TOP日本のプロレスUWF →UWF:Heart-Beat UWF 12/22/88

UWF:Heart-Beat UWF 12/22/88の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

1枚、約1時間30分です。
IVPvideoにて購入。

@中野龍雄vs.安生洋二
 スタンディングの蹴りと粗暴な投げは良いのですが
 グラウンド、特にサブミッションになると魅せれないですね。
 かけたら見せ場が終わりになっています。
 その短所を目立たないようにまとめたかった。
 試合時間は長いし、安生があそこまでハーフ・ボストン・クラブに固執するならあれでフィニッシュしてくれないと。
 下手な見せ方のハーフ・ボストン・クラブに何度も付き合わされた身になって欲しい物です。
 平均レベル。
 
A山崎一夫vs.宮戸成夫
 山崎の冷静且つ鋭い対応は素晴らしいですね。
 高い壁として立ちふさがります。
 それに対して宮戸は十分な仕事とは言えず。
 胸を借りるつもりで向かっていく気概が表現されたら良かったのだけど
 どちらかと言うと気圧されている印象を与えてしまいました。
 蹴りは意外に鋭かっただけに残念。
 まあまあ良い試合だったけれど、もっとドラマチックに惹きこめたはずです。

B前田日明vs.ノーマン・スマイリー
 微妙に期待していたのですが格の差でしょうか。
 スマイリーは容易にやられるし、
 魅力であるテクニカルな部分を意識的に封印しています。
 スカッシュ・マッチも同然ですね。
 スカッシュするにしてもスマイリーの良さはそのままにして
 上回る形でスカッシュして欲しかったですね。 
 ひどい試合。

C高田延彦vs.ボブ・バックランド
 バックランドはUWFスタイル、
 蹴りや一発で決まりえるサブミッション、には全然馴染めていませんが
 2人共プロレスの基本を押さえていますね。
 それは相手の土俵を尊重する事、
 相手の売りで押された後、自分の売りで倍返しにしてスポットとするという事です。
 ボブにコミカルっぽさを感じるし、
 サブミッションの際に休んでいるように見える所もあるものの
 裏打ちを活かしたプロレスとして観客を満足させている。
 観客もとんでもカードとして見ているのかと思いきや
 好意的で中々良い雰囲気でしたね。
 中々良い試合。

総評
 地味ながら内容も悪くなく興行としてインパクトもありますね。
 ただこれもメインをHighspotsの特集で押さえれば問題ないか。
 (執筆日:4/14/10)
DVD Rating:★☆☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@中野龍雄vs.安生洋二
A山崎一夫vs.宮戸成夫
B前田日明vs.ノーマン・スマイリー
C高田延彦vs.ボブ・バックランド