CRASH Wrestling:Best of CRASH 2018の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | レイ・ミステリオJr.、ペンタゴンJr.、レイ・フェニックスvs.CIMA、エクストリーム・タイガー、レイ・ホーラス(2/16/18) LAパークvs.フェニックス(4/14/18) ダガvs.ハチセロ(9/8/18) 30分アイアン・マン・マッチ:ハチセロvs.ダガ(10/6/18) |
①ダガ、Masada、ペンタ・エル0M vs.べスティア666、ガルザJr.、メカ・ウルフ450(1/20/18)
軽快な演舞と場外戦。
煽って焦らしてからMasadaが椅子攻撃を放ちます。
ここからラダーにボードまで出てくるハードコア・スタイルに。
蛍光灯ボードまで使う流血戦にまで行ったのには驚き。
カットも凶器攻撃という荒れ模様でした。
ただトリオなのでもう少し密度高めれるはずで、
トラップを用意している空き時間は埋めるべきでした。
観客カメラの映像で、それには向いていない系統の内容でしたが、
上質な乱戦であることは十分伝わりました。
好勝負に届かずも中々良い試合。
②レイ・ミステリオJr.、ペンタゴンJr.、レイ・フェニックスvs.CIMA、エクストリーム・タイガー、レイ・ホーラス(2/16/18)
(カットあり)
ベテラン大スターが混じるカードながら
特に不一致はなくテンポ良くアクションを繰り広げていきます。
後半への起点としてミステリオvs.CIMAが据えられたのも嬉しかったですね。
トリオのリング制圧シーンを挟んでから
トリオならではの入り乱れあいに展開、と
ちゃんと構成にも気を使っていることが分かります。
ただ結構細かくムーブの間をカットする編集のため
間の処理が適切にされているかは不明です。
終盤は派手な合体技、ダイブが乱れ飛び
大きく盛り上がりました。
中でもペンタゴンの切り返し合い、
タイガーとホーラスの派手な技が目立っていましたね。
ぎりぎり好勝負。
③レイ・フェニックスvs.フラミータ(4/6/18)
去年の数え歌。
wmウィークエンドにふさわしいカードですが、
如何せん5分というのは短すぎますね。
この二人のお約束の演舞から
1ムーブ・カウンター合戦で凄いものを見せてくれますが、
堪能して味わうまでには時間が余りに足りません。
中々良い試合。
④LAパークvs.フェニックス(4/14/18)
今最も売れているといっても良いフェニックスがリビング・レジェンドと対決。
まずはパークが容赦なく観客席にボディ・スラムなど
自分の乱闘スタイルを押し付けます。
一方的な攻めですが足使い、空間把握能力で成立させているのは見事。
ようやく反撃の糸口を見出したフェニックスがトペコンを放つも
パークがエプロンでスナップ・スープレックスにトペと更なる追い討ち。
繊細な攻防こそないですが、ダイナミックに魅せてきますね。
クライマックスもパークがダーティ・ワークで
フェニックスを封じ込めて見せました。
今乗りに乗っているフェニックス相手に
パークがキャリアの深さで飲み込んだ凄い試合です。
ぎりぎり好勝負。
⑤レイ・フェニックスvs.フラミータvs.レイ・ホーラスvs.バンディード(4/15/18)
(カットあり)
今の時代の最先端を行くルチャの4人。
1vs.1をつないで行く4ウェイとしては単純な内容ですが、
その前後のシーンに比べて見劣りしない
印象的なハイ・フライをそれぞれが提供し続けます。
後半は普段タッグを組んでいるバンディード、フラミータの連携や
カットにより加速度を増した打ち合いが見られます。
ただ4連続ダイブとか更なる派手な見せ場作りはできたはずで
スポット・フェストはスポット・フェストでも
もう一工夫欲しかったところですね。
好勝負に届かずも中々良い試合。
(執筆日:5/?/18)
⑥ピート・ダンvs.ダガvs.ドラゴン・ リー(8/3/18)
ピートがCRASH参戦。
敢えてハイフライに合わせず関与。
ダガはパワフル・ムーブで、
リーはハイ・フライで三者差別化されています。
リーが少しテンション高すぎて
他との合わせ方が硬くなっているきらいもありますけどね。
3ウェイムーブもアクセントで入っている。
12分なので表層的に留まっているものの十分面白い。
リーが少し攻防の合わせ方が硬かったのも惜しまれる。
中々良い試合。
②ダガvs.ハチセロ(9/8/18)
ハチセロの印象的なジャべをポイントに起きながら構築。
ベースのやり取りも上質なレベルになっている。
ロープ・ブレイクから
ショルダー・タックルの受けあい等に転換。
これが微妙な時がルチャではしばしばありますが、
今回は型を活かしつつ自由闊達な表現が出来ていて面白い。
勢いをつけるとステージ・スポットまで加わり、
何が起こるかわからない攻防に。
一つにまとまらない形でスイングした素晴らしい試合。
ぎりぎり好勝負。
③30分アイアン・マン・マッチ:ハチセロvs.ダガ(10/6/18)
(カットあり)
ハチセロが濃厚サブミッション。
ダガはまったりモードで焦点をずらそうとするも
それに対してハチセロが荒々しい攻めでお見事な〆。
上質なストーリーで1本目を約10分にまとめました。
ステージ・スポットを挟み
アイアン・マン・マッチにふさわしい激闘模様に。
ダガも形を作って追いつき20分経過を前に1-1。
再びステージ・スポットで今度はダガがやり返し。
ダガがヒーリッシュなネガティブな感情での攻めは魅力的。
ただ意思疎通に課題がありますね。
ハチセロは全編を通して優れたワークを見せていたものの
ダガの細部の粗さが気になりました。
また、1/3弱細かくカットする編集も不満でしたね。
ぎりぎり好勝負。
(執筆日:12/?/18)
注目試合の詳細
なし試合結果
①ダガ、Masada、ペンタ・エル0M vs.べスティア666、ガルザJr.、メカ・ウルフ450(1/20/18)②レイ・ミステリオJr.、ペンタゴンJr.、レイ・フェニックスvs.CIMA、エクストリーム・タイガー、レイ・ホーラス(2/16/18)
③レイ・フェニックスvs.フラミータ(4/6/18)
④LAパークvs.フェニックス(4/14/18)
⑤レイ・フェニックスvs.フラミータvs.レイ・ホーラスvs.バンディード(4/15/18)
⑥ピート・ダンvs.ダガvs.ドラゴン・ リー(8/3/18)
②ダガvs.ハチセロ(9/8/18)
③30分アイアン・マン・マッチ:ハチセロvs.ダガ(2-1)(10/6/18)