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Noah:Best of Noah 2007 part.2の分析


名勝負 なし
好勝負 #1コンテンダー決定リーグ戦Bブロック優勝決定戦:秋山準vs.森嶋猛(9/9/07)

小橋建太復帰戦:小橋建太、高山善廣vs.三沢光晴、秋山準(12/2/07)

@秋山準vs.潮崎豪(トーナメントBブロック)(8/25/07)
 適度な脚攻め、首攻めに
 両体躯から繰り出される剛健なる攻めが
 メイン・イベントにふさわしい内容に仕上げました。
 中々良い試合でした。

A#1コンテンダー決定リーグ戦Bブロック 優勝決定戦:秋山準vs.森嶋猛(9/9/07)
 いきなり柵越えのバック・ドロップなどエンジン全開です。
 いつもの四天王プロレスなんでしょうね。
 個人的には好きではありませんがリーグ戦なのでこういう展開もありかなと。
 まっこうからぶつかり合う激闘です。
 森嶋もこのまま成長を遂げれば
 ロートルをもう1輝きさせられる程の存在になるのでは。
 ぎりぎり好勝負。

B#1コンテンダー決定リーグ戦優勝戦:丸藤正道vs.森嶋猛(9/9/07)
 秋山vs.森嶋戦の後という
 明らかに不利な中行われたためジュニア・タッグ・リーグに続いて
 どうもすっきりしない終わり方になってしまいました。
 試合はスピードvs.パワーの構図で不知火の大安売り。
 試合順といい試合の中身といい、のりにくい試合でした。

C西村修、藤波辰巳vs.三沢光晴、潮崎豪(9/9/07)
 藤波vs.三沢の初vs.決で大盛り上がり。
 しかし三沢にやる気が感じられず
 三沢と藤波初遭遇というドリーム・マッチではなく
 無我プロレスの展示会といった塩梅。

DGHC王座戦:三沢光晴(ch)vs.サモア・ジョー(10/27/07)
 三沢が楽しすぎです。
 ほとんどエルボーだけですからね。
 その結果ジョーがかなりの部分の攻めを担当する事になったのですが
 ジョーってパワー、パワーで押すより
 技の的確性で作ってくじゃないですか。
 そしてその技は日本人の固有大技が多くて
 嫌な見方をするとパクリのイメージがあると思うんですよ。
 今回はリスペクトからか普段使わない
 ストレッチ・プラグやらエクスプロイダーなんか見せたものだから
 それが先行してしまったと思いますよ。
 普通に小橋とのリマッチでもすれば良かったのにねぇ。
 悪くない試合。
 (執筆日:?/?/12)

E小橋建太復帰戦:小橋建太、高山善廣vs.三沢光晴、秋山準(12/2/07)
 まずは小橋もそれを見守る観客も一つ一つの小橋の動きをかみ締めます。
 続いて小橋と高山の幻のタッグが連携技を見せて盛り上げます。
 このターンは完全に秋山が受け役に達していて通常よりも反撃頻度控えめ。
 三沢が小橋にカウンターでエルボーを叩き込み小橋孤立の中盤へ。
 ある程度加減をしながらも容赦ない攻め。
 その微妙な按配から攻めている方も辛いが、
 厳しい攻めをしてこそ復帰を迎えるレスラーというものだろう、という
 彼らレスラーの心情がひしひしと伝わってくる結果になっています。
 再びこの孤立で小橋の一挙手一投足をかみ締める形に。
 孤立を脱した小橋が高山の指示から200発近いマシンガン・チョップ。
 ムーンサルトまで披露した時、小橋がこれからも見られるんだ、本当に復帰したんだ、と
 小橋に対する思いが確信に変わりました。
 その後は王道に小橋勝利へのお膳立てかと思いきや
 三沢が雪崩式エメラルド・フロージョンで小橋を沈めフィニッシュ。
 これはこれで素晴らしいフィニッシュでしたね。
 小橋以外の個々の働きの重み付けが小さく、
 タッグとしても決してトップ・レベルの構成ではないですね。
 尤も主役は小橋ですし、その小橋復帰という特殊な状況を
 最大限までスケール・アップして見せたという点では
 タッグとしての完成度は意外に高い。
 文句なしに好勝負で名勝負とは言えませんが、
 それでもMOTYに選ばれる資格のある試合です。
 (執筆日:?/?/07)

注目試合の詳細

#1コンテンダー決定リーグ戦優勝戦:丸藤正道vs.森嶋猛
  丸藤がスピードを生かして攻め込み
  不知火からカバー。カウントは2。
  森嶋がカウンターでラリアットを決める。
  丸藤は場外に逃れる。
  森嶋はダメージが残っていて追撃できない。
  リングに戻ろうとした丸藤にヒップ・アタック。
  そしてエプロンからバック・ドロップを狙う。
  丸藤は逃れるとサンセット・フリップ・パワー・ボムへ。
  森嶋はロープを掴んで耐えるとヒップ・ドロップへ。
  しかし避けられ自爆。
  丸藤がランニング・ドロップ・キックを決める。
  森嶋が振り返し柵にぶつけるも
  ドロップ・トー・ホールドで柵にぶつけられる。
  何とかリングに戻った森嶋に丸藤が襲い掛かり不知火を狙う。
  森嶋は防いでバック・ドロップを狙う。
  丸藤はクロス・ボディに切り返しサブミッションへ。
  丸藤が同ロープに走ってのラリアットを狙う。
  読んでいた森嶋はカウンターでラリアット。
  エクスプリダーからラリアットでカバー。カウントは2。
  ならばとバック・ドロップを狙う。
  丸藤は逃れるとスーパー・キックから不知火。
  カバーするもカウントは2。
  森嶋はコーナー上の丸藤を捕まえると雪崩式バック・ドロップを狙う。
  丸藤は抵抗すると雪崩式不知火。
  カバーするもカウントは2。
  森嶋が隙を突きバック・ドロップ。
  モリシハンマーを叩きつけラリアットへ。
  丸藤は避けると蹴りを連続で叩き込みポール・シフトで1,2,3!
  丸藤が優勝!



試合結果

@秋山準vs.潮崎豪(トーナメントBブロック)(8/25/07)
A#1コンテンダー決定リーグ戦Bブロック優勝決定戦:秋山準vs.森嶋猛(9/9/07)
B#1コンテンダー決定リーグ戦優勝戦:丸藤正道(優勝!)vs.森嶋猛(9/9/07)
C西村修、藤波辰巳vs.三沢光晴、潮崎豪(9/9/07)
DGHC王座戦:三沢光晴(ch)vs.サモア・ジョー(10/27/07)
E小橋建太復帰戦:小橋建太、高山善廣vs.三沢光晴、秋山準(12/2/07)