TOPルチャ・リブレAAA 2010年 →AAA:Heroes Immortales IV 10/1/10

AAA:Heroes Immortales IV 10/1/10の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

約2時間40分です。
SlamBamJam製。

@ミックスド王座戦:アレックス・コズロフ、クリスティーナ・フォン・エリー(ch)vs.ファビー・アパッチェ、ピンピネラ・エスカルラータ
 ピンピネラは歳で跳躍力に衰えも見られるが
 キスなどの定番の技を要所で使うので未だ盛り上げ役としては戦力になりますね。
 コズロフと悪くない攻防でした。
 クリスティーナはでしゃばらず、求められている所でルード・タッグとしてアピール。
 一方ファビーはわきまえているというより控えめ過ぎて参加も1テンポ遅い。
 少し悪い試合。

Aコッパ・アントニオ・ペーニャ、コントラ・マッチ:エアロスター、スーパー・フライ、ラレド・キッド、エル・エレギドvs.クリス・ストーン、デクニス、アラン・ストーン、ビリー・ボーイ
 フローの延長上で動く事も出来ず、かといって緩をつけている訳でもなく乱しているだけ。
 基本的にルードが下手なんですよね。
 エリミネーションなのでフィニッシュが幾つもあるが
 それでどうかなるようなレベルでもありません。
 また4人全員にコントラさせる訳にはいかないとはいえ
 最後まで生き残ったルチャドールが犠牲を払い、
 ふがいなく脱落していったメンバーが何もしないのはどうかと。
 悪い試合。

Bエル・メシアスvs.ぺロ・アグアーヨJr
 メシアスは怪奇系ギミックを失ってスパスタよりレスラー寄りになったもののそれだけで勝負するには少々きつい。
 ペロは落ち着いて試合をコントロール出来る能力があるものの
 セコンドが椅子攻撃で援護するので試合はグダグダ。
 最後はテーブルを持ってきて盛り上げ。
 演出という名の手抜き試合。
 悪い試合です。

CAAA王座戦:ドクトル・ワグナーJr(ch)vs.シルベル・カイン
 技巧派対決ながら彼らのような選手でもやはり年齢の影響を受けない訳には行かない。
 ケインのコンディションは余り良くなく
 ここぞの勢いが弱い
 だいぶなどスポットとして作ってはいるが
 介入なんかで進行がまったり
 悪くない試合。

Dハードコア・マッチ:ジョー・ライダー、ニチョ・エル・ミジョナリオvs.ダミエン666、ハロウィーン、コナン
 有刺鉄線、テーブル、ゴミ箱、ラダーといった色々な凶器を使って
 何もコントロールされていないカオスを撒き散らすAAAらしい内容。
 結構流血、トラップ量があったので楽しめたけど
 メジャーにあがれない選手らによるデス・マッチとの差別化は出来ていない。
 平均レベル。

Eケージ・マッチ:シベルネティコ、ヘビー・メタル、ラ・パルカ、オクタゴンvs.エレクトロショック、ヘルナンデス、LAパーク、ゾロ
 リーサル・ロックダウンのように順番にリングに入っていく形式ですが勝利方法は脱出形式。
 入場と脱出が同時に1試合の中に詰め込まれているので
 試合の中で方向性が生まれてきません。
 只でさえ多人数ケージ・マッチは試合を作り出す意識が希薄になるってのにね。
 この試合も何もやってないと同然の内容でした。
 ヘルメットを被った謎の選手がバイクで会場にのりつけて入場、
 観客席のオクタゴンがその選手がケージに入るのを阻止、
 最後の出場者シベルネティコがケージに入り、かつて抗争したパルカを助け同時に脱出、という
 ストーリーに沿った終盤の展開だけのために行われたようなものです。
 ひどい試合。

総評
 定番大会ですが相変わらずクオリティ欠乏症。
 (執筆日:5/12/11)
DVD Rating:☆☆☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@ミックスド王座戦:アレックス・コズロフ、クリスティーナ・フォン・エリー(ch)vs.ファビー・アパッチェ、ピンピネラ・エスカルラータ(新チャンピオン!)
Aコッパ・アントニオ・ペーニャ、コントラ・マッチ:エアロスター、スーパー・フライ、ラレド・キッド、エル・エレギドvs.クリス・ストーン、デクニス、アラン・ストーン、ビリー・ボーイ
Bエル・メシアスvs.ぺロ・アグアーヨJr
CAAA王座戦:ドクトル・ワグナーJr(ch)vs.シルベル・カイン
Dハードコア・マッチ:ジョー・ライダー、ニチョ・エル・ミジョナリオvs.ダミエン666、ハロウィーン、コナン
Eケージ・マッチ:シベルネティコ、ヘビー・メタル、ラ・パルカ、オクタゴンvs.エレクトロショック、ヘルナンデスLAパーク、ゾロ