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FCP:Best of FCP 2019の分析


名勝負 なし
好勝負 FCP王座戦:里村明衣子(ch)vs.マーク・デイビス(3/15/19)

@デス・ハウス3:竹田誠志vs.ジミー・ハヴォックvs.リッキー・シェイン・ペイジvs.ドリュー・パーカー (1/7/19)
 日本興行。
 竹田に対し、日本リスペクトを前面に出すRSPとパーカー。
 一方で自傷アピールなんかはしないハヴォック、と
 4人で形を作っていますね。
 ポイントでそれぞれ体を張っていますが、
 中でもRSPの流血量が中々でしたね。
 カメラマンが蛍光灯攻撃したり
 日本的ではない発想のエッセンスもあり面白かった。
 4ウェイで外様の竹田は最後一歩引く形でしたが、
 竹田とこの3人がじっくりシングルでぶつかる
 機会を組んで欲しいと思わせましたね。
 好勝負に少し届かず。
 (執筆日:3/?/19)

Aウィル・オスプレイvs.カイル・フレッチャー(2/1/19)
 オスプレイのフェイク・ダイブを読んだ
 カイルが場外に引きずり出しそのまま場外の攻防。

 カイルがゲート前でショルダー・スルーを決めれば
 オスプレイも花道でジャーマンと序盤から潰し合い。

 オスプレイは足の指を骨折しているとのことで
 試合に織り込んで来ましたが、部位的に中々分かりにくいし、
 いっそハイ・フライができなく位にした方がメリハリがつきましたね。

 ハイ・フライを打った後に足の痛みに苦しんだりと
 セル(リアル?)は丁寧に行っているものの
 序盤で異常なスポットを織り込んだだけに機能しきれず。

 お互い張り合ってかわしあう全力演舞後、今度はカイルがダウン。
 オスプレイが頭部蹴りに水をかけたりと制裁モード。
 世界最高モード突入中のオスプレイですから
 試合の中でもドラスティックな切り替えを織り込み
 試合時間を30分割いて特別な試合を狙いたい意図は理解できますが、
 この試合においては残念ながら上手くいかなかった。

 好勝負に届かずも中々良い試合。

BFCP王座戦:里村明衣子(ch)vs.マーク・デイビス(3/15/19)
 里村はニール・キックで不意打ちを仕掛けたり、切り返しにかけたりと
 男女差もありますが、体格差も含めて
 はっきりとした構図作りで制御した試合にしています。

 そうすると女帝里村である理由が小さいイメージはありますが、
 デイヴィスが意外にも小憎たらしいヒールを好演。

 男女対決の課題となるのが終盤ですが、
 花道での攻防による流血、テーブルによって補われており、
 最後の特殊なフィニッシュ方法が
 狙い通りきっちりはまる結果になっています。

 予想以上の内容に仕上がりましたね。
 ぎりぎり好勝負。

BDTTI1回戦:ルチャ・ブラザーズ(ペンタ・エル0M、レイ・フェニックス)vs.Eita、Pac(4/19/19)
 DGから招聘しトーナメントにふさわしい団体を超えたマッチ・アップ。
 
 定番セロ・ミエド・アピールから控えも入って数珠にダウン。
 ショートカットでダイブに行くと観客席までもつれこむ場外乱闘。

 そこからフェニックスの孤立へ。
 ゲストがヒールだと余り雰囲気が乗りにくく難しい状況ですが、
 まずまずの試合運びにはなっていますね。

 後半の攻防もLBがポイントでスポットを決めるも
 DG組が流れを掴ませないという戦略的に意味のある攻防。
   
 ただそれは同時に真っ向からのニア・フォール戦はないということで
 クライマックスもレフェリー気絶から椅子を何脚も入れて絵を変えるというもの。

 レア・カードとしてはもっと上を狙って欲しかった。
 中々良い試合止まり。
 
Cウィル・オスプレイvs.レイ・フェニックス(4/20/19)
 キレキレの演舞からお互い華のあるダイブをポイントに構築。

 ミッドカードで試合時間がそんなに長くないので
 技ではなく疲労感表現により
 試合を展開させていきますに行きます。

 その表現自体は良いものの、
 今のトップ・シーンを走る両者の試合ということで
 観客が思い描くMOTYの妄想からブレーキをかけることになるので、
 こういう試合に舵を切るならば
 アクシデントっぽいスポットでも入れたら
 また違った印象を与えることに成功しましたね。

 両者の仕事自体に間違いはなかったが、
 大会における扱いに収まった印象を与えてしまう。

 好勝負に少し届かず。

DDTTI決勝:ルチャ・ブラザーズ(ペンタ・エル0M、レイ・フェニックス)vs.シャーデンフロイデ(クリス・ブルックス、カイル・フレッチャー)(4/21/19)
 火花散らしあい4人で攻防を始めダブル・ダイブ。
 軽快に連携技、控えうけを行っていきますが、
 逆に引っかかりが無い為本筋のフェイス/ヒール感は希薄。

 6分で全員ダウンまで持って行くと
 後はレフェリー、セコンド絡めた演出で4分。
 良くある決勝は両チーム2戦目になるし試合時間短くしても許容されるだろう、
 表面的に華やかに彩れば形になるだろう、という考えで作られた試合。

 まあまあ良い試合程度。
 (執筆日:6/?/19)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@デス・ハウス3:竹田誠志vs.ジミー・ハヴォックvs.リッキー・シェイン・ペイジvs.ドリュー・パーカー (1/7/19)
Aウィル・オスプレイvs.カイル・フレッチャー(2/1/19)
BFCP王座戦:里村明衣子(ch)vs.マーク・デイビス(新チャンピオン!)(3/15/19)
CDTTI1回戦:ルチャ・ブラザーズ(ペンタ・エル0M、レイ・フェニックス)vs.Eita、Pac(4/19/19)
Dウィル・オスプレイvs.レイ・フェニックス(4/20/19)
EDTTI決勝:ルチャ・ブラザーズ(ペンタ・エル0M、レイ・フェニックス)(優勝!)vs.シャーデンフロイデ(クリス・ブルックス、カイル・フレッチャー)(4/21/19)