TOP日本のプロレスNoah 2000年代の大会 →Navigation,Uprising Spirit 12/4/04

Noah:Navigation,Uprising Spirit 12/4/04 の分析


名勝負 なし
好勝負 Jrヘビー級王座戦:金丸義信(ch) vs. 杉浦貴

2枚約3時間55分(CM、プレイバック含)です。
SlamBamJam製です。

@橋誠 vs. 潮崎豪
 潮崎がデビュー仕立てなので橋にかかっていました。
 どれももう少し詰める余地はあると思うのですが
 潮崎の技は一通り見せ場として披露されたし
 もう少しで時間切れとなる試合を作ったので少し悪い試合。

A佐野巧真、SUWA vs. 本田多聞、菊池毅
 菊池さーん、と1人の女性の声が終始聞こえるほど静かな試合。
 佐野と菊池が試合中に言葉でやりとりをして笑いを起こしているだけ。
 ここに入れられたSUWAがかわいそうです。
 悪い試合。

Bエース・スティール、リッキー・マルビン、2コールド・スコーピオ vs. 池田大輔、川畑輝鎮、モハメド・ヨネ
 実況者は日本vs.アメリカ路線で喋っていますが
 彼らにベビーvs.ヒールという意識はありません。
 それ以前にやっている事がころころ変わって一貫性がありません。
 悪い試合。
 それにしてもエースがNoahに出ていたとは驚いた。
 どこに接点があったんだろう。

CKENTA、丸藤正道、力皇猛 vs. リチャード・スリンガー、鈴木鼓太郎、田上明
 6人タッグという事で力を出し切れなかった印象はあるけれど
 悪くは無く鼓太郎とKENTA、丸藤の素早い攻防が小さなアクセントになっている。
 平均レベル。

D井上雅夫、斉藤彰俊 vs. 秋山準、泉田純
 秋山と斉藤がちょっとした激しさを見せても
 泉田、斉藤が台無しにしてしまう部分がありますね。
 少し悪い試合。

EJrヘビー級王座戦:金丸義信(ch) vs. 杉浦貴
 基点を持ったレスリングも一極攻めも、
 そして花道のスポットや杉浦のMMAサブミッションだって
 何もかもがメイン・ストリームにスムーズにフィットしている。
 驚異的です。
 基本に忠実で適切な時間配分のなせる業でしょう。
 掟破りからのお互いの力を出し尽くした終盤も素晴らしいです。
 只全力を尽くした、といっても杉浦、金丸から予想される範囲内での全力だったのは確か。
 名勝負と呼ぶにはもう1つ何かサムシングが欲しい。
 それは単純に王座移動という筋書き、
 バリエーションの少ない切り返しでの努力、
 はたまたハードなスポットかもしれない。
 しかしここまでの出来になるのは予想外な程見事な試合でした。
 文句なしにグッド・マッチ。好勝負。
 試合後高岩が挑戦を表明しました。

Fタッグ王座戦:三沢光晴、小川良成(ch) vs. マイケル・モデスト、ドノヴァン・モーガン
 技の見せ方がいまいちで容姿通り
 華に欠ける挑戦者組ですが試合運びは安定していますし、
 最初から仕掛けて工夫したスポットを見せて試合に集中させる事ができました。
 まあまあ良い試合。
 
 試合後スコーピオが急襲しベルトを強奪して去っていきます。

GGHC王座戦:小橋建太(ch) vs. マイク・オーサム
 この頃のグラジは状態悪いですね。
 序盤からスタミナの差が目にみえるし、
 中盤はグラジが支配するので粗さが目立つし技もいまいち迫力がありません。
 只終盤、花道前からグラジらしい迫力が戻ってきます。
 こうなると小橋がそれを見事に受けきる事でこのカードならではの見せ場が生み出される。
 しかしそこまで持っていくも
 最後に押し切る形にしてちょっと下げましたね。
 やはろグラジにNoahでやらせるのは無謀でした。
 平均レベル。
 試合後みのると小橋がそれぞれアピール。

