Zero-One:Best of Zero-One 2014の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | NWAタッグ王座戦:田中将斗、杉浦貴(ch)vs.関本大介、橋本和樹 (6/1/14) |
@佐藤耕平vs.橋本和樹(2/26/14)
打撃に微動だにしない佐藤と
大声を出して痛がりながらも打ち合いに応じる橋本。
対比的な2人のスティッフな打撃戦は一見の価値ありです。
佐藤の重みに隠れていますが、
橋本もなんだかんだ言って良い蹴り持っていますね。
佐藤vs.橋本は良い定番カードになる、
いや、もうなっているのか、と感じさせるに足る充実の内容。
しかし佐藤の牙城を崩すには至っていないので、
橋本がもう少し成長して終盤のレパートリーが増えれば
他の団体にも胸を張って見せれる内容になりそう。
中々良い試合。
ANWAタッグ王座戦:田中将斗、杉浦貴(ch)vs.関本大介、橋本和樹
(6/1/14)
橋本の不遜キャラは打撃の打ち合いに情感を与えますね。
打撃もハードで決してウィーク・ポイントにはなっていません。
関本も調整してチームとして挑戦者のカラーをまとめています。
場外で田中、杉浦が凶器を使って優位に立ちますが、
ここは普通にラフ・ファイトが理由で良かった。
関本が緩急を作り田中とスピード感ある攻防。
ちょっと1対1が長いか。
介入でアクセント入れても良かったですね。
連携技で交錯して盛り上げていきます。
このテンポ付が一定で上手くクライマックスへの進行を抑え込んでいます。
最後は田中、杉浦が橋本に2人でエルボー連打。
必要以上に連打しハード・ヒットの極致に突入させました。
ぎりぎり好勝負。
B火祭り公式戦:大谷晋二郎vs.田中将斗(7/13/14)
大谷が肘に狙いをつけ殴りつけ、
守勢に回ればポイントを見てカウンター。
ベテランとして優位性を示します。
田中がエプロン・スポットから脚に狙いをつけ反撃。
激しいエルボーの打ち合いで盛り上げるも
このシーンが長すぎ。
それまでの過程と独立して無駄にしています。
得意の打撃技にシフトしますが、
オーソドックスに打ち合っているだけなんですよね。
上手さが足りず単純さに落とし込むには熱も足りない。
なんのために序盤に肘狙いをしていたんでしょう。
平均的な良試合。
C火祭り決勝:KAIvs.崔領二(8/3/14)
崔が気持ちにのった荒々しい打撃を放ちます。
これに対するKAIの受けは中途半端か。
スピードを出したいのか、ハードさを出したいのか。
どちらも詰め切れていません。
中盤崔が疲労感を抱えながらの蹴り。
色気が出始めましたね。
KAIの技の連打を引き出して良い流れになっていきます。
KAIも魅力を出してきて決勝にふさわしい
ドラマティックな見せ方になっていきました。
好勝負に少し届かず。
(執筆日:5/?/14)