TOPルチャ・リブレCMLL 2011年 →CMLL:FSE 8/19/11, 8/26/11 & 9/2/11

CMLL:FSE 8/19/11, 8/26/11 & 9/2/11の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

SlamBamJam製。
約2時間15分です。

(カメラ・ワークが細かく変化するので見ていて疲れます)
8/19/11の大会(アレナ・メヒコ)より
@3本勝負:ドラゴン・リー、メタル・ブランコ、パラシオ・ネグロvs.カンセルベロ、ラジエル、ヴィルス
 テクニコは技がちゃんと当たってない事もしばしば。
 特にリーは技を確実に行える状態に仕上げていないのが伝わってくるレベル。
 これではルードもまともにリーと攻防を行えません。
 カンセルベロとラジエルはチームを組んでいるものの
 ここぞですぐに求められている物を出せるよう
 完成度を高めなければいけませんね。
 ヴィルスは若手の中に放り込まれて手持無沙汰でした。
 悪い試合。
 
A3本勝負:アトランティス、デルタ、ゲレロ・マヤJr vs.ドラゴン・ロホJr、レイ・エスコルピオン、ウルティモ・ゲレロ
 1本目はゲレロらの奇襲でスタートすると、そのままあっさりフィニッシュ。
 2本目はルード支配継続でゲレロがコーナー上で倒立してドロップ・キック、と
 いつもの簡易テンプレートですね。
 3本目も一通りの絡みを軽くやった後ダイブ。
 アトランティスがゲレロのマスクを剥いで丸めこみ。
 同じようなものを見たような気が…。
 悪い試合。
 試合後、納得のいかないゲレロが再戦だ、といいマスクをはぎ取る。 

8/26/11の大会(アレナ・メヒコ)より
B3本勝負:アルカンヘル・デ・ラ・ムエルテ、ニトロ、スカンダロvs.アンヘル・アステカJr、アンヘル・デ・プラタ、ホンブラ・バラJr
 アステカまるで表情も見えず動きも冴えないですね。
 他のテクニコもいまいち。
 1本目のようにテクニコを活躍させる事が多いシーンでも
 ルード側が技を決める形となっています。
 悪い試合。

C3本勝負:アトランティス、ゲレロ・マヤJr、デルタvs.ドラゴン・ロホJr、レイ・エスコルピオン、ウルティモ・ゲレロ
 前回と同様奇襲から始まるも
 アトランティス側も易々と1本は取らせないという展開。
 しかしそれがかえって試合のメリハリを乏しくしている。
 アトランティス、マヤJrとゲレロ、ロホJrが更に火花を散らしていましたが、
 そのせいでデルタ、エスコルピオンは存在意義を失う。
 一応乱戦になって乏しくなったハイ・フライをデルタが担当していましたが
 1本目でリングアウト勝ちを拾うシーンなんて戦いから外れている事の象徴。
 悪くない試合です。

9/2/11の大会(アレナ・メヒコ)より
D3本勝負:ミステリオッソII、奥村重雄、吉橋伸雄vs.ドラゴン・リー、ペガッソ、レイ・コメタ
 テクニコはこれからいくぞ、という期待感を作れ出せていない上に、
 ルードも動くのをサボってテクニコ反撃の下地となる流れを作らない。
 3本目は形だけ技を見せるもこの程度でお互い脱落者が出る展開にする必要はないですね。
 ひどい試合。
 
Eタッグ王座戦、3本勝負:ウルティモ・ゲレロ、ドラゴン・ロホJr(ch)vs.アトランティス、ゲレロ・マヤJr
 最初のレスリング。
 それぞれ若手Xベテランの組み合わせでやったもののポテンシャルは発揮されず。
 2本目がルードが支配するも控えが入る瞬間に見せ場がなく、
 なんとなしに2人が入った状況になってしまいました。
 トリオ時に比べると相手にたたきこむ技も見劣りするものでした。
 3本目。
 相手の技を未遂に終わらせたり、マスクを剥ごうとして見せたりして徐々に盛り上げます。
 ルードが制圧→テクニコがダイブという1から2本目でやる定番を小さくして織り込むとニア・フォールの攻防。
 ただ敢えてロホをキャプテンにしてまで最後の展開を実現する事には疑問符。
 全体的に悪くはないのだけどベテランと若手が混じったタッグの激突という化学反応は起こらず。
 マヤJrがもう少しアピール出来る内容になりたかったですね。
 平均より少し上。 

総評
 ここ2,3年でアトランティスは一気に力が衰えてCMLLの中でやっていくのがきつくなりましたね。
 連戦したので1試合ぐらいは、と思っていたけれど期待は外れてしまいました。
DVD Rating:☆☆☆☆☆
(執筆日:10/1/11)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@3本勝負:ドラゴン・リー、メタル・ブランコ、パラシオ・ネグロvs.カンセルベロ、ラジエル、ヴィルス(2-1)(DQ)
A3本勝負:アトランティス、デルタ、ゲレロ・マヤJr vs.ドラゴン・ロホJr、レイ・エスコルピオン、ウルティモ・ゲレロ(2-1)
B3本勝負:アルカンヘル・デ・ラ・ムエルテ、ニトロ、スカンダロvs.アンヘル・アステカJr、アンヘル・デ・プラタ、ホンブラ・バラJr(2-1)
C3本勝負:アトランティス、ゲレロ・マヤJr、デルタvs.ドラゴン・ロホJr、レイ・エスコルピオン、ウルティモ・ゲレロ(2-0)
D3本勝負:ミステリオッソII、奥村重雄、吉橋伸雄vs.ドラゴン・リー、ペガッソ、レイ・コメタ(2-1)
Eタッグ王座戦、3本勝負:ウルティモ・ゲレロ、ドラゴン・ロホJr(ch)vs.アトランティス、ゲレロ・マヤJr(2-1)