Classic Lucha:1995 Vol.8の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | なし |
SlamBamJam製。
1枚約1時間30分です。
@ ヘアvs.ヘア、3本勝負:ミゲル・ペレスJr vs.シルバー・キング(CMLL 9/23/95)
キングは世界に出て行けるだけあって
繊細な部分にまで気を払って試合を構築できていますね。
ヘビー級ならではの展開、技で見所がありました。
只3本目になると息切れした印象で
良いダイブも思ったより効果を上げていないし
ミスやムーブの崩れも見られました。
まあまあ良い試合。
A3本勝負:ネグロ・カサスvs.エル・イホ・デル・サント(CMLL 9/29/95)
細かい攻防と焦 らしでじわじわと盛り上げながら一気に爆発させる、
サントvs.カサスの定番にしてハイ・クオリティな展開が繰り広げられます。
フィニッシュが2本目、サントが禁止技の場外へのサンセット・フリップ・パワー・ボムを打つ、というものなので
完全にTo be continued仕様ですが
それはそれで完成度は高いです。
平均的な良試合。
Bヘアvs.ヘア、3本勝負:アポロ・ダンテスvs.ミゲル・ペレスJr(CMLL 10/13/95)
クライマックスは良いんですよ。
カウント2.9の攻防で
ふらふらになりながらもダイブを打つシーンは熱いし
打ち上げられるもコーナーに着地しムーンサルトにいった時は終わったと思った。
そしてフィニッシュも丸め込みをカウント2で入れ替えるという定型ではあるが激戦にふさわしい。
しかし1、2本目が軽薄すぎる。
攻撃の切り替わりが1回だけな上にヒートも伴ってないんだから。
勿体無いなぁ。
平均レベル。
C3本勝負:サイコシス、エル・ピクドvs.レイ・ミステリオJr、ペロ・アグアーヨJr(AAA 10/23/95)
サイコシスとミステリオの絡みは
他の組み合わせと一線を画したハイ・レベルなものでしたね。
1本目(乱闘→雪崩式の攻防→落ち着き1対1の攻防という内容)、
雪崩式の攻防で区切り後は2本目に持っていった方が
流れは良かったと思いますが概して1,2本目共に良く出来ていたと思います。
しかし3本目が残念でしたね。
彼らはヒートよりムーブが売りの選手たちなのに
3本目という難しい位置でルード支配に手を出し
停滞すると反撃と同時にマスク剥ぎで反則裁定・・・。
これは不満の残る終わり方でした。
平均より少し上。
総評
AとCの好カードが次回へ続くで
一方の@とBの決着戦はいまいち。
一応Aは黄金カードぶりを堪能できますが・・・。
DVD Rating:☆☆☆☆☆
注目試合の詳細
A3本勝負:ネグロ・カサスvs.エル・イホ・デル・サント(CMLL 9/29/95)カサスはロープ際に引き寄せるとクリーンに離すと見せかけサミング。
チン・ロック。
アーム・バー。
サントが逃れアーム・ロック。
カサスがロープを掴むもみとめられなかった様子。
カサスが体勢を入れ替えアーム・ロック。
サントが起き上がる。
カサスが胸に張り手。
サントが打ち返す。
カサスはふらついて転落する。
リングに戻る。
カサスが脚を取って倒しレッグ・ロック。
マウントで殴ろうとする。
サントがもがいて逃れる。
サントがフロント・ヘッド・ロック。
カサスは脚を取って倒すと腹にヘッド・ロック。
サントは両脚でカサスの首を挟むと回転させて倒す。
カサスがロープに脚をかけるも放されたためブレイクにはならない様子。
カサスが逃れようと起き上がるとサントは回転させて倒す。
カサスはロックを外すとマウントでパンチ。
サントが苦し紛れに顔を攻撃するとヒット。
すかさずボストン・クラブを決める。
カサスがロープを掴みブレイク。
しかしサントは中々離さない。
サントはマスクを掴んできたカサスにヘッド・バッド。
カサスが脚を取って倒し起こそうとする。
サントがアーム・ドラッグ。
ロープに走ったカサスにヒップ・トス。
セカンド・ロープから飛びドロップ・キック。
カサスは振り返すと同時に倒す。
スリーパーに捕らえる。
サントがロープに脚をかける。
サントは場外に出て間をおく。
リングに戻る。
カサスが不意をついてドロップ・キック。
顔を踏みまくる。
サントは場外に逃れる。
戻るとバックを取る。
体勢を入れ替えボディ・スラム。
ダイビング・エルボー・ドロップを決めカバーするもカウント2。
ハリケーン・ラナへ。
カサスはパワー・ボムに切り返すとシャープ・シューターでギブ・アップを奪う!
カサスが1本目先取(9分)!
カサスがいきなり突進。
サントは避けてカサスをコーナーに激突させるとドロップ・キック。
もう1発。
エプロンに出たカサスを鉄柱にぶつける。
金具にもぶつけ落とす。
カサスは流血するもエプロンに上がってくる。
サントがドロップ・キックで落とす。
カサスがエプロンへ。
サントのドロップ・キックを避けてリングに入るとサントのマスクを引き裂く。
サントは場外に逃げ間をおいてから戻る。
カサスが蹴りかかる。
避けられるも脚を払い倒す。
マスクに手をかけるもガードされる。
諦めて起こすとコーナーに振りドロップ・キック。
離れておきるのを待ち受ける。
起き上がったサントの頭部を殴りまくる。
とめようとするレフェリーを振り払うともろにエルボーが入りダウン。
別のレフェリーと入れ替えになる。
サントはこの思わぬアクシデントで回復の機会を得たことに。
カサスがロープに走る。
サントは脚を払ってロープに激突させる。
カサスは場外に転落するもダメージは大きくないようで戻ろうとエプロンへ。
サントが捕まえ場外へのサンセット・フリップ・パワー・ボム(4分半)。
レフェリーは危険すぎる技だと注意しドクターと共にカサスの状態を確かめる。
サントは無視してカサスを蹴りつける。
リングに戻ってアピール。
カサスは目の焦点が合っていない様子。
そんなカサスをサントは蹴りつける。
映像が終了しているので結局最後の技が禁止技で反則を取られたのだろう。
試合結果
@ヘアvs.ヘア、3本勝負:ミゲル・ペレスJrvs.シルバー・キング(2−1)(CMLL 9/23/95)A3本勝負:ネグロ・カサスvs.エル・イホ・デル・サント(2−0)(DQ)(CMLL 9/29/95)
Bヘアvs.ヘア、3本勝負:アポロ・ダンテスvs.ミゲル・ペレスJr(2−1)(CMLL 10/13/95)
C3本勝負:サイコシス、エル・ピクドvs.レイ・ミステリオJr、ペロ・アグアーヨ Jr(2−1)(DQ)(AAA 10/23/95)