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BASARA:Best of BASARA 2018の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

@アイアン・マン・マッチ:関根龍一vs.中津良太(1/21/18)
 レスリングからして不器用さ丸出しで
 何故アイアン・マン・マッチなんか挑戦してしまったのか、と
 思ってしまいましたが、それは間違いと証明してくれました。

 まずは一つ一つ押さえ込みを重く見せています。
 これは好感が持てますね。
 10分経過して打撃に完全にシフトすると
 ハード・ヒットの耐えあい。
 関根が全てにおいて上回る中、
 中津がロープへの腕殺しから腕攻め。
 関根の反撃を耐え切ってサブミッションで中津が先取。
 19分経過。
 続けて脚も殺しに行きますが、
 関根が耐え切ってボストン・クラブで追いつきます。
 22分。
 中津が戦略的に関根を場外に留め、
 リングアウトで2本目を取ります。
 30分経過。
 こういうヒール要素で強くキャラ作りしても良く思えますが、
 素で勝負するのがどインディーでもありましょう。
 関根が必殺のボストン・クラブで
 37分、40分と連取して3-2。

 これが実際は最後のフォールという
 ブック的にはやや演出不足にも思えますが、
 中津の変則的な仕掛けは終盤になって冴え渡っていたし、
 等身大の個人でぶつかりあって1本をとりに行く
 攻防は3-2のシチュエーション関係なく、非常に尊い攻防でした。

 レスラーの技能・魅力的には2人共メジャーには遠いので
 まあまあ良い試合レベルではありますが、
 60分アイアン・マン・マッチで戦う意義を見事に示せているという点で
 そこいらの同クオリティの試合より遥かに見る価値があります。
(執筆日:2/?/19)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@アイアン・マン・マッチ:関根龍一vs.中津良太(3-2)(1/21/18)