/?/20)
Eマーク・ハスキンスvs.マット・リドルvs.トラヴィス・バンクス(11/1/17)
それぞれ個性が違うものの
3人全員に共通するのは技の鋭さ。
3人としての絡み方はある程度シンプルで
その点での面白みはやや欠けるかもしれませんが、
期待通り全力で攻め合ってくれます。
おまけの3ウェイ・ムーブも後半ちりばめてくれていますね。
12分なのでニア・フォール合戦が
この3人としてはまだまだいける感が残り、
好勝負とまでは呼べないもののかなりの試合。
好勝負に少し届かず。
(執筆日:1/?/19)
注目試合の詳細
なし試合結果
@IPW:UK王座戦:オースチン・エリーズ(ch)vs.マーク・ハスキンス(2/21/18)Aクリス・リッジウェイvs.ザック・セイバーJr.(4/11/18)
BIPW王座&オール・イングランド王座統一戦:オースチン・エリーズ(IPW ch)vs.マーク・ハスキンス(All-England ch)(4/29/18)
C丸藤正道vs.ダグ・ウィリアムス(9/23/18)
Dティモシー・サッチャーvs.クリス・リッジウェイ(9/25/18)
Eマーク・ハスキンスvs.マット・リドルvs.トラヴィス・バンクス(11/1/17)