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MCW:Best of MCW 2019 part.2の分析


名勝負 なし
好勝負 タッグ王座#1コンテンダーズ・マッチ:カイル・フレッチャー、ウィル・オスプレイvs.ナチュラル・クラシックス(スティーヴ・フリップ、トム・フリップ)(10/11/19)

MCW世界ヘビー級王座戦、イリミネーション・マッチ:スレックス(ch)vs.アダム・ブルックスvs.ドゥーイ・ジェームス(11/9/19)

@タッグ王座#1コンテンダーズ・マッチ:カイル・フレッチャー、ウィル・オスプレイvs.ナチュラル・クラシックス(スティーヴ・フリップ、トム・フリップ)(10/11/19)
 オスプレイ、フレッチャーはおどけた仕草で楽しませる余裕感を見せつつ
 キレのある演武でも盛り上げ大御所然と立ちふさがります。
 個としての立ち回りを強めることで、
 NCのチーム力を際立たせています。

 スティーヴを孤立のシーンへ。
 オスプレイ、カイルがムーブ依存しない試合運びをするので
 スティーヴは気兼ねなく委縮することなく
 活き活きと立体的攻撃を披露していましたね。

 終盤においても疲労表現はオスプレイ、フレッチャーが担当。
 NCは自分たちにできる範囲のレベルで
 自分たちができることを最大限追及して
 位置づけられたビッグ・マッチにふさわしい
 壮絶なニア・フォール合戦をやってのけました。

 30分に及ぶボリューム満点の内容でした。

 ぎりぎり好勝負。

AMCW世界ヘビー級王座戦、イリミネーション・マッチ:スレックス(ch)vs.アダム・ブルックスvs.ドゥーイ・ジェームス(11/9/19)
 スレックスとドゥーイの間に遺恨があり、
 その点でブルックスは蚊帳の外ながら
 積極的に混ざりにいくという
 背景がしっかり織り込まれたハイ・テンション・バウト。

 これだけアクション数増やすと
 同質化して背景が消えて行きがちですが、これはお見事。

 ドゥーイのレフェリーの目を盗んだベルト攻撃でスレックスが脱落。
 ドゥーイの卑劣さを強調付けましたが、
 ブーイングの中には開始7分というタイミングに関するものも混ざっていたはず。
 もう少し観たかったですね。

 シングルになって落ち着いたペースで
 よりフェイス/ヒール色を強くしていきます。
 ドゥーイのヒール・アピールがやや数打ちで勿体無いものの
 ブルックスがフェイスとして秀逸なダメージ表現。

 再びのベルト攻撃からクライマックスのもう一伸びがあり、
 MOTYを作りにいって見事に成功しましたね。

 文句なしに好勝負。

Bノー・ルールズ、ノーDQ:チャーリー・エヴァンスvs.アヴァリー(11/17/19)
 攻防の流れに脈絡はありませんが、
 ノー・ルールズを語るだけあって
 序盤から椅子を導入し有刺鉄線バットにボード、
 と次々と手を変え品を変えていく。

 コーナー上に立った状態からのボードへの落下も
 2階席手すりから乗り越えて行ったことで
 より派手に見せていた工夫は良かったですね。

 程よくハードコアな内容でしたが、
 最後は画鋲に串、とチャーリーのデス・マッチ魂が炸裂。
 非常にファンなハードコア・マッチでしたね。

 平均的な良試合。
 (執筆日:12/?/19)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@タッグ王座#1コンテンダーズ・マッチ:カイル・フレッチャー、ウィル・オスプレイvs.ナチュラル・クラシックス(スティーヴ・フリップ、トム・フリップ)(10/11/19)
AMCW世界ヘビー級王座戦、イリミネーション・マッチ:スレックス(ch)vs.アダム・ブルックス(新チャンピオン!)vs.ドゥーイ・ジェームス(11/9/19)
Bノー・ルールズ、ノーDQ:チャーリー・エヴァンスvs.アヴァリー(11/17/19)