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EPW:Best of EPW 2018の分析


名勝負 なし
好勝負 タッグ王座戦、ラダー・マッチ:アンタッチャブルズ(ダミアン・スレーター、マーカス・ピット)(ch)vs.ストリート・ギャング・フーリガンズ(アレックス・キングストン、ローガン・グレイ)(11/3/18)

@スリー・ステージズ・オブ・ヘル:ストリート・ギャング・フーリガンズ(アレックス・キングストン、ローガン・グレイ)vs.アンタッチャブルズ(ダミアン・スレーター、マーカス・ピット)(2/3/18)
 アンタッチャブルズがシャツ攻撃などで煽り、
 SGHは連携技で盛り上げ、とフェイス/ヒールらしい立ち上がり。
 スレーターがエプロンDVDを決めローガンを孤立させると腕攻め。
 明確な構築で間違いがありませんね。
 タッチ出来るか出来ないかで
 じりじりと盛り上げた後ロープ悪用フォールで1本。
 即座にそのストーリーのままアンタッチャブルズがダイブ。
 場外戦、観客席に移るとバスケ・ゴール上からダイブなんていう
 特別なスポットも出て盛り上がります。
 トルネード・ルールなので権利に気を使う必要はなく、
 タッグの打ち合いを思う存分やりきります。
 最後の3本目はストリート・ファイト。
 椅子にゴミ箱、ラダー、竹刀、テーブルと
 一通りの凶器を盛り込んで
 この形式の〆にふさわしい過激な攻防を演出。
 一部間のコントロールが乱れましたが素晴らしかった。
 ただ3本目はハードコアだったとはいえ、
 最初の2本は普通のタッグ・マッチを中盤で分割したような形なので、
 この試合形式ならではの面白みが後一歩追及して欲しかった。
 好勝負に少し届かず。

Aタッグ王座戦、ラダー・マッチ:アンタッチャブルズ(ダミアン・スレーター、マーカス・ピット)(ch)vs.ストリート・ギャング・フーリガンズ(アレックス・キングストン、ローガン・グレイ)(11/3/18)
 乱戦スタート。
 少し場の整え方は雑ですが、
 既に3ステージ・オブ・ヘルも戦った間柄ですからエネルギッシュ。
 上手くスポットの場所を散らしつつ
 得意技のスケボーからのフライも見せる。
 体を張りつつ2チームの遺恨模様を豊かに語って展開。
 様々な絵になるシーンを取り入れつつ、
 3ステージ・オブ・ヘルのストリート・ファイト以上の
 スポットも期待に応えて終盤にはしっかり用意している。
 前回に負けじ劣らじの過激な一戦でした。
 ぎりぎり好勝負。

Bラスト・マン・スタンディング:ゲイヴィン・マクガーヴィンvs.ジュリアン・ワード(6/16/18)
 ワードが入場してきたマクガービンにプランチャを決めると
 ハイテンポな乱戦になる。
 クローズライン相打ちで仕切って今度は竹刀を持ってチャンバラ、と
 そこまで高いスキルは感じないが自分のレベルを良く知っていて、
 無駄に長くせず手を替え品を替え盛り上げていけていますね。
 流血も経ながら双方体を張っていく。
 ただ体を張るだけではできない
 ドライバーやクロロホルム、ロープで縛る攻防が少し完成度で劣る。
 フィニッシュがまさにその種の見せ場なので若干勿体無かった。
 好勝負に少し届かず。
 
Cピート・ダンvs.デイヴィス・ストーム(4/18/18)
 ピートが攻撃性を遺憾なく発揮し、
 テクニカルな腕攻めも絡めるので
 デイヴィスは成す術なく防戦一方。
 しかしピートの攻めに埋もれることなく
 デイヴィスが防戦からの反撃を効率よく落とし込んでいく。
 ピートが完全にコントロールしているにも関わらず
 トップ・マッチっぽい雰囲気も残せているバランス感が素晴らしいですね。
 終盤もロー・ブローやロープ・ブレイクでのフォール返しを使って
 デイヴィスの粘りを演出しきりました。
 好勝負に少し届かず。
  (執筆日:1/?/19)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@スリー・ステージズ・オブ・ヘル:ストリート・ギャング・フーリガンズ(アレックス・キングストン、ローガン・グレイ)vs.アンタッチャブルズ(ダミアン・スレーター、マーカス・ピット)(2-1)(2/3/18)
Aタッグ王座戦、ラダー・マッチ:アンタッチャブルズ(ダミアン・スレーター、マーカス・ピット)(ch)vs.ストリート・ギャング・フーリガンズ(アレックス・キングストン、ローガン・グレイ)(新チャンピオン!)(11/3/18)
Bラスト・マン・スタンディング:ゲイヴィン・マクガーヴィンvs.ジュリアン・ワード(6/16/18)
Cピート・ダンvs.デイヴィス・ストーム(4/18/18)