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新日本プロレス:Complete Inoki V.11 Disc 1の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

約2時間10分です。
@NWF王座戦:アントニオ猪木(ch)vs.ペドロ・モラレス(12/4/79)
 モラレスが単純に受けず重さを感じさせます。
 まあ必ずしも意図的ではなく下手な部分によってそうなっている所もありますけどね。
 これを意図的に作り上げていけば猪木を押さえ込む攻防にまで発展させる道が開けます。
 荒削りだが、魅力は感じる内容。
 悪くない試合です。
 
ANWF王座戦:アントニオ猪木(ch)vs.ケン・パテラ(9/30/80)
 パテラの得意な打撃戦にはなっていませんね。
 猪木がパテラの不得意なレスリングで押さえ込んでいるのもあるけど
 パテラ自身も相手がエースだからといって譲りすぎです。
 後半は場外でボディ・スラム、エプロン相手への延髄切りなど
 スポットは良いのにその後の行動で小さく抑えてしまって所があり
 ダラダラした印象を受けてしまいます。
 悪くない試合。
(執筆日:6/25/10)

BNWF王座戦:アントニオ猪木(ch)vs.ボビー・ダンカン(12/9/80)
 ダンカンは雑な動きでアピールもいまいち。
 その上やる気すらないのではないか、と疑わせる緩急なしの動きで
 ひたすら駄目な選手だな、と溜息をつかせます。
 猪木も同情するが結構なグダグダ具合でしたね。
 ひどすぎる試合。

Cアントニオ猪木vs.アレン・コージ(8/21/81)
 コージが怖さ、危険な雰囲気が出るようにラフ・ファイトを見せていますね。
 ただ猪木が受けすぎなので試合が進むにつれ退屈になっていきます。
 アビーの手下という事で猪木は負けるはずがないと観客が思い込んでいたのも影響しましたね。
 しかし最後の締め方は良かったです。
 平均レベル。
 (執筆日:6/25/10)

D賞金3万ドル&覆面剥ぎマッチ:アントニオ猪木vs.マスクド・スーパースター(8/6/81)
 テンポが速く、猪木の間が情感的なので
 単なるレスリングでもこの形式ならではの特別感があります。
 途中の鉄柱攻撃でスーパースターの勝利への執念も感じさせる場面もあり。
 しかし日本での覆面剥ぎマッチにそれ程重みがないのは知っての通りで
 コンパクトにまとめてしまいました。
 まあまあ良い試合。

E5分10R:アントニオ猪木vs.ローランド・ボック(1/1/82)
 日本で再戦。
 ボックは依然圧迫感はありますが、
 状態は衰えていて強引さを押し通す強さはない。
 試合も前回とは逆に猪木がキレのある仕掛けで雰囲気を作っていきます。
 ボックがエプロンからロープ越しにスリーパーを決めたりもしますが、
 基本的には全然猪木が苦戦していない内容。
 不透明決着で前戦の話題性を守った形ながらその価値があったかは疑問です。
 悪くない試合。

Fアントニオ猪木vs.アブドゥーラ・ザ・ブッチャー(1/28/82)
 アビーの打撃と猪木の苦しむ姿は実に絵になるけど
 試合としては受けがなく、まるで展開もされない。
 雰囲気はあるが中身の無い内容。
 最後は微妙な反則で決着をつけなかったもののそんな必要があったかどうか。
 悪くない試合。

Gアントニオ猪木vs.ジェシー・ベンチュラ(4/21/82)
 猪木が早い段階から脚攻め。
 ベンチュラのヒール時の素振りややられ方の素振りにはエンターテナーぶりが伺えるが
 試合のクオリティにはまったく繋がらないファン要素でしかありません。
 技の構成は出鱈目ですしね。
 ひどい試合。
 
Hアントニオ猪木vs.スコット・マギー(6/18/82)
 わずか1分半で決着するなら
 開始直後に終わった放送内に収める事も出来たんじゃあ・・・。
 ひどい試合。

総評
 微妙なオムニバス。
(執筆日:6/1/11)
DVD Rating:☆☆☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@NWF王座戦:アントニオ猪木(ch)vs.ペドロ・モラレス(12/4/79)
ANWF王座戦:アントニオ猪木(ch)vs.ケン・パテラ(9/30/80)
BNWF王座戦:アントニオ猪木(ch)vs.ボビー・ダンカン(12/9/80)
Cアントニオ猪木vs.アレン・コージ(8/21/81)
D賞金3万ドル&覆面剥ぎマッチ:アントニオ猪木vs.マスクド・スーパースター(8/6/81)
E5分10R:アントニオ猪木vs.ローランド・ボック(DQ)(1/1/82)
Fアントニオ猪木vs.アブドゥーラ・ザ・ブッチャー(1/28/82)
Gアントニオ猪木vs.ジェシー・ベンチュラ(4/21/82)
Hアントニオ猪木vs.スコット・マギー(6/18/82)