総評
 全体的に低調でしたがその中でJrの王座戦は素晴らしかった。
 救いとなっています。
 (執筆日:6/26/09)
DVD Rating:★☆☆☆☆

注目試合の詳細

EJrヘビー級王座戦:金丸義信(ch) vs. 杉浦貴
  金丸がヘッド・ロック。
  ロープに振られショルダー・タックルを決めるも耐えられる。
  ロープに走る。
  クローズラインを避けると低空ドロップ・キック。
  アングル・スラムを狙う。
  杉浦はエルボーで防ぐとスピアー。
  ブレーン・バスターを狙う。
  金丸が逃れて仕切り直し。
  バックの取り合いから金丸がハンマー・ロックを決め倒す。
  両肩をつけようとする。
  杉浦は防ぐとフロント・ヘッド・ロック。
  腕を取る。
  金丸が脚を取って倒しヘッド・ロック。
  杉浦がヘッド・ロックに返す。
  金丸は起き上がると力で外そうとするも防がれる。
  杉浦がグラウンドに倒す。
  起き上がられるもグラウンドに倒す。
  金丸がグラウンド・ヘッド・シザースに返す。
  杉浦は逃れるとヘッド・ロックへ。
  金丸がグラウンド・ヘッド・シザースに返す。
  杉浦は反対にして逃れるとヘッド・ロック。
  金丸は起き上がるとロープに振る。
  ロープ・ワークから金丸がドロップ・キック。
  杉浦がショルダー・タックル。
  突進するも避けられ鉄柱に激突。
  金丸は杉浦を場外に落とすと柵にぶつける。
  ハンマー・ロックを決めた状態で鉄柱にぶつける。
  腕を柵に絡め柵を蹴り飛ばす。
  杉浦を残しリングに戻る。
  リングに戻ってきた杉浦を蹴りつけるとロープに振りヒップ・トス。
  キー・ロックを決める。
  杉浦は体を起こすと持ち上げようとする。
  無理と見て顔を踏みつけ逃れる。
  コーナーに振ると突進。
  金丸は避けてコーナーに激突させるとアーム・ドラッグで腕を取る。
  杉浦がサミングで逃れる。
  金丸が蹴りを打ち返しドロップ・キック。
  カバーするもカウント2。
  脇固め。
  ロープに脚をかけて強める。
  杉浦がロープに脚をかける。
  金丸はブレーン・バスターを狙う。
  杉浦は耐えると逆に持ち上げロープの上に腹から落とす。
  蹴り落とすとブランチャで追撃する。
  柵に振ってぶつける。
  リングに戻しカバー。カウント2。
  腰に脚を当てチン・ロック。
  噛み付いてきた金丸を蹴りつける。
  10分経過。
  ロープに振るとショルダー・スルー。
  キャメル・クラッチ。
  金丸がロープを掴む。
  腰を殴りつける。
  花道に蹴りだす。
  花道から場外へのブレーン・バスターを狙う。
  金丸も耐えて逆に狙っている。
  杉浦が持ち上げる。
  金丸は何とか降りるとロープに逃げる。
  杉浦がフォア・アームズ。
  金丸は打ち返すとビッグ・ブーツ。
  突進する。
  杉浦がカウンターでベリー・トゥー・ベリーを決め花道に叩きつける。
  カウント14で金丸をリングに戻す。
  踏みつけてカバー。カウント2。
  フォア・アームズの打ち合い。
  杉浦が腹にニーを入れて黙らせる。
  ボストン・クラブを決める。
  金丸がロープを掴む。
  杉浦が腰にエルボー。
  もう1発。
  蹴りを打ってきた金丸の腰にエルボー。
  コーナーに振ると突進して持ち上げようとする。
  金丸がDDTに切り返す。
  フロッグ・スプラッシュを決めるもカウントは2。
  起こそうとする。
  フォア・アームズの打ち合いに。
  15分経過。
  杉浦が蹴りつけロープに走る。
  金丸がカウンターでキッチン・シンク。
  コーナー上へ。
  杉浦が捕らえ肩車する。
