ASW UK:Best of 2013の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | ディーン・オールマーク、ジェームス・メイソンvs.ランページ・ブラウン、ロビー・ダイナマイト(2/22/13) |
@リーダーズ・オブ・ザ・ニュー・スクールvs.ジョナサン・グレシャム、マーク・ハスキンス(2/20/13)
まずセイバーがレスリングで、
マーティがテンション高い盛り上げでアピール。
ハスキンスがヘタレ・ヒールで対し、
グレシャムも翻弄される形で相手を立てました。
グレシャムも場外から手を出したりとヒール的立ち位置のようですね。
ヒール・プレイでセイバーを孤立させます。
ハスキンスは大仰な動作で沸かせつつも
要所では攻防で渡り合っておりバランス感覚が中々のものです。
ジョナサンの大技も火を噴き終盤も盛り上がりました。
ただ化学融合という面ではもう1歩先にいけたのではないか。
好勝負に届かずも中々良い試合。
Aディーン・オールマーク、ジェームス・メイソンvs.ランページ・ブラウン、ロビー・ダイナマイト(2/22/13)
オールマークとランページが手の合った演出を見せます。
メイソンは重みを感じさせながらクイックな動きもできて良いですね。
ロビーもメイソンのクイックネスに合わせることができており、伸び伸びと攻防ができています。
ヒールの控え受けの後、介入からメイソンを孤立させる展開。
メイソンの孤立、オールマークの孤立という二連で盛り上げます。
後者のターンにおいてヒール側が
控え援護を受けての合体技やノー・タッチ交代を使って
前者の時よりも更に上位の煽りを成功させていたのが良かったですね。
王道を行く充実のタッグ・マッチです。
ぎりぎり好勝負。
Bラダー・マッチ:ディーン・オールマーク、ジェームス・メイソンvs.サム・アドニス、ランページ・ブラウン(3/3/13)
(上空の金が詰まったケースを取れば勝利)
3人以上の見せ場でアドニスらヒールを蹴散らし、
場外戦でもアドニスをやっつける。
オールマークの技の多彩さで盛り上がっていますが、
一方的な攻めが過ぎる気がしますね。
場外に上手く一人がはけたりしながら攻防。
UKの場合、ダメージを負っているからといって
ラダーを登る速度を極端に落としませんし、
ラダー自体もそんなに高くないのでスリリングな攻防で
戦局がリアルタイムで変わっていきます。
その中で最後メイソンの首がロープに絞まり
オールマークが救い出そうと注意が反れた隙に
ラダーを登って、ケース奪取というフィニッシュは良く出来ていました。
好勝負に少し届かず。
Cブリティッシュ・スーパースラム王座戦:ランページ・ブラウン(ch)vs.ディーン・オールマーク(3/16/13)
ディーンが独特の技で沸かせます。
ブラウンは受けで大きくよろついてそれを引き立てて行く。
場外戦でリズムをつけた後、
ブラウンが一転ラリアット系でなぎ倒して主導権を握ります。
この転換の仕方は印象的で面白かった。
落ち着いた試合運びの後、
ステージを活かしたユニークなスポット。
最後はレフェリー気絶など絡めた演出。
ブックによる演出のためにライト・テイストが残るも
この2人の対決というにふさわしい内容でした。
好勝負に届かずも中々良い試合。
Dケージ・マッチ:ディーン・オールマーク、レオン・シャーvs.ロビー・ダイナマイト、ランページ・ブラウン(4/10/13)
ケージという限られた場で体格のある選手が
トルネード形式でテンポ良く暴れ回ります。
展開はやや弱いものの4の字やケージへの串刺しドロップ・キック、合体パイル・ドライバーと
印象的なスポットを幾つも作り出しました。
レオンがロビー、ランページにチョーク・スラムを決め脱出。
これにより1対2となったオールマークが甚振られる王道の展開へ。
攻防の質、流れをもう少し精査できそうな気もするが、
最後はケージ上からのダイビング・レッグ・ドロップで派手に締めました。
好勝負に少し届かず。
(執筆日:4/?/13)
Eディーン・オールマーク、高橋広夢vs.ブラヴァド・ブラザーズ(8/20/13)
高橋は仕草を大きくすることを意識しているものの
それが動きとして自身にフィットしている訳でもないし、
突き抜けて新しい可能性が生み出ている訳でもありません。
まだまだこれからですね。
ブラヴァドズも以前ROHで見た時に比べると控えめな印象。
外国人ヒールということで直接的に楽しませてはいけない、
という認識があったかもしれませんね。
そのためオールマークも技の魅力を出し切れず。
全体的に小さくまとまってしまった感じです。
まあまあ良い試合。
(執筆日:9/?/13)
Fスーパースラム王座戦:ディーン・オールマーク(ch)vs.ジェームス・メイソン(10/25/13)
俊敏なレスリングで体勢入れ替え。
様式に乗っ取って展開。
オールマークが腕に狙いをつけ主導権を制するかと思いきや
メイソンも張り合って対等に攻防。
ベビーフェイス同士ということで
シーンのテーマで技術を競い合うような戦いになっています。
終盤スピード感はありますが、
個々のやりたいことで取りあえず動いたものの
お互いに合意のとれた未来が見えなかったようです。
それが一度あった途切れでしょう。
スムーズに攻防が連続で展開されていても
単純に凄いと言い切れなかった理由がここにあります。
中々良い試合。
注目試合の詳細
なし試合結果
@リーダーズ・オブ・ザ・ニュー・スクールvs.ジョナサン・グレシャム、マーク・ハスキンス(2/20/13)Aディーン・オールマーク、ジェームス・メイソンvs.ランページ・ブラウン、ロビー・ダイナマイト(2/22/13)
Bラダー・マッチ:ディーン・オールマーク、ジェームス・メイソンvs.サム・アドニス、ランページ・ブラウン(3/3/13)
Cブリティッシュ・スーパースラム王座戦:ランページ・ブラウン(ch)vs.ディーン・オールマーク(新チャンピオン!)(3/16/13)
Dケージ・マッチ:ディーン・オールマーク、レオン・シャーvs.ロビー・ダイナマイト、ランページ・ブラウン(4/10/13)
Eディーン・オールマーク、高橋広夢vs.ブラヴァド・ブラザーズ(8/20/13)
Fスーパースラム王座戦:ディーン・オールマーク(ch)vs.ジェームス・メイソン(10/25/13)