TOP日本のプロレスUWF →UWF:Best of UWFi Disc Three

UWF:Best of UWFi Disc Threeの分析


名勝負 なし
好勝負 なし

Highspots製。
Disc 3は約2時間10分です。

@藤原喜明vs.高田延彦(2/27/90)
 高田が序盤は蹴りを封印してグラップリングにいくので
 藤原でも土台を作れていますね。
 ただ藤原の地位は低下気味だったのか
 
等なグラウンド勝負で藤原は武器をアピールできず。
 後半は高田が蹴りを頻発し、
 藤原はそれを受け止めてサブミッションを狙いに行きます。
 藤原が試合構成上余り役に立ってはいませんが
 疲労困憊状態から軽快なフット・ワークを始めヘッド・バッドといったのには虚をつかれましたね。
 結果含め予想以上に盛り上がっていました。
 平均的な良試合。

A船木誠勝vs.鈴木みのる(4/15/90)
 2人が示し合わせてレガースを着用せず(=蹴りを捨て)シュート・マッチにしたそうです。
 技術と技術が高いレベルでぶつかり合い、
 エキサイティングな攻防を生み出してはいますが
 UWFプロレスでは満足できないのか?、という意見を黙らせる程
 他を圧倒して面白い訳でもありません。
 平均的な良試合。

B鈴木みのるvs.安生洋二(6/21/90)
 前の船木戦の影響か、みのるが危険な香を漂わせています。
 俊敏に仕掛けていくので緊張感がありますね。
 一方の安生も危機感を持ったか動きが良いですよ。
 潜在的な力を引き出し合った攻防になっています。
 しかしその攻防が素晴らしい分、
 もう少し早めに決着を迎えた方が良いですね。
 その攻防に瀬戸際の勝負を見た感覚を少々疑わせてしまう結果となっている。
 一番面白い安生の試合かな。
 好勝負に届かずも中々良い試合。

Cケン・シャムロックvs.安生洋二(10/25/90)
 シャムロックはUWFに適応したファイトで
 大体において良い理解も見せています。
 泣きそうになるぐらい追い込まれた安生が
 珍しい程強烈な打撃で反撃していていくので
 やや大味な物の安生の試合とは思えぬサムシングがある。
 まあまあ良い試合。

Dケン・シャムロックvs.船木誠勝(12/1/90)
 やや膠着的でありながら退屈ではない。
 テクニカルでリアリスティックもある。
 ただ突き抜けないレベルに留まっている。
 平均より少し上。

E高田延彦、山崎一夫vs.ゲイリー・オルブライト、マーク・フレミング(11/25/92)
 オルブライトが良い感じに輝いてますね。
 アップサイド・ダウンが激しいものの
 見せ場では凄いエキサイティングな攻防を行っています。
 一方でフレミングは地味。
 完全に隠れてしまい、最後にタップするだけに入ったような格好でしたね。
 まあまあ良い試合。

F高山善廣vs.金原弘光(12/20/92)
 スタンディングからグラウンドに移行するのに投げを多用するし、
 グラウンドもサブミッションに入ると
 耐えて時間をかけたりせず、すぐに逃げるので
 底は浅いけれど単純に楽しみやすい内容です。
 ポイントの削り合いと大勢も一致していますしね。
 まあまあ良い試合。

G高田延彦vs.佐野直喜(12/20/92)
 いつにも増して鋭い高田の蹴りが
 佐野のダウン、ダメージにストレートに繋がっていく様は気持ちよい。
 かといって佐野はサンドバックだったという訳でなくて
 リズミカルにフット・ワークを刻みながら
 自分の出来る事をここぞという反撃で正確に見せている。
 まだ他のUWF勢と比べると決定打に欠ける印象はありますけどね。
 平均的な良試合。

(執筆日:4/14/10)
DVD Rating:★★☆☆☆

注目試合の詳細

A船木誠勝vs.鈴木みのる(4/15/90)
  みのる木がタックルを狙う。
  船木はけんけんで耐えフロント・ヘッド・ロック。
  押し倒す。
  みのるが回転して逃れようとする。
  船木がバックにつく。
  みのるが前転するも船木が
応。
  スリーパーを狙う。
  みのるが防ぐ。
  足を取って前に持っていこうとする。
  船木が防ぎ再び背にかぶさる。
  足を掴む。
  みのるも足を掴んでいる。
  お互い引っ張り上げようとする。
  ロープ・ブレイクになる。
  みのるが一本背負い。
  上にかぶさる。
  体を動かしヘッド・ロックへ。
  船木がすり抜けバックを取る。
  船木が腕を掴んで引っ張り込もうとする。
  船木が上で押さえつける。
  みのるが体勢を入れ替える。
  上にかぶさり足を掴む。
  船木が起き上がろうとするも防がれる。
  みのるが意表をついて腕を取ろうとする。
  船木が逆に脚を極めに行く。
  みのるも脚を脇に抱える。
  船木がみのるの脚を外して極めにいくもみのるがロープを掴む。
  組む。
  みのるがタックルにいく。
  耐えられるも脚をかけて倒す。
  船木が上になるもロープ・ブレイク。
  船木がタックルへ。
  みのるが耐え潰そうとする。
  脚を極めに行く。
  船木は体勢を起こしてずらしみのるの脚を取ろうとする。
  ロープ・ブレイク。
  組む。
  船木が脚をかけて倒すも失敗し両者膝をつく。
  船木がヘッド・ロック。
  脚を取ろうとする。
  みのるが潰して防ぐ。
  バックに回る。
  船木の動きに
応しバックにつく。
  ヘッド・ロック。
  船木が起き上がろうとするも戻される。
  船木が脚を極めようとする。
  みのるが前転して防ぐ。
  立ち上がると腕を取ろうとするも防がれる。
  船木が押し込む。
  ロープ・ブレイク。
  組む。
  船木が投げようとするも潰される。
  みのるがアーム・バーを狙う。
  船木が防いで脚を取ろうとする。
  みのるも脚を取ろうとするが船木がヒール・ホールドを決める。
  船木の勝利!

試合結果

@藤原喜明vs.高田延彦(2/27/90)
A船木誠勝vs.鈴木みのる(4/15/90)
B鈴木みのるvs.安生洋二(6/21/90)
Cケン・シャムロックvs.安生洋二(10/25/90)
Dケン・シャムロックvs.船木誠勝(12/1/90)
E高田延彦、山崎一夫vs.ゲイリー・オルブライト、マーク・フレミング(11/25/92)
F高山善廣vs.金原弘光(12/20/92)
G高田延彦vs.佐野直喜(12/20/92)