TOP日本のプロレスNoah 2010年代の大会 →Great Voyage in Ryogoku 7/22/12

Noah:Great Voyage in Ryogoku 7/22/12の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

@石森太二vs.高梨将弘
Aシェイン・ヘイスト、マイキー・ニコルスvs.マーシャル・フォン・エリック、ロス・フォン・エリック
B佐々木健介、中嶋勝彦vs.平柳玄藩、田上明
Cモハメド・ヨネvs.藤原喜明
D飯伏幸太vs.小峠篤司
ETAJIRIvs.マイバッハ谷口

FKENTA復帰戦:丸藤正道vs.KENTA
 ロープに押し込んで離れる際の深みのある表現に期待感を掻き立てられましたが
 丸藤がKENTAの蹴りにあっさりとダウンするように一歩引くことに何とも思わず、
 そこからのカウンターありきのプロレスに興醒め。
 中盤は丸藤が脚攻め。
 特殊なやり方で印象化している割にKENTAはこの試合を通して
 まったく脚の痛みを表現できていませんでした。
 柵に干して後頭部へのダイビング・ダブル・ストンプなど過激な技も出るので
 後半は盛り上がっていましたが、技の出し方による意味付けが乏しかったですね。
 復帰戦とはいえこの程度ってな印象。
 既存のNoahらしさの脱却からの空回りがこの数え歌にも出てきたか。
 中々良い試合程度。

GJrヘビー級タッグ王座戦:青木篤志、鈴木鼓太郎(ch)vs.スペル・クレイジー、リッキー・マルビン
 まずは連続ダイブでJrらしい盛り上がりを見せます。
 ついでにクレイジーが入場口ムーンサルトさえ披露。
 クレイジーはWWE離脱後は見せ方を武器にしていますね。
 体重もOverしておらず、この試合において安定感はずば抜けていました。
 中盤は見栄えの良い技を次々と見せますが
 取り合えず置いていく、って感じで相手との攻防までは考え抜かれていないですね。
 マルビンはキレがあり1発1発で勝負できるのに
 間を置かずに連発、セットにしていて勿体無かったですね。
 鈴木は一部打撃が緩く見えてしまったのが残念です。
 中々熱狂とまではいかなかったものの
 ヤング・バックスばりのスーパー・キック連打シーンにより
 非常に良い雰囲気でフィニッシュを迎えることができました。
 そんなに長くないですがタッグならではの鬩ぎ合いがあり面白かったですね。
 中々良い試合。

HJrヘビー級王座戦:金丸義信(ch)vs.クリストファー・ダニエルズ
Iタッグ王座戦:秋山準、斉藤彰俊(ch)vs.サモア・ジョー、マグナス

JGHC王座戦:森嶋猛(ch)vs.潮崎豪
 何故かショルダー・タックルの耐えあいからスタート。
 潮崎のチョップの位置づけも微妙になるし何故こんな掴みを選択したのか意味不明です。
 森嶋は間を起き、勢いを利用しないので
 前回の試合で感じたような獰猛性は感じ取れなかったですね。
 森嶋の重量に対する潮崎のダメージ表現は素晴らしかった。
 しかし掴みがあれなので表現ばかりが浮く形になっていますが。
 潮崎が脚攻めで反撃。
 圧倒的な体格差がある訳でもないので脚攻めばかり行う必要もないでしょう。
 優位に立つために行い、攻めの本道は別にあるべきです。
 エプロン技などNoahらしい過激さで終盤は盛り上げましたが
 両者の攻めバランスが悪いので一方の価値を維持するばかりで
 相手の価値が上がらない時間帯も結構見られた。
 思ったより素晴らしい試合にならなかった。
 平均的な良試合。

総評
 良いカードは揃っているものの試合数が多すぎ。
 F、Jもうもれてしまう内容で残念な大会に。
 (執筆日:8/18/12)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@石森太二vs.高梨将弘
Aシェイン・ヘイスト、マイキー・ニコルスvs.マーシャル・フォン・エリック、ロス・フォン・エリック
B佐々木健介、中嶋勝彦vs.平柳玄藩、田上明
Cモハメド・ヨネvs.藤原喜明
D飯伏幸太vs.小峠篤司
ETAJIRIvs.マイバッハ谷口(DQ)
FKENTA復帰戦:丸藤正道vs.KENTA
GJrヘビー級タッグ王座戦:青木篤志、鈴木鼓太郎(ch)vs.スペル・クレイジー、リッキー・マルビン(新チャンピオン!)
HJrヘビー級王座戦:金丸義信(ch)vs.クリストファー・ダニエルズ
Iタッグ王座戦:秋山準、斉藤彰俊(ch)vs.サモア・ジョー、マグナス(新チャンピオン!)
JGHC王座戦:森嶋猛(ch)vs.潮崎豪