Others:Copa de Maestros 4/15/12の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | なし |
実際は3/31/12収録のようです。
@1回戦:ピラータ・モルガンvs.ヴィジャノIV
ピラータは体力的に厳しいところもあるのだろうけれど
技の使い方が上手く1つの技でしっかり印象を作り出しているから
省エネで試合を構成していきました。
一方のヴィジャノはピラータのような
上手い誤魔化し方ができていない様子。
特にミスをしたとか脚を引っ張ったということはないけれど物足りない。
平均より少し上。
A1回戦:マスカラ・アニョ2000vs.マスカラ・サグラダ
こちらは攻めに幅なくほぼ張り手一択。
まあこれがマスカラ・アニョ2000のスタイルで特に歳のせいでもないでしょうけどね。
張り手を打ち合った後丸め込み合戦で決着。
たいした内容ではないですが
張り手は意外に鋭くアニョ2000の胸は内出血していましたね。
少し悪い試合。
B1回戦:エル・ダンディvs.フエルザ・ゲレラ
感情を技の攻防に込めることができる。
ダンディのリベンジの理を使っての緩急のセンスは流石だし、
フエルザも外しで対抗し良く分かっている。
しかしスーパープレックスとはいえ3分もせずに終わったのは拍子抜け。
平均レベル。
C1回戦:ネグロ・ナヴァーロvs.ソラール
レスリングの緊張感、ジャベの強烈さ。
改めて群を抜いている対決です。
スピーディーに定型の流れにのっていきますが
ちょっとしたところでジャベを狙うから実は片時も油断できない。
またこの試合は普段の数え歌よりも抵抗しての鬩ぎ合いが目を引く。
おそらく短い試合になることを考慮してなのでしょうが
それにより緊張感の高い戦いに昇華している。
ソラールがアーム・ドラッグ、ヘッド・シザースで体力を削り仕留めにかかります。
それをナヴァーロが凌いで丸め込みにより勝利。
上記で短い試合と記載しましたが今大会では異例の9分もありましたね。
良く分かっている。
2人の対決を堪能させて頂きました。
中々良い試合。
D準決勝:ヴィジャノIV vs.マスカラ・サグラダ
冒頭で両者がトペ。
それによって一気にショート・カットしヴィジャノがカウンターのジャベでフィニッシュ。
物は悪くないんですが短すぎる。
悪い試合。
E準決勝:フエルザ・ゲレラvs.ネグロ・ナヴァーロ
フエルザがゴングを待たずにナヴァーロに襲いかかります。
ナヴァーロは今尚トップ・ルチャドールということで
特に配慮することなく場所を移動しながら王道の追い込みを見せます。
ナヴァーロは控えめながら一瞬で決めうる性質のジャベを持っているからというスタンスでしょうね。
少し悪い試合。
F決勝:ヴィジャノIV vs.ネグロ・ナヴァーロ
ヴィジャノは決勝のために体力を温存していたのでしょうね。
これまでの試合より精力的に動き、
ナヴァーロの動きを封じながらジャベの攻防においても上回る。
ナヴァーロは完全に気圧されている状態。
ここからどう動くかと注目していたらヴィジャノが押し切り。
ナヴァーロが技術的に負けていないことは周知の事実で
決勝と言う舞台を考えるとこの展開には首を傾げるところがあります。
しかし同時にこの展開に説得力がある程決勝のヴィジャノは気迫がありましたね。
まあまあ良い試合。
総評
去年のマエストロ・タッグ・トーナメントも面白かったけれどもシングルも良いですね。
良くも悪くもソラールvs.ナヴァーロが飛びぬけていましたがあれですけど。
DVD Rating:★★☆☆☆
(執筆日:5/5/12)
注目試合の詳細
なし試合結果
@1回戦:ピラータ・モルガンvs.ヴィジャノIVA1回戦:マスカラ・アニョ2000vs.マスカラ・サグラダ
B1回戦:エル・ダンディvs.フエルザ・ゲレラ
C1回戦:ネグロ・ナヴァーロvs.ソラール
D準決勝:ヴィジャノIV vs.マスカラ・サグラダ
E準決勝:フエルザ・ゲレラvs.ネグロ・ナヴァーロ
F決勝:ヴィジャノIV (優勝!)vs.ネグロ・ナヴァーロ