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Noah:Best of Noah 2019 part.4の分析


名勝負 なし
好勝負 潮崎豪vs.中嶋勝彦(12/3/19)

@藤田和之vs.谷口周平(11/2/19)
 平手打ちでダウンさせ頭部を蹴り飛ばしてKO狙う、
 そんな殺伐とした格闘技寄りの雰囲気感がありますね。

 藤田は歳なので多少よたよたしていますが、
 IGFも経験しているのでこのスタイルへの理解はありますし、
 ヘッド・バットにより谷口が流血したことで、
 細かい所は気にならない程の特別感がありました。

 8分程度でしたが、注目に値する独特の世界観を築き上げました。

 中々良い試合。

Aタッグ王座戦:潮崎豪、中嶋勝彦(ch)vs.マサ北宮、稲村愛輝(11/2/19)
 稲村はキャリア1年。
 出来ることは限られているものの
 中嶋のハードな蹴りにリアルに耐えているだけで
 上質なプロレスになり得る。
 そしてそういうプロレスの仕方をさせてまで
 抜擢するだけの魅力があって、
 特にぶちかましはインパクト大でしたね。

 成長したマサも個性を活かして活躍していた、と言おうとしたら
 マサがコーナー上から飛ぶのをミス・・・。
 点で勝負しているタッグだからこそ凡庸なミスは致命傷でした。
 
 フォローはしていたもののミスがなければ
 もっと最後まで緊密な攻防になっていたでしょうね。
 
 好勝負に少し届かず。

BGHCヘビー級王座戦:清宮海斗(ch)vs.拳王(11/2/19)
 拳王がエプロンでのDDTを決めた後、清宮をリングでうつぶせに寝かせ
 後頭部にダイビング・ダブル・ストンプ。
 完全に頭部に着地していて恐ろしい技でしたね。
 その後もエプロンでのドラゴン・スープレックスが放たれたりと
 Noahらしい命をかけたプロレスです。

 ただそのスポットのせいでベース・ラインは霞んでいるし、
 ここまでの物に手を出す必要があったかは疑問です。

 とはいえ拳王の魅力的な厳しい攻め。
 これに対し清宮は1月時では不自然な一進一退となっていましたが、
 スケール感ある技を武器に
 (特にトペコンとドロップ・キックは凄かった)
 王者として受け止めきるプロレスが出来ていました。
 これは大きな進化でしたね。

 試合としては終盤が冒頭のようなインパクトがあり過ぎるスポットと
 30分という数字ありきの試合時間設定によって
 一段階評価を下げざるをえず好勝負に少し届かず、にはなりますが、
 2度目のカードで、王者の清宮をまだまだ見たい、と思わせたのは成功でしょう。

Cナショナル王座戦:杉浦貴(ch)vs.谷口周平(11/26/19)
 谷口覚醒なるか、との命題通り
 谷口が細かいところから切り返しを加え、
 均衡が崩れるまでの攻防は見応えがあります。

 中盤は杉浦主導権のシーン。 
 強烈なエルボーに谷口が眦から流血。
 簡単にフォールを狙わず
 KOを狙うぐらいの攻めをお互い見せます。
 もう少し感情が乗って見えると良いですが
 連続で同じ技を決める執拗さで特別な感じは演出できている。

 ただ終盤、谷口は相手の指示を伺ってる感じが見えて
 能動性が観られなかったのが残念。
 結果も伴わずで次に繋がるか微妙な敗北になってしまいましたね。
 中盤までは良かったのに勿体無い。

 好勝負に少し届かず。

D潮崎豪vs.中嶋勝彦(12/3/19)
 潮崎15周年記念で組まれたタッグ・パートナー対決。
 チョップと蹴りの真っ向からの打ち合いに
 その間に一捻り入れてきます。

 潮崎が場外転落時に脚を痛め、
 チョップを放つもかわされ鉄柱に誤爆、
 エプロンの中嶋の脚にラリアットなどなど
 定番の転回点を散りばめていきます。
 歴史を振り返るという点で良く、
 一方では散文的でもあり、
 これは旗揚げ記念試合の丸藤vs.鼓太郎でも抱いた印象ですね。

 得意技へ持って行く流れ作りが少し希薄ながら
 最後まで相手の全てを受け止めようと
 壮絶な打撃戦を展開し、このカードに期待するものは詰まっている。
 30分もの激戦です。

 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:12/?/19)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@藤田和之vs.谷口周平(11/2/19)
Aタッグ王座戦:潮崎豪、中嶋勝彦(ch)vs.マサ北宮、稲村愛輝(11/2/19)
BGHCヘビー級王座戦:清宮海斗(ch)vs.拳王(11/2/19)
Cナショナル王座戦:杉浦貴(ch)vs.谷口周平(11/26/19)
D潮崎豪vs.中嶋勝彦(12/3/19)