AAA:Best of AAA 2016の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | フェニックスvs.ダガ(8/3/16) イリミネーション・マッチ:オクタゴンJr. vs.ペンタゴンJr. vs.イホ・デル・ファンタスマvs.フェニックス(3/4/16) |
@ハードコア・マッチ:サイコvs.パガノ(5/14/16)
パガノが入場してきたサイコを襲撃。
そこからの煽り立てていく流れのある展開。
サイコの流血っぷりも中々で、観客も熱を帯びていきます。
フェンスに立てかけたテーブルへトペコン、
観客席へのヒップ・トスなど
戦場を移す各場所で反撃のスポットを打ち込むので見所は多かったですね。
中でも観客を煽って相手を椅子の山の下敷きにさせたシーンは
この試合だけで見られる特別なスポット。
最後の火炎テーブル・スポットの段取りが鈍いのと
元々スキルは低いので少しグダる部分もありましたが、
TMの大一番より全然優れた試合内容でした。
中々良い試合。
Aフェニックスvs.ダガ(8/3/16)
自分のスタイルが確立されると技の方向性を絞るものだけど
この試合の2人は本当に出来る技は全て挑戦するような感じ。
でもそういうのも1つのスタイルとしてあった時期が
00年代初頭の米インディーとかにもありましたね
ルチャらしいスピード感を失わずに
繰り広げられる技の数々には感嘆があがります。
尚且つスポット・フェストにならない程度に
一進一退の鬩ぎあいも中核にはありました。
カウント2.9の返し合いで最後は少しやり過ぎなレベルまで逸脱した感もあるが
やり過ぎくらいが楽しい面もあるし、素晴らしい試合だったといって差し 支えないでしょう。
ぎりぎり好勝負。
Bマスカラ・コントラ・カベジェラ:ダガvs.オーストラリアン・スーサイダ(Heroes Inmortales X 10/2/16)
軽快なハイ・フライという点では
CMLLのスターにも劣らないものをAAAはもっています。
一方で彼らが攻防のフローを生み出せるかというと厳しい。
AAAらしく凶器を混ぜ込んで
ダガが流血するので一定の熱量は生み出ていますが、
AAAフライヤーの限界でもある内容。
ああまあ良い試合です。
Cジャック・エヴァンス、ファイヤーボール、オーストラリアン・スーサイドvs.ラ・パルカ・ネグラ、ダガ、スーパー・フライ(1/22/16)
演武からルードの支配シーン、ニア・フォールと定番の構成。
スピードと観客の昂揚にのれていますが、
一部の選手に技量がついていかない場面が見られたのは残念。
ニア・フォールからそのまま終わるかと思いきや、
カオスに会場中の乱戦へと発展し、バルコニー・ダイブが生まれたのには驚きましたね。
更に最後は椅子の上にのせたテーブルへのスパニッシュ・フライ。
最後まで楽しませてくれました。
好勝負に届かずも中々良い試合。
(執筆日:9/?/16)
Dイリミネーション・マッチ:オクタゴンJr. vs.ペンタゴンJr. vs.イホ・デル・ファンタスマvs.フェニックス(3/4/16)
ルチャ・ルールで入れ替わりながら
それぞれ浮遊感の素晴らしいフライを見せます。
この中でスターとして一番油がのっている
ペンタゴンが最初のダイブを決めアピール。
ここからAAAの熱しやすい観客に上手く合わせたテンポで
次々とビッグ・ムーブを連発していきます。
3ウェイ・ムーブを敢えて1スポットのみに
抑えたのが功を奏しているtいえるでしょう。
最後はオクタゴンvs.ペンタゴン。
そこまでの貢献度で言えば他より少し見劣りしていたペンタゴンですが、
シングルになってからの雰囲気作りは流石の一言。
オクタゴンも非常に素直な良いルチャドールになりましたね。
ぎりぎり好勝負。
(執筆日:9/?/17)
注目試合の詳細
なし試合結果
@ハードコア・マッチ:サイコvs.パガノ(5/14/16)Aフェニックスvs.ダガ(8/3/16)
Bマスカラ・コントラ・カベジェラ:ダガvs.オーストラリアン・スーサイダ(Heroes Inmortales X 10/2/16)
Cジャック・エヴァンス、ファイヤーボール、オーストラリアン・スーサイドvs.ラ・パルカ・ネグラ、ダガ、スーパー・フライ(1/22/16)
Dイリミネーション・マッチ:オクタゴンJr. vs.ペンタゴンJr. vs.イホ・デル・ファンタスマvs.フェニックス(3/4/16)