MCW:Best of MCW 2017の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | インターコモンウェルス王座戦:アダム・ブルックス(ch)vs.ウィル・オスプレイ(8/5/17) ICW王座戦、PWAヘビー級王座戦:ウィル・オスプレイvs.アダム・ブルックスvs.ロビー・イーグルス(8/19/17) ICW王座戦、PWAヘビー級王座戦:アダム・ブルックス(ch)vs.ロビー・イーグルス(12/16/17) |
@MCWヘビー級王座戦、30分アイアン・マン・マッチ:ドゥーイ・ジェームス(ch)vs.アダム・ブルックス(4/28/17)
序盤はある程度スキルを発揮しつつも
展開のメリハリが少し弱めですね。
ただし10分経過するまでに軌道にのせると
目まぐるしい攻防を中盤繰り広げます。
お互い張り合って相手がダイブを決めればこちらもやり返す。
ただ張り合いすぎてビッグ・スポットを決めても
優位にならないという不自然さも生んでいるのは×。
激しい攻防のまま20分経過。
気持ちの勝負であることを打撃で表現したり、
24分頃から疲労感のトーンを強調したりと間違いがない。
1本の価値を最大限にあげる方向性の
アイアン・マン・マッチをしっかりやりきりました。
好勝負に少し届かず。
(執筆日:1/?/19)
Aインターコモンウェルス王座戦:アダム・ブルックス(ch)vs.ウィル・オスプレイ(8/5/17)
基本はオスプレイが試合のリードをしていますが、
ブルックスもその中で柵へのベリー・トゥー・ベリーといった
思い切った受けを見せたり
ヒールとしてちゃんと煽ったりと貢献できています。
気合でのノー・セルを使った打ち合いから
ムーブ/受身の動きの凄さでThis is Awesomeを起こしていきます。
エプロンでのカナディアン・デストロイヤーなど
過激な技を優位にした盛り上げ方は諸手で賛辞する訳にはいかないけれども
PWAに対抗して?MOTY狙い張りのニア・フォール合戦を繰り広げました。
ぎりぎり好勝負。
(執筆日:10/?/17)
BICW王座戦、PWAヘビー級王座戦:ウィル・オスプレイvs.アダム・ブルックスvs.ロビー・イーグルス(8/19/17)
アダムがヒールとしてかき回し、
オスプレイは他よりも実績のある強者として圧倒し、
ロビーは焦らずローカル・エースとしての位置づけを保ち続けます。
ダイブを決めた者が主導権を掴む形で時間を稼いだ後、
後半戦に入るとテンポをあげてトップ・ムーブを連鎖。
花道でカナディアン・デストロイヤーや
掟破り等とんでもない技が繰り出されていきます。
間を置いて見せていくのは30分の試合時間設定による所が多いし、
オスプレイの世界レベルに2人がやや届いていないという意味では
まだまだ改善の余地はあるものの
オスプレイと2人のシングル戦と同じく
オーストラリアのMOTYを争う内容であることに間違いはありません。
ぎりぎり好勝負。
Cインビテーショナル・トーナメント決勝:ドゥーイ・ジェームスvs.ロビー・イーグルスvs.トレント・セヴン(10/14/17)
トレントが中心になって
3ウェイを回していきます。
ハード・ヒットなやり取りは観客席にまで入り込み、
観客の熱量も上々な状態でリングにバック。
リングに戻っても綺麗な関係性にまとめていますね。
一方で形に収まっている分はねる要素は少なめとなっています。
好勝負に届かずも中々良い試合。
(執筆日:1/?/19)
Dカズチカ・オカダvs.スレックス(11/11/17)
細やかに反応してくれる観客を武器に
ヘビー級らしくどっしりと構えながら
細やかなアピールで魅せます。
中盤も丁寧な一進一退。
技自体はオーソドックスなものばかりですが、
しっかりとした構築・展開ですね。
派手な凄さはないものの
国際対決を試合全般を通して
ミスを一つもすることなくやり通したのは素晴らしい。
オカダの最後のラッシュも見事でしたね。
好勝負に少し届かず。
EICW王座戦、PWAヘビー級王座戦:アダム・ブルックス(ch)vs.ロビー・イーグルス(12/16/17)
真面目なレスリングからスタートすると
アダムは印象付けとアピールを適度に混ぜていきます。
ロビーは反撃の際に一つのスポットだけでなく
幾つも連ねて自分らしさを出していきます。
受け手側も相手のしたいことを分かっていて
それぞれを高めあう攻防になっています。
後半にかけてのテンポ・チェンジ、カウンターも冴え渡っている。
怪我した振りなどアダムのヒールっぷりも良く、
純オーストラリア対決としてお手本となる試合に仕上げました。
ぎりぎり好勝負。
(執筆日:12/?/17)
FMCWヘビー級王座戦、ケージ・マッチ:ジョナ・ロック(ch)vs.ドゥーイ・ジェームス(12/16/17)
入場してきたロックにケージの途中からダイブで不意打ち。
タフなロックも椅子に座らせてのキャノンボールを打ち込み、
ケージに入る前の段階で
しっかり2人のスタイルを強烈に印象付けました。
ケージ内に入ってもドゥーイのラッシュ、脱出狙いで
シチュエーションを明確に見せる。
ドゥーイの流血も加わり盛り上がりましたね。
ただ中盤が少しワン・パターンな印象があるのが残念。
それでも終盤はハイ・インパクトなトップ・ロープムーブ連発。
ケージ上ムーンサルトや
トップ・ロープからの投げっぱなしパワー・ボムまでありました。
年末大会のメインらしい派手な内容でした。
好勝負に少し届かず。
(執筆日:1/?/19)
注目試合の詳細
なし試合結果
@MCWヘビー級王座戦、30分アイアン・マン・マッチ:ドゥーイ・ジェームス(ch)vs.アダム・ブルックス(0-0→サドンデス→1-0)(4/28/17)Aインターコモンウェルス王座戦:アダム・ブルックス(ch)vs.ウィル・オスプレイ(新チャンピオン!)(8/5/17)
BICW王座戦、PWAヘビー級王座戦:ウィル・オスプレイvs.アダム・ブルックス(新チャンピオン!)vs.ロビー・イーグルス(8/19/17)
Cインビテーショナル・トーナメント決勝:ドゥーイ・ジェームス(優勝!)vs.ロビー・イーグルスvs.トレント・セヴン(10/14/17)
Dカズチカ・オカダvs.スレックス(11/11/17)
EICW王座戦、PWAヘビー級王座戦:アダム・ブルックス(ch)vs.ロビー・イーグルス(新チャンピオン!)(12/16/17)
FMCWヘビー級王座戦、ケージ・マッチ:ジョナ・ロック(ch)vs.ドゥーイ・ジェームス(新チャンピオン!)(12/16/17)