IWRG:Best of IWRG 2018の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | なし |
@3本勝負:リッキー・マルヴィンvs.ドクトル・セレブロ(3/5/18)
(3/4/18収録)
ベテランの妙を感じさせる
じっくりとしたレスリングでスタート。
プロレスの王道的内容ですが
細かな部分でルチャらしさがあります。
セレブロがバック・ブリーカーから腰攻め。
場所を適切に使い分けながらの構築は良いですね。
ロープ・ブレイクを見逃されセレブロが勝利。
シンプルながら味わい深い内容でした。
好勝負に少し届かず。
Aスペル・リブレ:リッキー・マルヴィンvs.ドクトル・セレブロ(3/12/18)
(3/11/18収録)
セレブロが脚狙い。
前回と比べると構築能力低めですね。
抗争の繋ぎの試合という性格が出すぎています。
セレブロがマルヴィンを流血にも追いやって4の字を狙うも
マルヴィンが抵抗しジャベに切り返して逆転。
まあまあ良い試合程度。
BIC王座戦、3本勝負:ドクトル・セレブロ(ch)vs.リッキー・マルヴィン(3/18/18)
グラウンドで時間をかけた後、ロープ・ワークへ。
不意を突いた押さえ込みでマルヴィンが先取です。
マルヴィンが腕狙いで追い込みますが、
ロープを使う工夫は良いですし、
抵抗するセレブロにヘッド・バッドを叩き込んだりと
これまで紡いだ遺恨をしっかり表現できていますね。
相手の反撃の可能性を感じさせた上で潰している。
テンポと技使いも良いですよ。
セレブロがカウンターからジャベでフィニッシュ。
ルチャにおいて2本目は意味ないぐらい軽いことが多いですが、
この試合の2本目の意味合いが非常に強い。
3本目。
セレブロがラフ・ファイトでリベンジ。
雰囲気が高まった中でマルヴィンがトペ炸裂。
素晴らしい試合になることが確約されましたが、
ここで入れ込んできたのが
両セコンドを絡めてチープ・フィニッシュ。
次のコントラ戦に繋げるためとはいえこれは勿体無かった。
好勝負に少し届かず。
Cカベジェラ・コントラ・カベジェラ、3本勝負:ドクトル・セレブロvs.リッキー・マルヴィン(3/26/18)
(3/25/18収録)
マルヴィンが前回のリベンジで入場中のセレブロを襲撃。
脚を攻めていきますが、セレブロがカウンターからジャベを決め1本。
2本目に入るとセレブロがそのままラフ・ファイト。
場外に出て観客との一体感を高めたのは良いですね。
腕狙いも厳しく感情移入を促します。
セレブロがトペを決め、まさかの2-0を思わせた所で
マルヴィンのセコンドが乱入して椅子攻撃。
これによりセレブロが流血し、マルヴィンの逆転に繋がります。
3本目。
それぞれ1本目、2本目の過程を生かして厳しい攻め。
最後のフィニッシュも説得力がありました。
ただ、いつものルチャの感覚で見ていると
この前の試合と同じく3本目の試合時間割合が低く、
あれ?もう終わりという印象があります。
この前の試合と同じくストーリー・テリングは素晴らしいので、
両立していたら更に凄い試合になったはずなのに。
好勝負に少し届かず。
(執筆日:4/?/18)
D3本勝負:LAパーク、イホ・デル・LAパークvs.ルーシュ、ドラゴン・リー(6/17/18)
リングに入る前から場外戦。
相変わらずコントロールの利かない乱戦を見せてくれます。
まずはルーシュ、リーがドミネイト。
そのまま1本目を先取します。
2本目も引き続きルーシュ、リーの支配。
ベルトを叩きつけたりと煽ります。
これを受けてパークが反撃開始。
常軌を逸した頭突きでルーシュと双方流血。
この狂気はパークにしか見せられませんね。
倍返しからジャベを決め1-1。
3本目。
ヘッド・シザースを着地しあう演舞に
ルーシュとパークの細かな一進一退。
見応えがあり悪くは無いものの
乱戦要素がなくなりリングでの攻防のみなので
少し落ち着いてしまった印象。
フィニッシュはレフェリー絡みですが、
抗争中にふさわしいネタで個人的にはアリ。
好勝負に届かずも中々良い試合。
(執筆日:7/?/18)
注目試合の詳細
なし試合結果
@3本勝負:リッキー・マルヴィンvs.ドクトル・セレブロ(2-1)(3/5/18)Aスペル・リブレ:リッキー・マルヴィンvs.ドクトル・セレブロ(3/12/18)
BIC王座戦、3本勝負:ドクトル・セレブロ(ch)vs.リッキー・マルヴィン(2-1)(3/18/18)
Cカベジェラ・コントラ・カベジェラ、3本勝負:ドクトル・セレブロvs.リッキー・マルヴィン(2-1)(3/26/18)
D3本勝負:LAパーク、イホ・デル・LAパークvs.ルーシュ、ドラゴン・リー(2-1)(6/17/18)