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Lucha Memes:Best of Lucha Memes 2021の分析


名勝負 ジョナサン・グレシャムvs.アラミス(1/22/21)
好勝負 アラミスvs.ダニエル・ガルシア(4/18/21)

@トニー・デッペンvs.リッキー・マルヴィン(1/22/21)
 デッペンが誇張されたヒール像を披露した上でレスリング。
 
 マルヴィンはデッペンを観客席に投げて叩きのめしつつ
 テクニカルな脚攻めも見せて経験豊かなバランス取り。

 デッペンも同じように破壊的な腕攻め。
 
 意図をもって変化させつつ一本筋を通します。
 お互い考え方が似通ってスイングしていますね。

 見応えのある一戦でした。

 好勝負に少し届かず。
 
Aジョナサン・グレシャムvs.アラミス(1/22/21)
 米墨テクニシャン対決。

 均衡したレスリングの変転は
 プロレスの演舞に基づきつつ、
 予定調和にならない独創的な変化を見せます。
 
 細かく韻を踏みつつどう変わるか読ませない。
 本当に笑ってしまうような切り返し合いです。

 これを乱れなく調和させて実現させるとは驚き。

 レスリング・ファンには夢のような時間でした。

 2021年のレスリング・マッチでは一番の出来になるかも。

 ぎりぎり名勝負。

Bアラミスvs.ダニエル・ガルシア(4/18/21)
 基本に裏打ちされつつ
 その鋭い動きで凄さが分かりやすく伝わるレスリング。

 グラウンドから高低の動きを混ぜ
 テンポを上げていく展開もお見事。

 美しい攻防ですね。

 レスリングから離れてからも足を使って
 攻防に広がりを持たせています。

 主導権を掴んだガルシア。
 感情豊かなメキシコの観客に働きかけるのは良かったですね。

 ただ、ここから観客をのせることの優先順位を上げたり、
 攻防の中で張り合い要素を押し出したり変化する中で
 攻防の精度が落ち、乱れた感はありましたね。
 決して体は大きくないので、
 ファイティング・スピリットのぶつかり合いもそこまでインパクトはない。

 課題点は抱えていますが、両者ストイックに向き合って素晴らしい試合としました。

 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:4/?/21)

Cブラック・テリーvs.リッキー・マルヴィン(4/25/21)
 リッキーが握手求めつつ不意打ち。
 鉄柱にぶつけ椅子を叩きつけテリーを流血させます。
 熟練のアピール力も冴えていましたね。

 テリーが気持ちを振り絞りヘッド・バットに攻撃的な蹴り。
 打撃戦になり盛り上がりましたね。

 それぞれ中盤では木箱を思いっきり叩きつけ、
 セット・アップされた上でリングに戻るとお互い顔に打ち込む拳合戦。

 一部テリーの歳故に緩さも感じましたが、
 テリーの持ち味が発揮された試合でした。

 好勝負に届かずも中々良い試合。
 (執筆日:12/?/21)

Dアーレスvs.ウルティモ・ゲレロ(9/21/21)
 ウルティモが熟練の動かし方。

 アーレスも技術で負けていない所見せますが、
 世代の壁、お互い簡単には譲りません。

 場外で打撃を打ち合ったりと
 お互い会場人気も高く盛り上がりましたね。

 形式的な展開の中に両者の意地も見えました。

 飛びぬけなくても一定の成果は出した内容。

 平均的な良試合です。
 (執筆日:4/?/22)

Eジョナサン・グレシャムvs.ネグロ・ナヴァーロ(10/19/21)
 対話があって一つ一つレスリングを動かし続けれる技量を見せています。
 手のあった攻防で今ナヴァーロをここまで引き出せるのはグレシャムぐらいなのではないかと思わせます。

 一方で前半は見応え十分でしたが、
 後半決着を見据えた攻防に質の変化が求められる中では
 ナヴァーロの切れ味という点での弱さは
 このサブミッションで決まるかもしれない、という説得力に欠けるのは否めない。

 それでもナヴァーロ好きはかなり楽しめる内容に仕上がっていますので要チェック。

 好勝負に届かずも中々良い試合。
 (執筆日:11/?/21)


注目試合の詳細

なし

試合結果

@トニー・デッペンvs.リッキー・マルヴィン(1/22/21)
Aジョナサン・グレシャムvs.アラミス(1/22/21)
Bアラミスvs.ダニエル・ガルシア(4/18/21)
Cブラック・テリーvs.リッキー・マルヴィン(4/25/21)
Dアーレスvs.ウルティモ・ゲレロ(9/21/21)
Eジョナサン・グレシャムvs.ネグロ・ナヴァーロ(10/19/21)