TOPルチャ・リブレAAA 1996年 →AAA:8/17/96, 8/24/96 & 8/26/96

AAA:8/17/96, 8/24/96 & 8/26/96の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

1枚、約2時間15分です。
SlamBamJam製。

7/15/96の大会より
@カー・コントラ・カー:フベントゥー・ゲレラvs.レイ・ミステリオJr
 カー対カーとなっているようにそれぞれの車が賭けられています。
 しかしマスクやヘアのように特別な雰囲気を作るのには貢献していませんね。
 見えるのは車移譲の契約書だけですし。
 さて試合ですがまずダイブから始まります。
 その後スポットはいくらでもあるのに何故か落とし過ぎましたね。
 再びダイブにいって再起を図りたい所でしたが
 このダイブ、アサイ・ムーンサルトでフービーは膝をフェンスに打ちつけてしまうんです。
 その後もハードなダイブを繰り広げていくのですけれども
 攻防のエッセンスが欠け落ちたためそれまでの試合と比べるとクオリティが落ちます。
 むしろ多少ハイ・フライングを抑えてでも脚を痛めたという事を利用して引き込んでいった方が良かったように思います。
 中々良い試合。
 (執筆日:5/17/09)

7/26/96の大会より
A3本勝負:ミステル・コンドル、アンヘル・モルタル、マラブンタvs.エル・メキシカーノ、オロJr、ルドクスオール
 メキシカーノはちょっとタイミングが独特で扱いにくいもののテクニシャンで魅力がありますね。
 ルードの弱い支配、自爆芸、と1本目は3本勝負でするような展開をスケール・ダウンさせて詰め込んだ形です。
 2本目は先ほどと違いルードが本番の支配。
 棘が無く支配力が弱い事は否めませんが、
 それを認め、敢えて決着をつけなかったのは良いですね。
 テクニコのムーブを引き出す能力に関してはちゃんとあるので終盤まで盛り上げました。
 地味に評価できる、まあまあ良い試合。
 
Bメキシカン・ミニズ王座戦、3本勝負:エスペクトリートI(ch)vs.スペル・ムネキート
 エスペクトリートはロープ・ワーク、受身のクイックさ、仕掛けの早さと完成度の高いミニですね。
 一方ムネキートは一通り動けますが王座戦に挑む程凄くないし表情も伝わってこない。
 試合自体はエスペクトリートが引っ張るので良いけど、
 これだけ実力差がある中で悪徳レフェリー・ネタ、セコンド介入までやられたら醒めますね。
 まあムネキートは只のお飾りでそのセコンド、サグラドとの遺恨を深める事が本当の目的なのは分かるのですが・・・。
 平均レベル。

C3本勝負:シコシス、ペロ・シルバ、カリス・ラ・モミアvs.パンテラ、エル・トレオ、ヴェナム
 1本目のリングを広く使った攻防、
 2本目ルードが主導権を握りながらも1対1を続ける攻防。
 驚くようなシーンはないがまずまずの内容ですね。
 3本目はちょっと特別。
 2本目最後に場外への雪崩式ハリケーン・ラナを決めたヴェナムを孤立させ会場の雰囲気を盛り上げました。
 そして地味にリーダーとして譲らない物を見せてきたシコシス、パンテラが激突。
 同時フォールという情緒漂うフィニッシュで締めました。
 平均的な良試合。

8/3/96の大会より
Dロス・ヴィジャノス、ピエロJr vs.ロス・パヤソス、スペル・ムネコ
 1本勝負という事で展開というにはどれも時間が短くゴタゴタしただけで終わり。
 悪い試合。

E3本勝負:ディカバリー、トルナードvs.エル・ドゥエンデ、ラヴァナ
 合わせているにも関わらずこんな精度でこれぐらいしか出来ないのか、と溜息が出るような内容。
 3本目はルードがトルナードの脚を椅子で攻撃していき反則。
 ディスカバリーは助けに入るのが遅すぎる。
 そんな常識的感覚のとこまで鈍いとは・・・。
 ひどい試合。

F3本勝負:ロス・ヴィジャノス、ピエロJr vs.シエン・カラス、フィッシュマン、アンヘル・ブランコJr、ハルコン・ドラドJr
 カラスらルードが仕掛けて支配。
 レフェリーの制止を聞かず反則を取られます。
 2本目途中、マスクを剥がれて退場していたピエロが椅子を持ってカム・バック。
 分かりやすい展開ですね。
 ヴィジャノスがしっかりしたムーブで〆。
 単純なテクニコ/ルードの盛り上げのみの内容。
 少し悪い試合です。

総評
 ボリュームがありよい試合も幾つかある。
 (執筆日:9/26/10)
DVD Rating:★☆☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@カー・コントラ・カー:フベントゥー・ゲレラvs.レイ・ミステリオJr
A3本勝負:ミステル・コンドル、アンヘル・モルタル、マラブンタvs.エル・メキシカーノ、オロJr、ルドクスオール(2−0)
Bメキシカン・ミニズ王座戦、3本勝負:エスペクトリートI(ch)vs.スペル・ムネキート(2−1)(DQ)
C3本勝負:シコシス、ペロ・シルバ、カリス・ラ・モミアvs.パンテラ、エル・トレオ、ヴェナム(2−2)(同時フォール)
Dロス・ヴィジャノス、ピエロJr vs.ロス・パヤソス、スペル・ムネコ
E3本勝負:ディカバリー、トルナードvs.エル・ドゥエンデ、ラヴァナ(2−1)(DQ)
F3本勝負:ロス・ヴィジャノス、ピエロJr vs.シエン・カラス、フィッシュマン、アンヘル・ブランコJr、ハルコン・ドラドJr(2−0)