TOPルチャ・リブレClassic Lucha 1990年 →Classic Lucha:9/23/90

Classic Lucha:9/23/90の分析


名勝負 なし
好勝負 マスカラ・コントラ・マスカラ、3本勝負:ラヨ・デ・ハリスコJr vs.シエン・カラス

1枚約1時間40分です。
SlamBamJam製。

試合の合間にレジェンドへのインタビューが挟まれています。
ミニの試合とブラゾスの試合をハイライトで収録。

@3本勝負:マイク・ゴールデン、アブドゥール、グラン・シークvs.ソロマン・グランディ、エル・サタニコ、エル・ダンディ
 グランディとアブドゥールが明らかに
 ルチャではやっていけないような巨漢で他もいまいちなメンバー。
 何の見所もなくひどい試合でした。

A3本勝負:エル・イホ・デル・サント、リンゴ・メンドーサ、リズマークvs.ケン・ティンブ、ペロ・アグアーヨ、コナン・エル・バーバロ
 コナンが攻防専門、アグアーヨ、ティンブが傍から卑怯な事をするだけ、という
 バランスの悪さで、しかもコナンとアグアーヨは仲間割れしている。
 これでまともな試合になる訳がなくひどい試合。

BNWAミドル級王座戦、3本勝負:アトランティス(ch)vs.エミリオ・チャールズJr
 1本目は複雑に動く攻防を見せ
 相変わらずチャールズは出だしが素晴らしい。
 2本目はチャールズの支配から始まりますが
 直接的にしろ間接的にしろもう少し強い表現が欲しいですね。
 この後アトランティスが反撃してもすぐ終わらず
 結構攻防を続けておかしいなと思っていたら3本目は1ムーブで決着・・・。
 チャールズの性質を考えると終盤を手堅く、もしくは軽くいきたいのは分かるんですが
 これと同じ内容で2本目と3本目の区切りをずらして欲しいですね。
 クオリティは良い物の外された印象が出てきます。
 まあまあ良い試合。

Cマスカラ・コントラ・マスカラ、3本勝負:ラヨ・デ・ハリスコJrvs.シエン・カラス
 不意打ちから始 まるのは定番ですが
 今回は笛がなる前ではなくリングに入ろうとした時で
 それによりファリスコがふらふらな状態にまでなってしまいます。
 このようにちょっとした表現上の工夫と
 カラスのルードとしての振る舞いにより
 素晴らしい雰囲気を作っていきます。
 テンポ良くさっさと1−1に持って行くと
 2本目のフィニッシュ・ムーブを利用して3本目をブースト・スタート。
 その後はまず動 いて、そこからどう面 白い帰結に持っていくかで魅せていきます。
 観る者の心を手玉にとっていきました。
 マスクが賭けられるにふさわしい内容で文句なしに好勝負です。

総評
 メインだけで要注目です。
 @とAはあってないような物ですけどね。
DVD Rating:★★☆☆☆

注目試合の詳細

Cマスカラ・コントラ・マスカラ、3本勝負:ラヨ・デ・ハリスコJr vs.シエン・カラス
  リングに入ろうとしたファリスコに突然カラスが(凶器?)攻撃。
  ファリスコは起こされるもふらついている。
  セコンドがファリスコをリングに入れる。
  カラスはファリスコをコーナーにぶつけていく。
  コーナーに振るとツームストンの形のサブミッションでギブ・アップさせる!
  カラスが先取(2分)!

  カラスはファリスコをロープに振ると股間を蹴りつける。
  腕を取ると再び股間を蹴りつける。
  ファリスコは何とか起き上がるとカラスに殴りかかる。
  カラスはふらつくもレフェリーに注意され動きの止まったファリスコを殴りつけダウンさせる。
  カラスがファリスコをコーナーにぶつける。
  もう1回狙う。
  ファリスコは振り返してぶつけるとヒップ・トス。
  クローズラインにドロップ・キック。
  落ちた所でエプロンへ。
  飛ぼうとするもレフェリーが押さえる。
  カラスは場外で間をおいている。
  リングに戻る。
  ファリスコがクロス・ボディへ。
  カラスはかわすとロープに走る。
  ファリスコはカウンターでフライング・ヘッド・バッド。
  ヘッド・バッドを連続で叩き込み1,2,3!
  これで1−1(3分)!

