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Lucha Libre Azteca:Vol.9の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

1枚、約1時間40分です。
SlamBamJam製。

11/30/04の大会より
@3本勝負:アンヘル・アステカ、オリンピコ、パンテラvs.パンチョ・テキーラ、ディルヴィオ・ネグロI & II
 アステカのポルキーことテキーラのコメディー・ネタの1本押し。
 まあ3本全てそれで通すなら割り切りようもあります。
 アステカ、オリンピコ、パンテルが没個性になる茶番ですがそれなりに楽しい事は認める。
 悪くない試合。

Aマスカラス・コントラ・マスカラス・コントラス・カベジェラス:ロス・カイファネスI & II vs.スペル・レオパルド、エル・モロIII vs.ピロート・ネグロ、ピロート・スーサイダ
 まず3ウェイのトルネードですが、カイファネス、レオパルド、エル・モロのルード・マスク・マン4人が結託するので
 一方的にネグロ、スーサイダがやられ大流血に追い込まれます。
 仲違いを描かないためだけにネグロらが軽く反撃、
 レオパルドらが返り討ちにしてロープ悪用で勝ち抜けです。
 という事でコントラ戦はカイファネス対ネグロ、スーサイダに。
 どちらも特別優れた能力はないですが、
 タッグらしく鏡像で動くので見栄えは良いですね。
 またスポット面でも定番のダイブで工夫しているので問題なし。
 ブックの上手さと綺麗な仕事っぷりで乗り切った内容。
 まあまあ良い試合。

BCMLLヘビー級王座戦:ミステル・ニエブラ(ch)vs.ショッケル
 アステカでCMLLヘビー級王座!?と思ってしまいますが、
 このトップ王座、他の団体と違って96年頃以外は形骸化していますからね。
 試合はプロレスに近い形でスタート。
 たいした行動もしていないのに行動量を落としてきます。
 変哲のない丸め込みで1,2本目が決まり、
 3本目もまったく能力を使わずにカウント2を並べただけ。
 最後は悪徳レフェリーの高速カウントでフィニッシュです。
 悪い試合。

12/7/03の大会より
(画質は悪く波うっています)
C3本勝負:ライデン、ロス・カイファネス・ロッケロスI & II vs.リッキー・マルビン、ヴォラドールJr、ヴィルス
 積極的に動き回るのでそれなりに見所がある。
 場外の追いかけっこからダイブを決め1本。
 2本目マルビンのトップ・スピード、ヴィルスの安定感ある試合運びが光ります。
 技を受け止めた所で合体技に持って行き、不意をつく形でフィニッシュです。
 3本目、ライデンらが余りルード色が出せていないのが痛いですね。
 ロッケロスはオメガ時代のハーディーズに軽く似ているか、時々粗さが出ます。
 統一感はないものの終盤はインディーらしい工夫でのりきりましたね。
 まあまあ良い試合。

D3本勝負:ブラック・ティゲル、ドクトル・ワグナーJr vs.ネグロ・カサス、フェリノ
 1本目はティゲルらルードが乱闘で支配しそのままエンド。
 ボードで更に攻撃するも何故かリセット。
 悪徳レフェリーがスロー・カウント&1回カウント・リセットをするものの、
 クルーシーフィックスがクイック史上かつてない程長く決まって、
 まさかのカウント3、という馬鹿げたフィニッシュです。
 悪徳レフェリーを退治した3本目もスターだからと手抜き。
 最後はサンセット・フリップを耐えるワグナーに他ならぬレフェリーがロープ往復のクローズラインを決めカウント3・・・。
 ひどい試合です。

総評
 コントラ戦、ゲストで話題性、クオリティ、共に少しあります。
 (執筆日:9/24/09)
DVD Rating:☆☆☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@3本勝負:アンヘル・アステカ、オリンピコ、パンテラvs.パンチョ・テキーラ、ディルヴィオ・ネグロI & II(2−1)
Aマスカラス・コントラ・マスカラス・コントラス・カベジェラス:ロス・カイファネスI & II vs.スペル・レオパルド、エル・モロIII vs.ピロート・ネグロ、ピロート・スーサイダ
BCMLLヘビー級王座戦:ミステル・ニエブラ(ch)vs.ショッケル
C3本勝負:ライデン、ロス・カイファネス・ロッケロスI & II vs.リッキー・マルビン、ヴォラドールJr、ヴィルス(2−1)
D3本勝負:ブラック・ティゲル、ドクトル・ワグナーJr vs.ネグロ・カサス、フェリノ(2−1)