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PWA:Best of PWA 2019の分析


名勝負 なし
好勝負 PWAヘビー級王座戦:ケイヴマン・オーグ(ch)vs.マッティ・ウォールバーグ(3/23/19)

タッグ王座戦:4ネイションズ(ジャック・ボンザ、ミック・モレッティ)(ch)vs.TMDK(スレックス、ダミアン・スレーター)(5/10/19)

PWAヘビー級王座戦:ケイヴマン・オーグ(ch)vs.ジャック・ボンザ(10/19/19)
 
コロシアム・トーナメント決勝:マッティ・ウォールバーグvs.トラヴィス・バンクス(10/19/19)

@アダム・ブルックスvs.ロビー・イーグルスvs.ジョナ・ロック(1/13/19)
 WWE行きが決まったジョナが
 同じオーストラリアのトップ・レスラーと3ウェイで激突。
 工夫をこらしたチェーン・ムーブや
 スポットの畳掛けはインパクト大。
 技の為の動きは少し見られますが
 普通の試合にはしないぞ、との意気込みの良さの方が上回っている。
 アドレナリンを出して駆け抜けつつも緩急をつけていて良し。
 ただ、これほど貴重なカードなのに
 14分しかなかったのが惜しまれる。
 好勝負に少し届かず。
  (執筆日:3/?/19)

Aコロシアム・トーナメント決勝:ミック・モレッティvs.ジャック・ボンザ(2/22/19)
 タッグ王者対決。
 ボンザにブーイング/モレッティに歓声が起きていますね。

 モレッティのハイ・フライを跳ね除け
 ボンザがゆったりと腰攻め。
 それぞれ立ち位置は明確にできていますね。

 エプロンの攻防、観客席のスポットで
 決勝らしい特別感は出せています。

 ただ攻防自体にもたつきがあって
 ボンザは荒々しく自分を強大に見せれている一方で、
 モレッティは攻めの弱さが気になります。

 モレッティがパンチで椅子を壊されて、
 ズルして頂きを狙ったのに対し、
 ボンザがならばとレフェリーを椅子でKOしたのは
 オースチンっぽくて歓声も上がっていましたし、
 フェイス/ヒールの位置付けを逆転させたら
 より良くなっていたのではと感じますね。

 最後のフィニッシュもちょっと弱かった。

 好勝負に届かずも中々良い試合。

BPWAヘビー級王座戦:ケイヴマン・オーグ(ch)vs.マッティ・ウォールバーグ(3/23/19)
 オーグが試合開始前にウォールバーグのセコンドにトペコンし一掃。
 ウォールバーグをしばいていきます。

 ウォールバーグはこの大一番を迎えて
 技セットを見直して彼のベストなものに辿り着いていますね。

 最強のタフマン、オーグを相手に
 強烈な一発一発で凌ぎ合っていきます。

 オーグはいつも以上に強キャラにして手に負えない感がありますが、
 ステージのテーブル葬からセコンド介入ベルト攻撃まで加えて
 ぎりぎりで攻防を成立させています。

 両者のポテンシャルを100%発揮させた上でぶつかりあっていて
 見応えがあり、この一戦を経てウォールバーグはヒールながら
 観客からリスペクトを獲得したのも納得ですね。
 キャリア・メイクの一戦です。

 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:2/?/20)

Cタッグ王座戦:4ネイションズ(ジャック・ボンザ、ミック・モレッティ)(ch)vs.TMDK(スレックス、ダミアン・スレーター)(5/10/19)
 ボンザは力強く、スレーターは緊密に合わせてキレがあって緊張感がありますね。

 モレッティはやや軽いですが、派手なムーブで貢献しています。

 スレックスは道化を演じつつ、締めるべき所はしっかり締めて流石。

 4ネイションズの華麗な連携技や
 タッチできるかできないかの伝統的見せ場など
 タッグの要素をしっかり詰め込んでいますね。

 最後はノー・コンテストという残念な決着なので、
 チェックが遅れましたが、内容自体はやりきった感がある見応えのあるものでした。

 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:1/?/21)

