TOP他大陸のプロレスイギリス 現インディー団体 →1PW:Invincible 8/19/06

1PW:Invincible 8/19/06 の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

2枚、約3時間20分です。

@オースチン・エリーズ、ロデリック・ストロング、マット・サイダルvs.ブリスコ・ブラザーズ、ダークサイド
 ブリスコズは特殊な事をやっていないのに
 素晴らしいスピード感を生み出していますね。
 一方のGNも豊富な技のレパートリーを見せて観客から拍手を引き出しています。
 ダークサイドは予想通り使えません。
 そこまで足手まといにはなっていないものの
 孤立要員、フィニッシュ役を任されて確実に伸び白をなくしてはいます。
 6マン・タッグ要素もありオープニングとしては上出来です。
 オープニングなんかを任せるようなゲストではないけれど。
 平均的な良試合。

Aエル・リゲロvs.ジミー・レイブ
 リゲロはジェネリコらしいです。
 しかしプロレスをするには技が軽い物しかなく決定打に欠けますね。
 また間を空けたときに試合がやや緩んでいます。
 レイブは取り合えずトイレット・ペーパー・シャワーで観客を大満足させました。
 悪くない試合。

 脚を怪我しているダン・エッジが登場。
 キーナンが横槍を入れてきてエッジにドライバーをかける。
 かけるために背中へ回す際脚をちゃんと掴めてないのがキーナン・クオリティ・・・。

Bアンディ・ボーイ・シモンズvs.マーティ・ストーン
 シモンズのオープン・チャンレンジという形で。
 ロープ・ワークを多用してスピードを出しているけど
 それが+αではなくてスピードが第一事項になっているので
 やっている事は適当気味です。
 まあ、それでもスピードがある事は良い事です。
 少し悪い試合。

Cワイルド・アンサンクションド・ブロウル:マーティン・ストーンvs.アイスマン
 すぐに場外乱闘になります。
 ストーンが耐えて積極的な反撃をするのは良く
 ちょっと期待していたんですが廊下の方へ消えると普通にダブル・カウントアウト・・・。
 別カメラで廊下での戦いが映るもダブル・カウントアウトのアナウンスが届くとそこで戦いを止め映像は止まります。
 これをワイルド・アン・サンクションド・ブロウルって名づけたら駄目ですよ。
 悪い試合。

Dブライアン・ダニエルソンvs.SUWA
 SUWAがカメラ・マンを威嚇したりとSUWAらしいヒールを見せていますね。
 しかしROHで物足りなかった分じっくりやって欲しいなと思っていたら更にコンパクトな内容でした。
 一発一発で試合を即座に進めていき、
 終盤のヘッド・バッドの打ち合いがふさわしいと思える程の重量感はありませんでした。
 観客の反応も思うように得られず長くやれば成功したはず、とはいえないが少し残念な内容です。
 まあまあ良い試合。

Eサモア・ジョーvs.ジェイ・フェニックス
 ジェイが脚を怪我している振りをして
 手下に襲いかからせ、松葉杖で攻撃するものの
 ジョーがすぐにひっくり返し終盤までワン・サイドで痛めつけていきます。
 中々ハードではあったけれど
 Disc 2はこの試合から会場の音声が極端に低くなっていて
 (実況はそのままなので音量を高くして対応は不可)盛り上がりにくいのが致命的です。
 エンタメ・テイストが付与されたスカッシュ・マッチという按配。
 悪い試合です。

