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Pancrase:Best of Pancrase part.1の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

@船木誠勝vs.ウェイン・シャムロック(9/21/93)
 鋭い打撃、それに関わるかわし合い、距離のつめ方。
 中々良い緊張感を持っていますね。
 船木も脚を止めてタイミングを図って見せたりと魅せる。
 ただ 密着してからは膠着しているように見え、
 離れないままシャムロックのサブミッションで滑り込み決着。
 この旗揚げ大会でMOTNであったことは想像に難くないが・・・。

A高橋善生vs.ウェイン・シャムロック(10/14/93)
 高橋が積極的に距離を詰めて行き、
 シャムロック相手にグラウンドで決して引けを取らない活躍。
 ここまでシャムロックに食らいつくとは思いませんでしたね。
 シャムロックは素晴らしいテクニックでコントロールしながら
 前回よりも演出に更に考えを回していて良い試合となりました。

B初代キング・オブ・パンクラス王座決定トーナメント決勝:山田学vs.ウェイン・シャムロック(12/17/94)
 短時間が当たり前のパンクラスですが
 それでも初代王座戦の格式を前にして
 プロレスの伝統に気を取られたか30分時間切れというブックになっています。
 全体的にグラウンドで決め手に欠けるシーンは多いが、
 それでも適度に体勢を入れ替えあったりしていて思ったほど膠着はしていない。
 またキレの調整も出来ているので残り10分の攻防は
 最初の10分よりも上位に位置づけられる攻防とはなっています。
 中々良い試合ではあったけれども
 魅せる力に乏しい山田を何故初代王座戦に持ってきたのかは疑問が残る。

Cキング・オブ・パンクラス王座戦:ウェイン・シャムロック(ch)vs.鈴木みのる(5/13/95)
 みのるのタックルのスピードは素晴らしいし、
 それをいなしてみせたシャムロックも凄い。
 グラウンドの攻防も膠着していないし、
 鈴木がアーム・バーを食らうも外して危機回避。
 逆にサブミッションを決めて絶対王者を破るのはドラマチックです。
 しかし試合は2分。
 充実はしているが2分なりの試合でしかない。

D鈴木みのるvs.獣神サンダー・ライガー(11/30/02)
 みのるの気迫は素晴らしかったものの
 ライガーの脚捌きがしょぼく相手にならなそうと思っていたら
 ウィール・キック不発からそのままグラウンドで締められ2分もしない決着。
 相手になっていないですね。
 ひどい試合。

(執筆日:3/2/13)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@船木誠勝vs.ウェイン・シャムロック(9/21/93)
A高橋善生vs.ウェイン・シャムロック(10/14/93)
B初代キング・オブ・パンクラス王座決定トーナメント決勝:山田学vs.ウェイン・シャムロック(初代チャンピオン!)(30分時間切れ→判定)(12/17/94)
Cキング・オブ・パンクラス王座戦:ウェイン・シャムロック(ch)vs.鈴木みのる(新チャンピオン!)(5/13/95)
D鈴木みのるvs.獣神サンダー・ライガー(11/30/02)