大日本プロレス:Endless Survivor 5/5/12の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | デスマッチ王座戦、自作凶器持ち込み&蛍光灯306本デス・マッチ:アブドーラ小林(ch)vs.石川修司 |
@橋本和樹、塚本拓海、大谷将司vs.橋本大地、植田使徒、ニック・プリモ
A大石真翔、旭志織、沖本摩幸vs.清水基嗣、小川内潤、アミーゴ鈴木
B西村修vs.石川晋也
C宮本裕向、木高イサミ、沼澤邪鬼vs.忍、竹田誠志、稲松三郎
D有刺鉄線ボード・デス・マッチ:伊東竜二、山川竜司、佐々木貴vs.シャドウWX、星野勘九郎、稲葉雅人
Eアジア・タッグ王座戦:関本大介、岡林裕二(ch)vs.バラモン・シュウ、バラモン・ケイ
F初代ストロング・ヘビー級王座戦:佐々木義人vs.ビッグ・ヴァン・ウォルター
佐々木はチョップなど細かいことを
丁寧に、それでいて一発一発に一定量の迫力を持たせて行なっている。
また試合運びも適切なタイミングで動いていて評価できる。
ウォルターも同じように大味ではないプロレスを良く分かった試合運び。
でもやっぱりトータル・パッケージとしての強さ、見せつけに欠けますね。
合意が形勢される前の無理矢理な仕掛けがあっても良いでしょう。
佐々木も構築は徐々に段階を踏んでいく綺麗なもの。
終盤に表情以外の部分で情熱、エネルギーの流動が見たかった。
前哨戦などで感じた課題は克服されなかったものの
これまでと同様ストロングBJの高い安定性を感じさせた試合。
好勝負に届かずも中々良い試合。
Gデスマッチ王座戦、自作凶器持ち込み&蛍光灯306本デス・マッチ:アブドーラ小林(ch)vs.石川修司
前半の段階の期待度は低めでした。
301本ということでつまらないことで割れていきますし、
小林の通常技は相変わらず弱かったですからね。
石川は小林のスロー・ペースに合わせて強引さを持たず、
怖さが作り上げられていませんでした。
結局蛍光灯の数で勝負するだけになるんだろうな、という見通しでした。
それぞれがふんどし一丁になるのも凄いとはいえ
この2人の前回の試合と同じ展開ですしね。
しかし同じ展開だからこそここで簡単には終わらせず後半にどんどんと伸びていった。
王者になって見得に磨きがかかった小林が
デス・マッチという通常のプロレス以上の削りあいの部分をスケール・アップさせ
相対する石川も強者としてのスタンスを作り始めドラマチックになっていきます。
有刺鉄線模型を持ち出して消耗を演じながら自分のペースで試合を作りあげました。
終わりを見せないことことでデス・マッチならではの世界が見えた。
そして小林は毎回フィニッシュの弱さにがっかりするのですが
今回はこの世界に合わせてダイビング・エルボー一発で終わらせなかった点に感心しました。
前半は典型から始まりながらも後半はデス・マッチとしての表現に発展した素晴らしい試合です。
ぎりぎり好勝負。
(執筆日:5/10/12)
DVD Rating:★★★☆☆
注目試合の詳細
なし試合結果
@橋本和樹、塚本拓海、大谷将司vs.橋本大地、植田使徒、ニック・プリモA大石真翔、旭志織、沖本摩幸vs.清水基嗣、小川内潤、アミーゴ鈴木
B西村修vs.石川晋也
C宮本裕向、木高イサミ、沼澤邪鬼vs.忍、竹田誠志、稲松三郎
D有刺鉄線ボード・デス・マッチ:伊東竜二、山川竜司、佐々木貴vs.シャドウWX、星野勘九郎、稲葉雅人
Eアジア・タッグ王座戦:関本大介、岡林裕二(ch)vs.バラモン・シュウ、バラモン・ケイ
F初代ストロング・ヘビー級王座戦:佐々木義人(初代チャンピオン!)vs.ビッグ・ヴァン・ウォルター
Gデスマッチ王座戦、自作凶器持ち込み&蛍光灯306本デス・マッチ:アブドーラ小林(ch)vs.石川修司