TOP日本のプロレスUWF →UWF:真夏の格闘技戦 8/13/88

UWF:真夏の格闘技戦 8/13/88の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

1枚、約2時間5分です。
IVPvideoにて購入。
タイトルはBest of UWF V.2Aで
元ネタはUWF Legend Volume.2から。

@李石vs.大村勝己
A三宅宅和vs.大江慎
 シュート・ボクシングのつまらない試合。
 そして余りに細すぎる。

B宮戸成夫vs.中野龍雄
 プロレスにも関わらず膠着し、見せ場はなし。
 特に宮戸が疲れすぎでダラダラと垂れ流し。
 ひどい試合。

C安生洋二vs.ノーマン・スマイリー
 スマイリーはグラウンドを自分の見せ場と捉えて
 サブミッションの締まり具合や身のこなしを見せて盛り上げています。
 しかし安生は見せ方が下手で、
 何も勝っていないしスマイリーにない蹴りだって
 高田らと比べると全然シャープじゃないし売りにもなっていません。
 19分も見せられるレスラーじゃない。
 悪くない試合。

D山崎一夫vs.高田延彦
 良いグラウンドで溜めエネルギッシュに打撃でぶつかります。
 高田の投げと脚攻めのコンビネーションは素晴らしいし
 山崎は相変わらず高いレベルを保ちながらアンダードッグを演じている。
 ただ全体的にUWFスタイルのテンプレート化の影響か
 装飾が数え歌生来の物ではない印象を受けましたね。
 挑発は従来のプロレス・チックだし、
 一撃性のサブミッションは繰り出された時に唐突に感じました。
 後頭部にヘッド・バッドからジャーマン、蹴り連打というフィニッシュも面白いとは思うのだけど・・・。
 好勝負に届かずも中々良い試合。

Eシーザー武志vs.パーヤップ・プレムチャイ
 シュート・ボクシング。
 パーヤップは凄い選手だそうですが、短時間でKO負けという結果。
 シュートじゃないシュート・ボクシングという事か。
 どうでも良いけれど。

F前田日明vs.ジェラルド・ゴルドー
 キック・ボクサーのゴルドーとの異種格闘技戦ですが失敗してます。
 とにかく前田の武器が見えません。
 被っている蹴りはガードされ、自身は面白いように食らう。
 タックルや強引な投げからの先を見せられません。
 フィニッシュ以外をシュートで行っているのか、
 前田が出来もしないやられ役を務める結果となっています。
 またフィニッシュはハイ・キックを受けとめての裏アキレス腱固めですが
 1回目をロープ・ブレイクで逃げられ、
 2回目は受け止め損ねて、
 3回目でもう1回決めてタップなんて馬鹿みたいな物です。
 プロレス的に見ても、MMA寄りに見ても評価できないですね。
 スウェーで相手の打撃を避けるシーンだけは格好よかったけど。
 普段強い前田が苦戦するというギャップと勝利という事実だけで観客は満足したのか?
 悪い試合。

総評
 山崎vs.高田は外さないねぇ。
 しかしシュート・ボクシング含めスベッってます。
 有明コロシアムという会場も野外&広すぎて雰囲気を余り感じ取れないし。
 (執筆日:4/14/10)
DVD Rating:☆☆☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@李石vs.大村勝己
A三宅宅和vs.大江慎
B宮戸成夫vs.中野龍雄
C安生洋二vs.ノーマン・スマイリー
D山崎一夫vs.高田延彦
E前田日明vs.ジェラルド・ゴルドー