大日本プロレス:9/19/10の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | なし |
2枚、約2時間45分です。
SlamBamJam製。
@有刺鉄線ボード:木高イサミ、宮本裕向vs.竹田誠志、南野タケシ
有刺鉄線ボードを幾つか含んだ内容。
ノーマル・タッグと凶器の組み合わせの相反する部分をクリアできてはいませんでしたが、
最初のデス・マッチとして観客を暖める意味では悪くないですね。
自分側に有刺鉄線を向けての攻撃はBJWの悪癖以外の何物でもないですが・・・。
凶器面より反撃の切り方の方に良い物が見られました。
悪くない試合。
AMEN'Sテイオー、怨霊、大橋篤vs.旭志織、大石真翔、円華
怨霊中心にファン・マッチ要素を加えながら一般的な攻防を行っていますが、
大石などその場の状況に自分をアダプト出来ず作ったものが崩れたりする。
少し悪い試合。
Bハードコア:山川竜司、ジ・ウィンガーvs.バラモン・シュウ&ケイ
山川は攻めの完成度が落ちるのはともかく
受け要素が0%でロートル以下に落ち込んでしまっている。
ウィンガーもマスクをつけている事を考えても表現力0。
観客に働きかけて静かにしないようにしているだけ、まったく試合を作る事はありませんでした。
ひどすぎる試合。
CTLC:伊東竜二、佐々木貴、シャドウWXvs.葛西純、沼澤邪鬼、星野勘九郎
凶器を使う意義が麻痺している。
スポットとしてどこで使うべきなんて考えないし、決着がつく理由なんて無い。
適度に大小織り交ぜれば良いかと考えているだけです。
作る気が薄いならそれ仕様の乱戦にすべきだが、これまたノーマル・タッグで行っている。
ラダー上から場外テーブルへのボディ・プレスなど見所はそれなりにあるので楽しい事は楽しいが・・・。
悪くない試合。
D関本大介、佐々木義人、河上隆一vs.岡林裕二、橋本和樹、塚本拓海
目の前の相手に火花を散らして向かい合っており、
ストロングBJWの精神が軸に通っている試合。
ただハード・ファイトだけ中心で長時間乗り切るのは無理がある。
ややダレましたが最後のフォールを奪いにいく技は気持ちが再びのっていて盛り上がりました。
平均より少し上。
E#1コンテンダーズ蛍光灯261本マッチ:アブドーラ小林vs.石川修司
石川はマイク・アピール時のスター性の薄さが試合にも出てしまってますね。
危険な香がありません。
しかし扱う凶器が蛍光灯しかないのでそれなりにデス・マッチをこなせていますね。
基本的に小林がリードしていました。
タフに蛍光灯を割っていくだけでなく所々に観客が乗れるようなスポットを織り交ぜているのが良いですね。
構成に使える技が少ないのが欠点ですが、今回は様々な蛍光灯構成物を用意しているので激戦模様まで突入していけます。
上半身を真っ赤に染めた上でのふんどし一丁は中々インパクトがありましたね。
和製デス・マッチの今年ベストでしょうか。
好勝負に少し届かず。
総評
TODでもショーをスティールしたアブドーラが日本でも激戦を見せてくれました。
(執筆日:12/2/6/10)
DVD Rating:★☆☆☆☆
注目試合の詳細
なし試合結果
@有刺鉄線ボード:木高イサミ、宮本裕向vs.竹田誠志、南野タケシAMEN'Sテイオー、怨霊、大橋篤vs.旭志織、大石真翔、円華
Bハードコア:山川竜司、ジ・ウィンガーvs.バラモン・シュウ&ケイ
CTLC:伊東竜二、佐々木貴、シャドウWXvs.葛西純、沼澤邪鬼、星野勘九郎
D関本大介、佐々木義人、河上隆一vs.岡林裕二、橋本和樹、塚本拓海
E#1コンテンダーズ蛍光灯261本マッチ:アブドーラ小林vs.石川修司