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CMLL:Best of Mini 2017の分析


名勝負 なし
好勝負 ガジート、ミクロ・マンvs.ミヘ、ぺリコ・ザカリアス(6/30/17)

@ガジート、ミクロ・マンvs.ミヘ、ぺリコ・ザカリアス(4/30/17)
 新時代ミニ・ルチャドールのデビュー。
 デビューとあってまずはアピール多めに
 しっかり認知、集中してもらうための土台作り。
 ミヘが特に意識高く持っていますね。
 続いてルードが2対1で削っていった後、
 テクニコが反撃しアピール合戦。
 この展開の流れは早くも定型化できていますね。
 まだまだ繋ぎの部分は少し弱いですが。
 花道に出ると階段4段目からダイブ。
 クライマックスは同時ムーブを使って盛り上げました。
 97年ミニの全盛期と違って
 ムーブ上の強みはほとんどありませんが、
 展開・構成で勝負できているのは素晴らしい。
 好勝負に少し届かず。

Aガジート、ミクロ・マンvs.ミヘ、ぺリコ・ザカリアス(5/6/17)
 ルードが2対1で甚振るシーンから
 テクニコ反撃、アピール合戦と
 展開は自分たちの定型を活かして。
 ただこの試合だけの特別性はまったく見られず。
 最後の倒立してのボディ・スラムが
 セカンド・ロープではなくトップ・ロープだったくらいでしょうか。
 まあまあ良い試合。

Bガジート、ミクロ・マンvs.ミヘ、ぺリコ・ザカリアス(Tijuana 6/14/17)
 屋外会場ということで熱が発散しやすい中、
 丁寧に行っていたのは好感が持てますね。
 個々の攻防の精度もそれに伴って上がっている。
 ただ最後のロー・ブローがばれて、というのは定型ですが、
 ちょっと絵にならずイマイチ。
 まあまあ良い試合。

Cガジート、ミクロ・マンvs.ミヘ、ぺリコ・ザカリアス(6/18/17)
 CMLLビッグ・イベントとあって気持ちがのっていますね。
 細かな絵作りがいつもより上手く出来ています。
 確認できる範囲内ですがマスク剥ぎも初めて行っていますし、
 ステージのダイブも2人同時に行う特別仕様。
 遺恨戦の趣が出ていますね。
 しかしこのダイブ後はミス・ムーブが出たりと
 少し精細を欠く内容。
 激戦を演出するためにキャプテン・ルールを持ち出しますが、
 ムーブで勝負できないこのミニ4人には逆効果だったと思います。
 平均的な良試合。

Dガジート、ミクロ・マンvs.ミヘ、ぺリコ・ザカリアス(6/30/17)
 (カットあり)
 数え歌が遂に一つの完成を迎えました。
 それまでの試合から何か新しいことをした訳ではないですが、
 精度を向上させ、展開の移行もスムーズ。
 できない中でどう魅せるかを良く彼らは考えれています。
 しかし所詮ミニだよね、というインパクト不足が欠点としてある中で
 ラインを超えさせたのはやはりミクロ・マンの存在ですね。
 ミニの中でもかつてなく小さいミクロ・マン。
 その赤ちゃんを彷彿とさせるよちよち歩きは
 万国共通の絶対的テクニコになれる素養を秘めています。
 素晴らしい試合でした。
 ぎりぎり好勝負。

Eガジート、ミクロ・マンvs.チャミュエル、ミヘ(9/12/17)
 テクニコ/ルードの役割をしっかり遂行。
 スケールのない部分は否めないものの
 会場の雰囲気のコントロールがとにかく見事。
 上手く焦らしつつ一進一退で
 理想的な盛り上げ方を見せてくれました。
 好勝負に少し届かず。

 (執筆日:12/?/17)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@ガジート、ミクロ・マンvs.ミヘ、ぺリコ・ザカリアス(4/30/17)
Aガジート、ミクロ・マンvs.ミヘ、ぺリコ・ザカリアス(5/6/17)
Bガジート、ミクロ・マンvs.ミヘ、ぺリコ・ザカリアス(DQ)(Tijuana 6/14/17)
Cガジート、ミクロ・マンvs.ミヘ、ぺリコ・ザカリアス(6/18/17)
Dガジート、ミクロ・マンvs.ミヘ、ぺリコ・ザカリアス(6/30/17)
Eガジート、ミクロ・マンvs.チャミュエル、ミヘ(9/12/17)