Dマッティ・ウォールバーグvs.TJパーキンス(8/30/19)
 ウォールバーグの挑発に
 TJPが制圧して挑発し返します。

 TJPが丁寧に拾って攻防を紡いで行きますね。
 ウォールバーグの目指しているスタイルは
 TJPと似通っている所があるので、
 見応えのある攻防になるかと思いきや、
 TJPが良くも悪くも千変万化な攻めでリードしていきましたね。

 ウォールバーグが身体能力を活かしたムーブで
 終盤に起爆剤を仕掛けるも期待値に届かずフィニッシュ。
 オープニング・マッチなら仕方ないか。

 平均的な良試合。
 (執筆日:2/?/20)

EPWAヘビー級王座戦:ケイヴマン・オーグ(ch)vs.ジャック・ボンザ(10/19/19)
 ボンザが相当の気迫を持ってオーグとの真っ向力勝負で魅せます。

 パワー・ファイトはシンプルな構図ですが、
 だからこそテンプレートと言われるのを脱却して
 熱量をのっけるのは意外と難しい。

 チョップを交互に、連続チョップを交互に打ち合って
 胸を真っ赤に腫れ上がらせるシーンは
 決して小橋vs.健介の二番煎じとはいわせないものがあります。

 スタイナーvs.ゴールドバーグのように
 波にのってそのまま落ちずにやりきったパワー・ファイト。
 最後のフィニッシュもこの内容を締めるにふさわしく良かった。

 ボンザはChikaraでの4ネイションズでしか見たことなかったので
 ここまでシリアスにやりきれるとは予想外でした。

 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:2/?/20)

Fコロシアム・トーナメント決勝:マッティ・ウォールバーグvs.トラヴィス・バンクス(10/19/19)
 トラヴィスが打撃を叩き込みトペ連打へ。
 ウォールバーグは2発目のトペを受け止めるとトライアングル・チョーク。
 一方で観客を飛び越えてスワントーンを決めたりと
 身体能力を如何なく発揮して盛り上げましたね。

 彼の自由な発想の立ち向かい方は
 リドルを髣髴とさせる所があり
 ここから更にブレイクしていくでしょうね。

 トラヴィスは相手の団体ということも考慮して
 大人な合わせ方でいつもよりバランス感に配慮。

 決勝らしい派手なニア・フォール合戦が生まれて、
 素晴らしい試合になりました。

 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:2/?/20)

Gロビー・イーグルスvs.ジャック・ボンザ(12/7/19)
 演舞からアピールを交え観客を温めていきます。

 まったりとした試合運びですが、観客との距離感が適切で良いですね。

 ボンザは倒れたロビーを持ち上げると転がしてコーナーに投げたりと
 スポットに至るまでの過程の動きでフックをかけることができています。

 ロビーもアンダードッグにならずとも
 感情を持って観客の心を揺れ動かせる存在になっていてGood。

 アンクル・ロックを皮切りにクライマックスもドラマチックに仕上げていて良かった。

 中々良い試合。
 (執筆日:1/?/21)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@アダム・ブルックスvs.ロビー・イーグルスvs.ジョナ・ロック(1/13/19)
Aコロシアム・トーナメント決勝:ミック・モレッティ(優勝!)vs.ジャック・ボンザ(2/22/19)
BPWAヘビー級王座戦:ケイヴマン・オーグ(ch)vs.マッティ・ウォールバーグ(3/23/19)
Cタッグ王座戦:4ネイションズ(ジャック・ボンザ、ミック・モレッティ)(ch)vs.TMDK(スレックス、ダミアン・スレーター)(ノー・コンテスト)(5/10/19)
Dマッティ・ウォールバーグvs.TJパーキンス(8/30/19)
EPWAヘビー級王座戦:ケイヴマン・オーグ(ch)vs.ジャック・ボンザ(10/19/19)
Fコロシアム・トーナメント決勝:マッティ・ウォールバーグ(優勝!)vs.トラヴィス・バンクス(10/19/19)
Gロビー・イーグルスvs.ジャック・ボンザ(12/7/19)