TOP日本のプロレスUWF →UWF:Starting Over Vol.2 6/11/88

UWF:Starting Over Vol.2 6/11/88の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

1枚、約1時間30分です。
IVPvideoにてBest of UWF V.1Bというタイトルで購入。

@中野龍雄vs.宮戸成夫
 程よい緊張感と理解があり見せ場作りの意識もあります。
 決して優れているという程ではありませんが良いレベルです。
 問題は30分という試合時間。
 15分経過ぐらいから技が容易に入るようになり、
 戦いが一変するのも面白い事は面白いのですが
 20分でコンパクトにまとめてくれた方が良かったですね。 
 まあまあ良い試合。

A山崎一夫vs.ノーマン・スマイリー
 スマイリーはWCWでのお笑いのイメージが強いですが
 ここでは細やかな部分にまで注意が行き届いたサブミッション技術を見せています。
 山崎のセールの上手さと相まって面白い内容になっています。
 実直な研鑽がスリリングな攻防を生み出し終盤も盛り上がりました。
 平均的な良試合。

B高田延彦vs.前田日明
 鋭い蹴りと戦術があり気を抜けば一発でやられそうな雰囲気があります。
 プロレス技を随所に配置して盛り立てていますし、
 高田が劣勢になりながらも引かずに反撃する様は熱い物があります。
 余りに攻めて、受けての構築なので
 もう少し鬩ぎあいやカウンターで+αが欲しい所ですが
 ハイ・レベルな内容になっています。
 好勝負に届かずも中々良い試合。

総評
 高田&前田の試合が収録され、全て良い試合です。
 良い内容ですよ、って言おうと思ったらこの3試合全てHighspotsの特集に収録されてるじゃん・・・。
 (執筆日:4/14/10)
DVD Rating:★☆☆☆☆

注目試合の詳細

B前田日明vs.高田延彦(6/11/88)
  握手をかわす。
  蹴りで牽制し合う。
  組むと高田が腰投げ。
  前田はカバーの体勢に持っていく。
  カウント2で返されるもバックは離さない。
  表に返し両肩を押し込もうとする。
  ヘッド・ロックへ。
  高田がカバーの体勢に持っていく。
  ロープに脚がかかったので離すも蹴りを叩き込む。
  前田がタックルを狙った高田にロー・キック、そしてハイ・キック。
  高田が崩れ落ちる。
  カウント8で起き上がる。
  前田がアーム・ドラッグからヘッド・ロック。
  高田が前田を反転させバックを取る。
  前田が高田を転がしおおいかぶさる。
  脚をロックしようとする。
  高田は体勢を変え決まらないようにするとアーム・バーを狙う。
  前田は手を掴んで伸びないようにすると脚を取る。
  5分経過。
  高田が脚を抜く。
  前田は反転させると腕を抜いてハーフ・ボストン・クラブ。
  すぐに高田がロープを掴む。
  高田が脚をかけて倒しレッグ・ロックを狙う。
  前田は防ぐとアーム・バーを狙う。
  抵抗する高田を制し腕を伸ばす。
  慌てて高田がロープに逃げる。
  ここぞとばかりに前田が蹴りを連発。
  高田は脚を払って倒すと蹴りを放つ。
  前田が受け止めドラゴン・スクリュー。
  レッグ・ロックを狙う。
  防がれたので体勢を移行。
  高田が逃れて離れる。
  高田がハイ・キックを放つ。
  前田はガードするとお返しのハイ・キック。
  起こすとパンチの打ち合い。
  高田が蹴りを放つ。
  前田が受け止めフィッシャーマンズ・ベリー・トゥー・ベリー。
  10分経過。
  アーム・バーを狙う。
  腕が伸びる。
  高田がロープに脚をかける。
  高田が蹴りを放つ。
  前田が蹴りにスピン・キック。
  高田がゆらぎながらもバック・ドロップ。
  前田がレッグ・ラリアットからスリーパーを狙う。
  狙いを変えアーム・バーへ。
  高田は決まる前にロープへ脚をかける。
  前田が腕を取りに行く。
  防がれハンマー・ロックに。
  高田がロープに脚をかける。
  前田が蹴りを叩き込んでいく。
  高田がお返しのハイ・キックを叩き込んで行きソバット。
  前田がダウン。カウント6。
  高田がレッグ・ロックへ。
  前田は体勢を変え防ぐと同時にハーフ・ボストン・クラブを決める。
  高田がロープを掴む。
  前田は中央に戻して再びハーフ・ボストン・クラブ。
  高田がロープを掴む。
  前田はダウンする高田に蹴りを入れて行きキャメル・クラッチ。
  狙いを変えアーム・バーを狙う。
  15分経過。
  高田は裏返して耐えると引き抜いてレッグ・ロック。
  ブーツに手をかけ威力を強める。
  前田がロープを掴む。
  高田が腰投げからレッグ・ロック。
  ブーツに手をかける。
   前田がロープを掴む。
  ダウンする前田を蹴りつけ レッグ・ロック。
  前田は反転させ防ぐとロー プを掴む。
  高田が蹴りにハイ・キッ ク。
  再びレッグ・ロック。
  前田がロープを掴む。
  脚を引きずる前田にロー・ キックを叩き込みレッグ・ロック。
  前田は蹴りつけてロックを 外すとお返しのレッグ・ロック。
  高田が苦しみながらもロー プを掴む。
  前田は高田の脚を蹴りつけ るとレッグ・ロック。
  高田が蹴りつけて逃れよう とするも外れない。
  前田は高田が反転しようと したのを利用してハーフ・ボストン・クラブ。
  20分経過。
  高田がロープに這ってい く。
  前田が中央に戻す。
  それでも高田は何とかロー プを掴む。
  ダウンする高田を蹴りつけ る。
  高田は起き上がると張り手 にハイ・キック。
  2度、3度と打ち込みゆら がせるとスリーパーを狙う。
  前田は腕を差込み完全には 決めさせない。
  逃れてレッグ・ロック。
  高田はロープを掴むと不意 をついてダウンした状態から蹴りつける。
  ソバットを叩き込みダウン させる。カウント2。
  ハイ・キックを叩き込む。
  前田が受け止め投げようと する。
  高田は頭突きで防ぐとハ イ・キック。
  ロープにもたれかかった前 田にビッグ・ブーツ。
  両者ダウン。
  高田がカウント7で起き上 がる。
  カウント8で起き上がった 前田にベリー・トゥー・ベリーを決めるとハンマー・ロック。
  前田がロープに脚をかけ る。
  ハイ・キックを連打する。
  前田は払い蹴りで倒すとス ピン・キック。
  ジャーマンを決める。
  高田はカウント2で返すと ハンマー・ロックへ。
  しかし自らの腕も痛み完全 には決められない。
  前田が抜け出しクロス・ フェイス・チキン・ウィング。
  前田が抜けて脚をかけハー フ・ボストン・クラブ。
  前田がロープを掴む。
  高田がドラゴン・スープ レックスを決めるもカウント1。
  スピン・キックへ。
  前田は受け流して脚を取り に行く。
  反転されるやジャーマンを 決める。カウントは2。
  25分経過。
  ならばとクロス・フェイ ス・チキン・ウィングを決めタップを奪う!

試合結果

@中野龍雄vs.宮戸成夫(30分時間切れ)
A山崎一夫vs.ノーマン・スマイリー
B高田延彦vs.前田日明