TOP日本のプロレスその他 →Freedoms:Pain Limit 8/26/12

Freedoms:Pain Limit 8/26/12の分析


名勝負 スペシャル・ガラス・ボード・デスマッチ:葛西純vs.MASADA
好勝負 なし

@嗚呼、東京砂漠! ホームレス寸前人間廃業デスマッチ:
バラモン・ケイvs.MASADA
 ケイが受けに回って道化を演じ、
 物を使ったユーモアで盛り上げました。
 ただケイの攻めが弱く、MASADAが守勢に回るに値するものではありません。
 結局ファンではあるがまったく勝敗に焦点は当たらない内容でしたね。
 まあまあ良い試合。

Aスペシャル・ラダー・デス・マッチ:葛西純vs.木高イサミ
 ラダーへの前振りから場外戦に。
 構成をもっと工夫できないのかと思いますね。
 デス・マッチ・ファイターがレスラーより
 上手さで劣るのは当然な部分はありますが
 それでも勝負のしようはあるでしょうに。
 その後リングで戻って普通の攻防。
 まったくラダーの存在を無視しているのは頂けない。
 単純に起き上がって気概を見せる形。
 木高の攻防は中々良いんですが
 そののために色々犠牲にしているのも多いですね。
 終盤は蛍光灯、剃刀がついたラダーで盛り上げるも思ったほど形になっていなかった内容。
 平均的な良試合。

Bスペシャル・ガラス・ボード・デスマッチ:葛西純vs.MASADA
 (リングのマットは剥がされ板がむき出しの状態)
 まずは普通に板の上でプロレスを行います。
 ガラス、テーブル葬とつなげで流血していきます。
 MASADAの逡巡しない攻めっぷりは見事。
 また今回は戦いのバランスが素晴らしい。
 MASADAにしてはグダついていないし、
 擬似四天王プロレスの単調さに陥ってもいない。
 シンプルなえぐさ、狂いの情熱を前面に押し出し、
 どちらの選手もフォールしない、
 ダウンしたままにならない選択肢への意識が高いです。
 肉体が駄目なら精神を、という追い込み方、見せ方ができているから惹きつけられる。
 そして板を外すという未知の行動に出て、
 そこにガラス付パワー・ボムという信じられないスポットを繰り出しました。
 ここまでされれば葛西引退がリアルに試合の中での見せ場にもなってきます。
 最後はフロッグ・スプラッシュでフィニッシュ。
 流れこそ出来ていたものの通常フィニッシャーのため軽く拍子抜けではありますが
 今年のデス・マッチ・オブ・ザ・イヤーは間違いない一戦。
 ぎりぎり名勝負。


注目試合の詳細

なし

試合結果

@嗚呼、東京砂漠! ホームレス寸前人間廃業デスマッチ:バラモン・ケイvs.MASADA
Aスペシャル・ラダー・デス・マッチ:葛西純vs.木高イサミ
Bスペシャル・ガラス・ボード・デスマッチ:葛西純(優勝!)vs.MASADA