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VKF:Best of VKF 2008の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

@MASADAvs.GENTARO(4/27/08)
 誰得なカードですね。
 MASADAは基本的に主張強くないので
 GENTAROのしたいプロレスができると踏んだのか。

 まったり適度に変転させつつGENTAROの脚攻め。
 ワン・ポイントを突き詰めるものの
 特にそれで試合に発展性が生まれていない点では少し独りよがりか。

 終盤の合わせ方、ダメージ感ももう少し長期的視野が欲しい。

 悪くない試合。

Aキング・オブ・レッスル・ナニワ初代王者決定戦:GENTAROvs.内田祥一(8/24/08)
 内田がいきなりヘッド・ロックをバック・ドロップで返します。
 こういう掴みで入った割に観客への働きかけ弱いですね。
 顔は良いんですが…。
 
 そうするとゲンタローが押さえ込んでも
 特に後につながる+αが得られず甲斐がない。

 GENTAROの脚攻め開始も必然性はなし。
 受け手の内田はコンビネーション良くなく、
 脚を痛めている側の反撃手法ではないですね。

 15分過ぎてGENTAROが感情面で煽って
 ようやく少し熱も帯びるも、
 内田のサブミッションが呼吸を理解できておらず微妙で肩透かし。

 初代王座戦ということでニア・フォール合戦は長いし、
 2階バルコニー先からダイブという見せ場もありましたが、
 いかんせん内田のレベルが低く、
 それを考慮すると30分近い試合時間は無謀でした。

 悪くない試合。

Bキング・オブ・レッスル・ナニワ王座戦、61分3本勝負:GENTARO(ch)vs.政宗(9/23/08)
 まずはグラウンド・ベース。
 政宗の長所ではない所での勝負で面白みに欠けます。
 長時間マッチのためにやっている感は否めないですね。

 10分経過してGENTAROが腕狙い。
 抑揚がついていてまずまずですね。
 観客に政宗の腕を鉄柱にぶつけたりして沸かせます。

 20分経過して政宗主導権が戻り、
 ヘッド・ロック中心に首攻め。
 これが相変わらず厳しく、
 もう少しどう形を作るか意識が欲しいですね。

 30分経過。
 政宗がエプロンへのニー・クラッシャーから脚攻めに移りますが、理由は薄弱。
 試合時間設定から来ているのが明白で、
 それならもっと形作りが洗練されてしかるべき。

 一方的な展開から攻め合いに移ってくると
 面白みは増して布石も活きてくる。
 ただ試合時間も稼がないといけない中でメリハリが作り切れず。

 事前に頭で考えた以上にはなっておらず、
 右肩上がりだけど亀の歩みというべき内容。
 
 まあまあ良い試合です。
 (執筆日:4/?/21)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@MASADAvs.GENTARO(4/27/08)
Aキング・オブ・レッスル・ナニワ初代王者決定戦:GENTARO(初代チャンピオン!)vs.内田祥一(8/24/08)
Bキング・オブ・レッスル・ナニワ王座戦、61分3本勝負:GENTARO(ch)vs.政宗(2-1)(9/23/08)