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大日本プロレス:2/26/12の分析


名勝負 なし
好勝負 デス・マッチ王座戦、五寸釘デス・マッチ:アブドーラ小林(ch)vs.竹田誠志

@塚本拓海、小山内潤、アミーゴ鈴木vs.バラモン恵、ツトム・オースギ、ヘラクレス千賀
ASBJL戦:忍vs.橋本和樹
B石川晋也、河上隆一、大谷将司vs.葛西純、沼澤邪鬼、稲葉雅人
CSBJL戦:バラモン秀vs.佐々木義人

DSBJL戦:関本大介vs.岡林裕二
 組んで力の押し引き。
 それはリアルに力を入れているが
 わずかでも体を動かす以上100%の力で押すことは出来ず
 結局パワーに比例したインパクトにならないのが辛いところですが見応えがあるのは確か。
 定番のショルダー・タックルの攻防から動かします。
 関本が格下に胸を貸すのとは違う形で
 相手の攻めを受けて、打ち返す形を見出していて去年より優れた試合運び。
 岡林も通常の攻めに加えて張り手と気合起き上がりを打開策にすることで渡り合っていました。
 遂に中身も数え歌という名にふさわしいものになったかという感じ。
 まあ技が似ていて膨らませにくい欠点はあり、
 何かもう一つパンチがないと好勝負とは呼べないけれども。
 好勝負に少し届かず。

Eスクランブル・バンクハウス・デス・マッチ:シャドウWX、山川竜司、佐々木貴、星野勘九郎vs.宮本裕向、木高イサミ、伊東竜二、清水基嗣

Fデス・マッチ王座戦、五寸釘デス・マッチ:アブドーラ小林(ch)vs.竹田誠志
 序盤は五寸釘ボードの前振りに絡めて小林の体重、竹田の打撃という武器を軽く示します。
 額から流血した後、それぞれ自らの体を傷つけて見得を切ります。
 ここから小林の技披露、竹田のサブミッションと単純にシーンを積み重ねただけの展開
 額以外からも流血していったことがこの試合を特別なものにしている。
 蛍光灯トラップで最後の一押し。
 2人は文字通り血だるまとなっており壮絶な光景を生み出しました。
 この後最後の五寸釘ボード。
 小林が食らった後すぐに体を離さなかったのは上手いですね。
 これにより"釘"としての怖さが印象付けられました。
 五寸釘は1回だけでもおかしくないと思っていた所に
 続けて竹田が2回連続で受けるも敗北を拒否。
 最後はいつもの如くダイビング・エルボー・ドロップで
 五寸釘ボードを上にかぶせていようとフィニッシャーとして弱いですが
 やりきった、と言える凄い試合でした。
 只昨年のオープン・フィンガー蛍光灯デス・マッチを考えると
 構成はもっと有機的に組み込めるかな、という気もする。
 デス・マッチ・オブ・ザ・イヤー候補。
 ぎりぎり好勝負です。

(執筆日:3/15/12)
DVD Rating:★★★☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@塚本拓海、小山内潤、アミーゴ鈴木vs.バラモン恵、ツトム・オースギ、ヘラクレス千賀
ASBJL戦:vs.橋本和樹
B石川晋也、河上隆一、大谷将司vs.葛西純、沼澤邪鬼、稲葉雅人
CSBJL戦:バラモン秀vs.佐々木義人
DSBJL戦:関本大介vs.岡林裕二
Eスクランブル・バンクハウス・デス・マッチ:シャドウWX、山川竜司、佐々木貴、星野勘九郎vs.宮本裕向、木高イサミ、伊東竜二、清水基嗣
Fデス・マッチ王座戦、五寸釘デス・マッチ:アブドーラ小林(ch)vs.竹田誠志