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新日本プロレス:Complete Inoki V.8 Disc 2の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

@WWF王座戦:ボブ・バックランド(ch)vs.アントニオ猪木(11/30/79)
 今回ボブは悪意ある攻めをせず逃げでリアルな技術を披露します。
 それを除くと緊張感、挑発のタッチを加えた予想の範疇のレスリングでしたね。
 後半はロープ・ワークで引き締めたり、一極攻めから展開したりと
 正攻法で試合を進め、終盤は適度に技の炸裂と避けを交えます。
 やや一進一退がお仕事的な印象も受けないでもないですが・・・。
 最後もWWF王座を移動させるという事で
 相手に傷をつけないようにした結果かなり微妙な形でのフィニッシュでした。
 平均的な良試合。

A第1回IWGP優勝決定戦:ハルク・ホーガンvs.アントニオ猪木(6/2/83)
 ホーガンがレスリングを出来るようになったので
 それをベースにして猪木が技をばら撒いて見せ場を作ります。
 全体的に広がり、繋がりを持たない内容でしたが
 最後にアックス・ボンバーで猪木がKOされる、という
 話題性に富むエンディングで補い一応合格点といった所。
 まあまあ良い試合です。
 (執筆日:12/3/09)

B第2回IWGP優勝決定戦:ハルク・ホーガンvs.アントニオ猪木(6/14/84)
 ホーガンが焦らず間合いを置いた攻めを見せます。
 密着時もレスリングの切り返しが光りWWEの全米進行前がホーガンの短い全盛期だったんだな、と感じさせますね。
 猪木はタイミングで仕掛ける形で構成の仕組みは前年と同じです。
 しかし上述のようにホーガンがレスリングをより巧みに操るようになっているので
 1つ1つの繋がりが強化されていて充実しています。
 終盤はご存知の通り、両者リングアウト、両者リングサイド・アウトと焦らし、前年をダブラせる攻防で盛り上げましたが、
 最後は長州のテロ行為から2人の戦いとはまったく外れた形で猪木が何の意味のない勝利。
 冷静に猪木の新日流ブッキングと見ればそれで試合の評価を大きく下げる事はないですけど、
 実にコントロバーシャルなフィニッシュですねぇ。
 中々良い試合。 

CIWGP王座戦:アントニオ猪木(ch)vs.ハルク・ホーガン(6/13/85)
 変なブック展開がない中で試合をやりきってくれるかと思いきや・・・
 猪木が受けではその場凌ぎだし、
 攻めに回ればホーガンに来るべきタイミングまで動かない事を求める手抜きっぷり。
 最後は場外を使って如何にもハード・ファイトだと装います。
 90年代のように実体がない訳ではないが手抜きな内容。
 悪くない試合。

総評
 中身はそこそこながら既に新日からDVD化されている試合なので貴重ではないのがね。
 (執筆日:4/1/11)
DVD Rating:★☆☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@WWF王座戦:ボブ・バックランド(ch)vs.アントニオ猪木(新チャンピオン!)(11/30/79)
A第1回IWGP優勝決定戦:ハルク・ホーガン(優勝!)vs.アントニオ猪木(リングアウト)(6/2/83)
B第2回IWGP優勝決定戦:ハルク・ホーガンvs.アントニオ猪木(優勝!)(両者リングアウト→両者エプロンアウト→リングアウト)(6/14/84)
CIWGP王座戦:アントニオ猪木(ch)vs.ハルク・ホーガン(リングアウト)(6/13/85)