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MCW:Best of MCW 2016の分析


名勝負 なし
好勝負 インターコモンウェルス王座戦、TLCマッチ:アダム・ブルックス(ch)vs.ドゥーイ・ジェームス(4/30/16)

@スレックスvs.タイラー・ベイト(1/9/16)
 タイラーが怪我した振りをしたり
 レフェリーがスレックスを抑えている際にサミングしたりと
 ピンポイントでのヒール・コントロールを見せます。
 タイラーの細かくも骨太な試合運びは見事。
 スレックスもシンプルに自分の役回りを貫く。
 ただタイラーが試合をリードしていき、
 その範囲内からスレックスが枠を破れず、
 一つ上のステージにまでいかなかったという点では物足りない。
 中々良い試合。

Aアンサンクションド・マッチ:ロッチー・ヘンドリックスvs.シッド・パーカー(4/30/16)
 形式柄変に序破急を作ることなく
 最初から飛ばしてハードコア・ブロウル。
 シッドが毒霧切りを敢えて早い段階で使って主導権を握ると
 両腕も後ろ手に縛ってヘイトの暴力。
 過激度のベースだけでなく、
 ロッチーが両腕縛られつつトペといった
 しっかり盛り上がる展開付けもあって良いですね。
 終盤にもう一つ印象的な場面があれば更に満足感は高まったはず。
 好勝負に少し届かず。 

Bインターコモンウェルス王座戦、TLCマッチ:アダム・ブルックス(ch)vs.ドゥーイ・ジェームス(4/30/16)
 目まぐるしい出だしで
 ハイ・フライヤーの本領を発揮しながら
 戦場を場外に移しラダーへと自然に繋げます。
 ドゥーイが心配になる程のスーサイド・ダイブを3連発。
 最後をアダムがカウンターで蹴り落とすとドゥーイが流血。
 その身一つのムーブで最高に盛り上がった上で
 ラダーやテーブルで更なる壮絶なスポットへ。
 それぞれのフェイス/ヒールの裏づけもしっかりされていて、
 このシチュエーションにふさわしい激闘に。
 場外の橋渡しにしたラダーがラスト・スポットになることが明確で
 それまでに決まりえないことが観客は分かっていたけれども
 それで移入感は決して殺がれない程力を尽くした攻防をやりきりました。
 文句なしに好勝負。
 (執筆日:1/?/19)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@スレックスvs.タイラー・ベイト(1/9/16)
Aアンサンクションド・マッチ:ロッチー・ヘンドリックスvs.シッド・パーカー(4/30/16)
Bインターコモンウェルス王座戦、TLCマッチ:アダム・ブルックス(ch)vs.ドゥーイ・ジェームス(新チャンピオン!)(4/30/16)