EPW:Best of EPW 2016の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | なし |
@EPWヘビー級王座戦:マーカス・ピット(ch)vs.ダミアン・スレーター(4/16/16)
オーソドックスなレスリングから始めつつ、
それぞれ持ち味を出していきますね。
スレーターがヒールとしてすかしにかかりますが、
安直に展開を流さず細かくやり取りをしたのは好感が持てます。
またそれ故にスレーターがエプロンでピットの腕を捻って押し倒し、
主導権を掴んだスポットが転換点として意味を持ってくる。
このスポットでピットがリアルに痛めてしまった!?と心配する程の痛がりよう。
スレーターの腕攻めのバリエーション、
ピットのリアリティーある表現が光りましたが、
ここまで突き詰める中で少し犠牲になっている要素もあるので、
最後のフィニッシュはF5にせず、
この試合ならではのフィニッシュにしたかったですね。
中々良い試合。
(執筆日:1/?/21)
AEPWヘビー級王座戦、アイアン・マン・マッチ:デイヴィス・ストーム(ch)vs.クリス・ヴァイス(11/19/16)
出だしは微妙。
ヘッド・シザースのミスがありましたし、
介入してくる女子マネも稚拙です。
体格の良いヴァイスが基本的優位にあるイメージを作れただけで
この15分に限れば時間の無駄遣い。
ただデイヴィスがロープを使った腕攻めで反撃開始したところから
しっかりとヒールらしさが出てくると
このカードのあるべき姿に寄ってくる。
そしてこの試合が一転輝くところまで行ったのは
デイヴィスがDQで0-2になることを覚悟して椅子攻撃に行く展開時。
インターバルに椅子を滅多打ちにした際に
ヴァイスが大流血、それはリングに血痕が残るほど。
これがデイヴィスの悪辣漢ぶり、
ヴァイスの怪物っぷりを際立たせることになりました。
フォールが決まるポイントの時間的タイミングも良く、
だれることもなくスムーズに展開できた印象です。
残り3分から試合後の他の選手による挑戦権行使・王座移動の演出もあり、
団体初の60分アイアン・マン・マッチをまずは成功させたといって良いでしょう。
ただ同じことを30分に凝縮してやれば
クオリティは間違いなくあがって好勝負も狙えたかも。
中々良い試合。
(執筆日:1/?/19)
注目試合の詳細
なし試合結果
@EPWヘビー級王座戦:マーカス・ピット(ch)vs.ダミアン・スレーター(4/16/16)AEPWヘビー級王座戦、アイアン・マン・マッチ:デイヴィス・ストーム(ch)vs.クリス・ヴァイス(4-4)(引き分け)(11/19/16)