TOPルチャ・リブレCMLL 2011年 →CMLL:7/16/11 & 7/23/11

CMLL:7/16/11 & 7/23/11の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

SlamBamJam製。
1時間35分です。

@ライトニング・マッチ:ペケーニョ・ニトロvs.エレクトリコ
 ミニに分類されているもののほんの少し身長が低いだけですね。
 向かい合っている様を見ていると特にミニという印象を受けません。
 試合もミニではない試合として十分通用する。
 各種アーム・ドラッグからのダイブ、大技で追い込み、
 上位ダイブで更に盛り上げていくという王道の展開。
 派手な見かけをしていて深く考えずに楽しめる内容です。
 だからこそフィニッシャーをカウント2で返したように見えるのは残念。
 最後にもやっとした気持ちが残ってしまいました。
 平均より少し上。

A3本勝負:内藤哲也、シコシス、ヴォラドールJr vs.ドラゴン・ロホJr、レイ・エスコルピオン、ウルティモ・ゲレロ
 ルード対決ですがこの試合の中では内藤側がテクニコの役割に回っています。
 1本目はゲレロらが制圧。
 場外投げの他、ハイ・インパクトなタッグ技の数々で追いこみ1本。
 2本目も延長線上にありますね。
 内藤らがハイ・フライングでの反撃と定番の流れをしっかりこなします。
 ただ3本目は内藤xゲレロのタフな攻防を除き、
 ゲレロらがやられすぎて勢いが落ちました。
 流石にここまでテクニコとしての働きを求めるのは無理があった。
 平均より少し上。

B3本勝負:アヴェルノ、エフェスト、メフィストvs.ラ・マスカラ、ラ・ソンブラ、マスカラ・ドラダ
 1本目は試合開始時にアヴェルノらが仕掛けてリングを制圧。
 アヴェルノは素顔Verを初めてみましたが
 まだマスクがなくなって老けこむ歳でもないし、
 表情は豊かなので今後も活躍を続けそうですね。
 2本目は引き続きルードの支配。
 テクニコが三連ダイブを決めても
 ルード側がカットなどを使って試合の流れを渡さず、ぎりぎりの攻防に。
 これによりルード側の並々ならぬ意気込みを伝える事に成功しています。
 最後は抗争継続中のマスカラxアヴェルノを外して他で決着。
 2-0で終わる展開上ボリュームで物足りない部分もあるが、
 前哨戦としては良く出来ている。
 まあまあ良い試合。

Cトリオス王座戦、3本勝負:ラ・マスカラ、ラ・ソンブラ、マスカラ・ドラダ(ch)vs.アヴェルノ、エフェスト、メフィスト
 ルード側が軽妙なマスカラらの動きを引き出します。
 マスカラのダイブからテクニコが合体技を狙うも
 そこを上手くカウンターに持っていってルードが一本。
 2本目はそのままルードが制圧しますがあっさり決着。
 前哨戦が粘りっこく一本を奪いあっただけにこれは拍子抜けでした。
 せめてダイブぐらいして欲しいものです。
 3本目は三連ダイブ、数珠ブレーンなどトリオ・スポットを並べているが
 攻守が切り替わるインパクトのあるスポットがなく妙に長引いている印象しかないですね。
 前哨戦に比べるとトリオ・スポットは多かったが、
 ストーリーはあちらの方が面白かった。
 まあまあ良い試合。

総評
 マスクを失いWWE移籍と思われていたアヴェルノが
 トリオス王座を取った事実はサプライズだが試合内容は思ったより充実せず。
 ただ4試合すべて悪い試合ではないのでルチャ・ファンは取りあえず他のおまけで手に入れても良いのでは。 
 (執筆日:10/3/11)
DVD Rating:☆☆☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@ライトニング・マッチ:ペケーニョ・ニトロvs.エレクトリコ
A3本勝負:内藤哲也、シコシス、ヴォラドールJr vs.ドラゴン・ロホJr、レイ・エスコルピオン、ウルティモ・ゲレロ(2-1)
B3本勝負:アヴェルノ、エフェスト、メフィストvs.ラ・マスカラ、ラ・ソンブラ、マスカラ・ドラダ(2-0)
Cトリオス王座戦、3本勝負:ラ・マスカラ、ラ・ソンブラ、マスカラ・ドラダ(ch)vs.アヴェルノ、エフェスト、メフィスト(新チャンピオン!)(2-1)