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Highspots:LA PARKA Disc Fiveの分析


名勝負 なし
好勝負 なし

約1時間35分です。

@ストリート・ファイト:ラ・パルカvs.シベルネティコ
 (カットあり、日本語字幕あり)
 (これだけ2代目のパルカですね)
 AAA正規軍のパルカとLLLの首領シベルの抗争は
 最大のヒット商品になりましたが同時にAAAのエンタメ路線を完全に決定づける、という弊害もありました。
 この試合もそう。
 「完全優位のシベルにマネージャーのサラサールが椅子を渡す。
 会場をつれまわす。
 チェスマンが加わりパルカにテーブル葬を狙うも避けられ自爆。
 シベルがパルカをリングに戻す。
 反撃したパルカのマスクを剥ぐ。
 それでもパルカはロー・ブローを決めカバー。
 レフェリーが邪魔するサラサールを追い払いカウント3。」
 この7行の文字列を読むのと彼らが実際にプロレスをするのと面白さが変わらない、とんでもない代物です。
 前半にカットがある分このカードにしては冗長だと感じないが悪い試合には変わりない。

A3本勝負:LAパーク、アトランティス、リスマルクJrvs.ウルティモ・ゲレロ、タルザン・ボーイ、レイ・ブカネロ
 パルカはWCWに移籍。
 メヒコに戻った頃にはAAAが生み出した二代目パルカがすっかり定着しています。
 そのために初代パルカは名前とデザインを軽く変えて活動を行っていく事になります。
 またL以降はCMLLからの試合になります。

 1本目は余りに速い決着であっけない。
 2本目はルード支配。
 3本目でパークがあっさりと反撃してしまいその後もなんてことのない攻防です。
 悪い試合。 

B3本勝負:LAパーク、ヴァンピーロ、ショッケルvs.ウルティモ・ゲレロ、タルザン・ボーイ、ブラック・ウォーリヤー
 1本目は入場時にルードが襲いかかり優勢に。
 ヴァンピーロはやる気がなくルードに軽く加勢するだけでリングに入ろうとしない役回り。
 それが何故かパーク、ショッケルが反撃すると普通にウォーリヤー相手に戦いだす、という意味不明な展開が始まります。
 パーク、ショッケルが怒ってヴァンピーロと交代せず戦い続けさせます。
 これでヴァンピーロがやられて2−0という盛り上がらない内容です。
 ひどい試合。 

C3本勝負:LAパーク、ブラゾ・デ・プラタ、ショッケルvs.ブラック・タイゲル、奥村重雄、田口隆介
 (日本語実況つき)
 パーク、ショッケル(何故か特殊メイクをしています)が意外にキビキビした動きを見せているし
 日本人ルードも空気を読んで確かな働きです。
 プラタ、タイゲルはいつも通り。
 只もう少しタイゲルに活躍させたいし3本目の盛り上げでもう一押し欲しいですね。
 平均レベル。

D3本勝負:LAパーク、グローンXXX、リスマルクJr vs.オリンピコ、レイ・ブカネロ、ウルティモ・ゲレロ
 (日本語実況つき)
 木偶のグルーンに魅力薄のパークとリズマルクJr。
 この面子相手にロス・ゲレロスが接待して作り上げた、という内容です。
 少し悪い試合。

E3本勝負:LAパーク、ブロンコ、エレクトロvs.レイ・ブカネロ、タルザン・ボーイ、ウルティモ・ゲレロ
 (日本語実況つき)
 スポットながらもテクニコが形を作ってきたので
 ゲレロスが手綱を緩めたんですが疲労によりテクニコの動きが落ちてきて・・・。
 少し悪い試合。

総評(ディスク3〜5まとめて)
 キャラを完成させてコメディー系のスポットを取り入れるようになったのは
 決して悪い事ではないんですが
 その役割を果たして、尚且つ素晴らしい試合になったのが1つも収録されず。
 後半はAAAの劣化と共に、パルカ自体もキャラだけになっていくので予想通りの低クオリティです。
 ルチャがHighspotsの土俵でないのは分かるけどねぇ。
 (執筆日:9/12/09)
DVD Rating:☆☆☆☆☆
 (執筆日:9/12/09)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@ストリート・ファイト:ラ・パルカvs.シベルネティコ
A3本勝負:LAパーク、アトランティス、リスマルクJr vs.ウルティモ・ゲレロ、タルザン・ボーイ、レイ・ブカネロ(2−1)
B3本勝負:LAパーク、ヴァンピーロ、ショッケルvs.ウルティモ・ゲレロ、タルザン・ボーイ、ブラック・ウォーリヤー(2−0)
C3本勝負:LAパーク、ブラゾ・デ・プラタ、ショッケルvs.ブラック・タイゲル、奥村重雄、田口隆介(2−1)
D3本勝負:LAパーク、グローンXXX、リスマルクJr vs.オリンピコ、レイ・ブカネロ、ウルティモ・ゲレロ(2−1)(DQ)
E3本勝負:LAパーク、ブロンコ、エレクトロvs.レイ・ブカネロ、タルザン・ボーイ、ウルティモ・ゲレロ(2−1)