Fダグ・ウィリアムスvs.ナイジェル・マッギネス
 前半はロープを使わずレスリングに終始。
 英国的なキャッチ・レスリングで充実しています。
 中盤も大技が削りとして使われ、
 スポーツ・ライクな要素のある英国式。
 腕を攻められたダグがニー系の攻めにシフトする等展開も良いですね。
 エキシビション的だったのに熱を帯びていきました。
 やや残念だったのが終盤ですね。
 レスリングに時間を取った分大技が乱れ打ちになっている印象を受けました。
 どう決着つけるんだという事で20分時間切れになり再開。
 フィニッシュは良かったけれど、この終わりが無いように見える攻防は問題。
 ナイジェルの師匠がダグという位置づけが
 ここまで決着を延ばした形なんだろうけど
 それならそういうストーリー・テリングが欲しかった所です。
 普通に対等な描き方をしていましたからね。
 MOTNで、好勝負に少し届かず。

Gタッグ王座戦:ジョディ・フレッシュ、ジョニー・ストーム(ch)vs.コルト・カバナ、ダーレン・ブリッジ
 馴れ合いのコメディーをダラダラとして尻丸出しで構えたり。
 まるで王座戦とは思えません。
 そこから権利を適当に考えて入り乱れた結果
 理論的にありえべからざるフィニッシュです。
 基本的にフレッシュ、ストームらしくムーブありきの内容でもありました。
 試合後には次回の試合を予告しますが
 こういうのって、結末をブックしているを自ら晒している上、
 行われた試合を軽視していて好きじゃないですねぇ。
 悪い試合。

H10マン・サバイバル・オブ・ザ・シッケスト・エリミネーション・マッチ:スティーブ・コリノ、サウザン・カムフォート、テディー・ハート、スパッドvs.アビス、スターリング・キーナン、マット・ハイソン、チーム・スプリーム
 テディー、スパッドvs.キーナン、ハイソンで適当にやっていると次々と乱入。
 最後にコリノが現れリングを制圧するとアビス軍とのエリミネーション戦を提案し試合開始。
 スパッドがバルコニー・ダイブを見せたりしますが
 多人数を売りにした場外戦は散逸で芯に欠けます。
 アビスとハイソンの仲間割れは理由が不明だし
 スマサーズのダンス・シーンは雰囲気ぶち壊し。
 最後にコリノが残るも太ったコリノにやれる事は余りないしで低レベルな特殊形式でした。
 少し悪い試合。
 ここで次回コリノvs.アビスの有刺鉄線デス・マッチを行うと宣伝。

@ザ・チャブスvs.ダムド・ネイション
 何故かアヴェルノのマスクをつけて入場してきた
 ネイションの片割れが体格差で圧倒するスポットが良く
 タッグとしてもそれなりにできていました。
 少し悪い試合。

総評。
 SUWAvs.アメドラがROHよりも小さかった事を除けば予想通りの内容かな。
 ダグvs.ナイジェルに興味を惹かれなければスルーで。
 Rf Videoで購入しましたがPALからNTSCに
 無理やり変換して映像の動きが速くなると画面が波打つ状態ですし・・・。
 (執筆日:4/13/10)
DVD Rating:★☆☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@オースチン・エリーズ、ロデリック・ストロング、マット・サイダルvs.ブリスコ・ブラザーズ、ダークサイド
Aエル・リゲロvs.ジミー・レイブ
Bアンディ・ボーイ・シモンズvs.マーティ・ストーン
Cワイルド・アンサンクションド・ブロウル:マーティン・ストーンvs.アイスマン(ダブル・カウントアウト)
Dブライアン・ダニエルソンvs.SUWA
Eサモア・ジョーvs.ジェイ・フェニックス
Fダグ・ウィリアムスvs.ナイジェル・マッギネス(20分時間切れ→再開)
Gタッグ王座戦:ジョディ・フレッシュ、ジョニー・ストーム(ch)vs.コルト・カバナ、ダーレン・ブリッジ(ダブル・フォール?)
H10マン・サバイバル・オブ・ザ・シッケスト・エリミネーション・マッチ:スティーブ・コリノ、サウザン・カムフォート、テディー・ハート、スパッドvs.アビス、スターリング・キーナン、マット・ハイソン、チーム・スプリーム
@ザ・チャブスvs.ダムド・ネイション