CMLL:Best of 2013 Part.2の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | なし |
@レイ・デル・エイアー準決勝:ラ・ソンブラvs.ラ・マスカラvs.タイタンvs.イホ・デル・ファンタズマvs.レイ・コメタvs.デルタvs.ストゥーカJr.vs.サグラドvs.アヴェルノvs.ユーフォリアvs.ドラゴン・ロホJr.vs.ミステル・アギラvs.ポルヴォラvs.ナマハゲvs.フェリノvs.ティグレ(2/1/13)
序盤の攻防から目を見張るものを提供できている。
ソンブラとロホの攻防はそれ自体シンプルながら
高度な読み合いが裏にあることを感じさせる。
ポルヴォラはプロレスの組み立て方が分かっている。
ファンタズマの花道からリングへのダイブを皮切りに連続ダイブ。
2対1スポットにつなげ最初の脱落です。
オーソドックスながら良い流れですね。
場外乱闘を挟みテクニコ/ルードの意識づけをしたことが効果的に働いている。
見方がびしっと定まっています。
その直後にナマハゲがレフェリーの気をそらしてのロー・ブローを繰り出したのもにくい。
そんなズルしたナマハゲにトップ・スターのソンブラが相対するのだから盛り上がりますね。
ソンブラは意図的に体勢を維持して大物感を作り出していますね。
フロー感に身を任せつつも意識的に入れ替えを行いアクセントをつけ、
テンポ良く脱落で人員を整理しています。
こういう場で広範な技能を見せれる選手がまだちょっと足りないかな、というところもありますね。
ソンブラ中心に終盤の見せ場は集約させていきました。
ただギアを上げられるクライマックスが上がりきらなかった。
やはりタイタンが足取りとか間とか甘い部分が露呈されたのが大きい。
ソンブラ勝利も貫録勝ちという印象でしたね。
好勝負に届かずも中々良い試合。
Aマスカラ・コントラ・カベジェラ、3本勝負:レイ・コメタJr.、ストゥーカJr.vs.ナマハゲ、奥村重雄(3/15/13)
ルードのラフ・ファイトによる支配でスタート。
別にそういう始まり方は良いんですが
目を引くスポットで掴みが欲しいですね。
テクニコが同時トペコンを決めるがこの技の見栄えは普通。
一進一退からルード側が取ります。
2本目。
ルード支配から。
複雑な場外サンセット・フリップ・スポットは面白かった。
しかし3段4段と組み合わせるのは無茶しすぎでしたね。
それならアイディアを分散させ最低限の数を用意すべきだった。
3本目。
様々なダイブの見せ方を要所に配置し、
誤爆や介入などで変化をつけていました。
良質ではあるものの特筆すべき試合ではなかった。
平均的な良試合。
(執筆日:3/2/13)
Bライトニング・マッチ:レイ・エスコルピオンvs.マスカラ・ドラダ(4/6/13)
ステージ・ダイブからリングへの飛びつきヘッド・シザース、トペと最初から飛ばしていきます。
後半からエスコルピオンも技を出して攻防。
受け切ってという形ではなく、
ドラダの技は単なるスポット・フェスト的位置づけ。
ただここに取り上げるぐらいの価値はある。
ドラダの凄い技が一通りパッケージされており、
今年のし上がってきたエスコルピオンの能力も垣間見えますからね。
平均より少し上。
(執筆日:4/13/13)
C3本勝負:ブラック・テリー、ネグロ・ナヴァーロ、ヴィジャノIVvs.アヴェルノ、ブルー・パンテル、ショッケル(4/7/13)
テリー、ナヴァーロの参戦とあって渋いジャベの攻防を見せます。
中でもパンテルとナヴァーロの攻防は最高でしたね。
ただヴィジャノは太りすぎで厳しかったですね。
アピール力のあるショッケルが主に相手をすることでそんなに問題にならないようにしていましたが。
2本目以降はハイ・フライ比率が高くなっていきましたが
それでも細かいところでテクニックが光りました。
好勝負に少し届かず。
Dカベジェラ・コントラ・カベジェラ:ナマハゲvs.レイ・コメタ(4/26/13)
ナマハゲが奇襲から大会場にも伝わるアピール。
プッシュされて大きな舞台を勝ち取った者特有の勢いを感じさせ、
未熟な部分もあるものの気にさせることはありません。
技や受身が鋭い強みもありますね。
カウンターのパワー・ボムでナマハゲが先取。
花道、ステージでコメタが定番のダイブを見せると
その流れのままリングに戻ってジャベで1−1。
3本目はコメタがリングを広く使って飛び回ります。
ナマハゲはテクニコ/ルードのバランスを良く理解し、
テクニコのムーブを引き出すことに重きを置いていますね。
一方で、ここぞではスピード感出して応酬する。
もう一歩踏み込んで融合ができればと思うが
ナマハゲのキャリアを考えると良くこのビッグ・マッチを務めたと手放しで褒めるべき内容。
中々良い試合でした。
E3本勝負:中邑真輔、ネグロ・カサス、フェリノvs.マスカラ・ドラダ、ティタン、ルーシュ(5/12/13)
フェリノは依然として俊敏さがピカイチですね。
カサスもまた衰えを全然感じさせない。
中邑もルーシュが相手をしていることもありますが
彼の魅力である絵作りで貢献していました。
テクニコ側はドラダ、ティタンが技で見せ、
ルーシュは中邑に対し激しい突っかかりを見せました。
ただ融合という面では一歩、二歩も踏み込みきれておらず、
本来の爆発力を出し切れていない感があります。
それぞれの〆も弱い印象があったのも残念。
平均的な良試合。
Fライトニング・マッチ:ヴィルスvs.ブルー・パンテル(5/12/13)
体勢を入れ替えながらジャベの応酬。
立体性の出し方、切り返しのスピード感も素晴らしかった。
テクニシャン同士の期待通りの内容ですが
ライトニング・マッチということで10分の時間制限があるのが全て。
是非リマッチを。
平均的な良試合。
(執筆日:5/?/13)
注目試合の詳細
なし試合結果
@レイ・デル・エイアー準決勝:ラ・ソンブラvs.ラ・マスカラvs.タイタンvs.イホ・デル・ファンタズマvs.レイ・コメタvs.デルタvs.ストゥーカJr.vs.サグラドvs.アヴェルノvs.ユーフォリアvs.ドラゴン・ロホJr.vs.ミステル・アギラvs.ポルヴォラvs.ナマハゲvs.フェリノvs.ティグレ(2/1/13)Aマスカラ・コントラ・カベジェラ、3本勝負:レイ・コメタJr.、ストゥーカJr.vs.ナマハゲ、奥村重雄(2-1)(3/15/13)
Bライトニング・マッチ:レイ・エスコルピオンvs.マスカラ・ドラダ(4/6/13)
C3本勝負:ブラック・テリー、ネグロ・ナヴァーロ、ヴィジャノIVvs.アヴェルノ、ブルー・パンテル、ショッケル(2-1)(4/7/13)
Dカベジェラ・コントラ・カベジェラ:ナマハゲvs.レイ・コメタ(2-1)(4/26/13)
E3本勝負:中邑真輔、ネグロ・カサス、フェリノvs.マスカラ・ドラダ、ティタン、ルーシュ(2-1)(5/12/13)
Fライトニング・マッチ:ヴィルスvs.ブルー・パンテル(10分時間切れ)(5/12/13)