  場外で間をおいていたカラスがリングに戻る。
  突進してきたファリスコにショルダー・スルー。
  エルボー・ドロップからカバー。カウント2。
  コーナーに振る。
  ファリスコがセカンド・ロープからヘッド・バッド。カウント2。
  カラスがロープに走る。
  ファリスコがカウンターでフライング・ヘッド・バッド。
  ヘッド・バッド連打へ。
  しかし最後は避けられダウン。
  カラスがカバー。カウント2。
  ファリスコがロープに走る。
  カラスはかわすと同時に落とすとブランチャ。
  カラスがリングに戻る。
  ファリスコは後を追ってリングに戻るとキャメル・クラッチを狙う。
  カラスがすり抜けキャメル・クラッチを狙う。
  ファリスコはすり抜けるとドロップ・キックで落とす。
  トペ・スイシーダで追撃する。
  リングに戻る。
  カラスは後を追ってリングに戻ると腰に膝を当てサブミッション。
  カラスがロープに走る。
  丸め込もうとしたファリスコをつぶす。
  ファリスコがカウント2で体勢を入れ替える。カウント2。
  カラスが胸に張り手を叩き込みダウンさせる。
  ロープに走る。
  ファリスコがカウンターでアブナミドル・ストレッチを狙う。
  カラスが防ぐと同時にアブナミドル・ストレッチ。
  ファリスコは振りほどくと拳を振り下ろしカバー。カウント2。
  ロープに振ろうとする。
  カラスは振り返すとベア・ハグ。
  ファリスコはエルボーを落として逃れるとカバー。カウント2。
  ヘッド・ロック。
  カラスがコーナーに押し飛ばす。
  ファリスコはセカンド・ロープからフライング・ヘッド・バッドへ。
  カラスは避けるとボディ・プレス。カウント2。
  ブレーン・バスターを決めると首にニー・ドロップ。
  ジャックナイフ固めを決めるもカウントは2。
  ロープに振りショルダー・スルーを狙う。
  ファリスコはニーを叩き込む。
  ドロップ・キックで落とすとダイブを狙う。
  逃げたのを見てエプロンに出るとフライング・ヘッド・アタック。
  リングに戻る。
  カラスもリングに戻る。
  ファリスコがコーナーのカラスに突進。
  しかし避けられると勢いあまって鉄柱に頭部から激突。
  カラスがカバー。カウント2。
  丸め込む。カウント2。
  ロープに振りボディ・スラムを狙う。
  ファリスコがインサイド・クレイドルに切り返し1,2,3!
  ファリスコの勝利(8分)!
  カラスはカウントが早かったと抗議するも認められない。
  ファリスコとカラスが口論。
  殴り合いになる。
  周りが抑える。
  レフェリーがカラスのマスクを取ろうとする。
  カラスはまだ納得していない様子。
  ファリスコが無理やり剥ごうとする。
  カラスはやるならやってやると構えを取る。
  再び周りが抑える。
  カラスはレフェリーにマスクを取らせるも納得していない様子で去っていく。

試合結果

@3本勝負:マイク・ゴールデン、アブドゥール、グラン・シークvs.ソロマン・グランディ、エル・サタニコ、エル・ダンディ(2−0)
A 3本勝負:エル・イホ・デル・サント、リンゴ・メンドーサ、リスマルクvs.ケン・ティンブ、ペロ・アグアーヨ、コナン・エル・バーバロ(2−0)
BNWA ミドル級王座戦、3本勝負:アトランティス(ch)vs.エミリオ・チャールズJr(2−1)
Cマスク・マッチ、3本勝負:ラヨ・デ・ハリスコJr vs.シエン・カラス(2−1)