  金丸がヴィクトリー・ロールに切り返す。カウント2。
  杉浦のクローズラインを避けるとスクール・ボーイ。
  杉浦はカウント2で返すと同時にアーム・バー。
  金丸が何とかロープに脚をかける。
  杉浦は腕を取るとコーナーに振り突進。
  持ち上げると水車落とし。
  カバーするもカウントは2。
  中年’sリフト。
  ロックを離さずカナディアン・バック・ブリーカーの体勢に。
  金丸は後ろに逃れるとフォア・アームズを入れブレーン・バスターを狙う。
  杉浦が逆に持ち上げ垂直落下式ブレーン・バスター。
  カバーするもカウントは2。
  アングル・スラムを狙う。
  金丸がロープを掴む。
  レフェリーが離れるよう言っている隙にロー・ブロー。
  アングル・スラムを決めカバー。カウントは1。
  コーナー上からムーンサルトへ。
  杉浦は膝を立てて迎撃すると腕を取る。
  裏向きにしてアーム・バーへ。
  金丸がロックしにいくも杉浦はトライアングル・チョークに移行する。
  金丸はぐったりしている。
  杉浦が離してカバーするもカウントは2。
  ジャーマンを決めカバー。カウントは2。
  アングル・スラムを狙う。
  金丸が後ろに着地しバックを取る。
  杉浦がバックを取り返す。
  金丸がロー・ブローを狙う。
  杉浦は避けると脚を取りアンクル・ロック。
  金丸はロープに手を伸ばす。
  中央に戻されるも丸め込み。カウント2。
  杉浦がロープ際の金丸に突進。
  金丸はカウンターで蹴りを入れるとセカンド・ロープからムーンサルトへ。
  杉浦はキャッチするとツームストン。
  ジャーマン・スープレックス・ホールドを決める。
  カウント中に体勢を変えると起こしてドラゴン・スープレックス。カウントは2。
  20分経過。
  アングル・スラムを決めカバーするもカウントは2。
  コーナー上にのせる。
  雪崩式アングル・スラムを狙う。
  金丸が抵抗し後頭部にクローズラインを決めると杉浦は場外に転落する。
  エプロンに上がってきた杉浦に飛びつき場外へのディープ・インパクト。
  場外カウントが数えられる。
  金丸がカウントカウント11でリングに転がり込む。
  杉浦がカウント19でリングに転がり込む。
  金丸が垂直落下式ブレーン・バスター。
  ロックを離さずに起こす。
  杉浦が腕を取りラ・マヒストラル。
  そこからアーム・バー。
  金丸がロープに脚をかける。
  アングル・スラムを狙う。
  金丸はヘッド・ロックで耐えるとロープを掴む。
  杉浦が引き離しアングル・スラムを狙う。
  金丸がDDTに切り返す。
  コーナー上へ。
  ディープ・インパクトを決めてカバーするもカウントは2。
  ムーンサルトもカウントは2。
  垂直落下式ブレーン・バスターもカウント3ならず。
  ならばとコーナーにのせ雪崩式垂直落下式ブレーン・バスター。
  杉浦が立ち上がりかけるも崩れ落ちる。
  金丸がカバー。カウントは2。
  金丸がタッチアウトを決め1,2,3!
  金丸が防衛!

試合結果

@橋誠 vs. 潮崎豪
A佐野巧真、SUWA vs. 本田多聞、菊池毅
Bエース・スティール、リッキー・マルビン、2コールド・スコーピオ vs. 池田大輔、川畑輝鎮、モハメド・ヨネ
CKENTA、丸藤正道、力皇猛 vs. リチャード・スリンガー、鈴木鼓太郎、田上明
D井上雅夫、斉藤彰俊 vs. 秋山準、泉田純
EJrヘビー級王座戦:金丸義信(ch) vs. 杉浦貴
Fタッグ王座戦:三沢光晴、小川良成(ch) vs. マイケル・モデスト、ドノヴァン・モーガン
GGHC王座戦:小橋建太(ch) vs. マイク・オーサム