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新日本プロレス:Complete Inoki V.1 Disc 1 の分析


名勝負 なし
好勝負 NWA王座戦:ドリー・ファンクJr(ch)vs.アントニオ猪木(12/2/69)

約1時間45分です。

@NWA王座戦:ドリー・ファンクJr(ch)vs.アントニオ猪木(12/2/69)
 猪木のイメージとは似つかわしくないスタンディング/グラウンドの型によるレスリングでスタート。
 しかし骨折した指というハンデを補って余りある程
 猪木のレスリングは執着的で回転速度があるのでその攻防からはリアリズムが迸っています。
 また呼吸は合っていないものの相手を良く見ているので高度なレベルを保っていますね。
 ここにドリーが指攻めというヒール・タッチを、
 猪木が観客をのせるパンチを味付けでふりかける。
 30分経過した所で猪木が相手を起こすのに手を貸したりと格好をつけ
 レスリングも意味深くカウント2の重さを意義付けていく。
 場外落としと大技にて残り15分のお膳立て。
 そこから15分は粘りの凌ぎあいですが、当時の技レベルではMAX状態を15分維持するのは無理でしたね。
 実現可能性から言えば1−1にもつれ込ませて持続させる必要がありました。
 0−0の方が印象に残るだろうという判断でしょうが、十分その中身だけで価値を作り上げている。
 文句なしにグッド・マッチ。
 
AUN王座戦、3本勝負:アントニオ猪木(ch)vs.ジャック・ブリスコ(8/5/71)
 キビキビした動きによるレスリングですね。
 ジャックはかなりリアリスティックに能力を発揮していますよ。
 ただ@のような型の力もないですね。
 また展開ですが、脚攻め、場外利用、0−1に追い込まれてのジャーマン、アブナミドルで逆転、と
 しっかり印象付けて動かせてはいますが、
 大まかな逆転劇だけでもっと鬩ぎ合いがあっても良かったですね。
 これならせめてジャックには4の字で1本取らせて上げたかった所です。
 苦戦したように印象を与えている猪木の演出は素晴らしいけれども
 だからといってその理由をジャックに語らせなくて良い事にはならない。
 平均的な良試合。

総評
 時期的に猪木最初の傑作でしょうか。
 (執筆日:10/29/10)
DVD Rating:★★☆☆☆

注目試合の詳細

@NWA王座戦:ドリー・ファンクJr(ch)vs.アントニオ猪木(12/2/69)
  組み猪木がロープに押し込むも離れる。
  ドリーがバックを取るも猪木が回転して離す。
  猪木がタックルで牽制。
  組むとドリーがコーナーに押し込む。
  クリーンに離れる。
  組むと猪木がロープに押し込む。
  アーム・ドラッグからアーム・ロック。
  ドリーは起き上がるとロープに振る。
  猪木がショルダー・タックル。
  アーム・ドラッグでアーム・ロック。
  ドリーは起き上がるとロープに振る。
  猪木がショルダー・タックル。
  ロープに走りショルダー・タックル。
  アーム・ドラッグでアーム・ロック。
  ドリーが起き上がりロープに振る。
  リープ・フロッグ。
  猪木がアーム・ドラッグからアーム・ロック。
  ドリーが起き上がりエルボー。
  ロープに振る。
  猪木がショルダー・タックル。
  ロープに走りショルダー・タックル。
  ロープに走る。
  ドリーがドロップ・トー・ホールドで倒しレッグ・ロック。
  インディアン・デス・ロック。
  バックを取る。
  猪木が回転するもドリーがつく。
  猪木が体を投げて引き離す。
  猪木がコーナーに押し込むもクリーンに離れる。
  ドリーがヘッド・ロック。
  ハンマー・ロック。
  倒れた猪木を反転させレッグ・ロック。
  猪木は食らいながらも腕を取る。
  レッグ・ロックから逃れハンマー・ロック。
  ドリーは起き上がると前に投げる。
  しかし猪木は外さない。
  10分経過。
  猪木が転がす。
  ドリーが起き上がる。
  ボディ・スラムを狙う。
  猪木が外さず転がす。
  ドリーは起き上がるとドロップ・トー・ホールド。
  レッグ・ロック。
  猪木は食らいながらも腕を取る。
  外してハンマー・ロック。
  ドリーがすぐにドロップ・トー・ホールドで倒す。
  お互いレッグ・ロックをかけた状態。
  (カット)
  セコンドがドリーに耳打ち。
  ナックル・ロック。
  お互い押し込む。
  猪木が倒すもすぐドリーがひっくり返す。
  上にのる。
  猪木がボディ・シザースに捕らえる。
  ドリーが体を起こして押し込む。
  猪木が戻す。
  ドリーが外して上になる。
  猪木がブリッジで耐え体勢を立て直す。
  ナックル・ロック。
  ドリーが蹴り。
  猪木が体を起こす。
  後ろに倒れてボディ・シザースに引き込もうとする。
  耐えられたのでまた起き上がる。
  ドリーがロープの反動を使ってモンキー・フリップ。
  上になろうとする。
  猪木がボディ・シザースに捕らえる。
  ドリーが逃れて脚を取りレッグ・ロック。
  20分経過。
  猪木がロープに逃げる。
  ドリーが脚にニーを入れてから離れる。
  (カット)
  組むとドリーが腕を取り指を折り曲げる。
  猪木が殴りつけるもドリーは耐えロープ際へ。
  セコンドが殴りつけた様子。
  ドリーがリスト・ロック。
  猪木は起き上がるとパンチ。
  ドリーが耐え締め上げる。
  ロープ際につれていくとセコンドが指を殴りつける。
  ドリーがリスト・ロック。
  ターン・バックルに手をぶつける。
  もう1発。
  エルボー。
  猪木がパンチを打っていく。
  チョップにパンチ。
  ドリーが場外に避難。
  リングに戻る。
  エプロンに乗り出し観客の方を向く。
  猪木が待たずに殴りかかりヘッド・ロック。
  グラウンドに倒す。
  ドリーがマットに押し込むも猪木は外さない。
  ドリーは起き上がるとエルボー。
  エプロンに出ようとする。
  猪木が中央に引き戻す。
  ドリーがコーナーに振ろうとする。
  猪木が腰を落として防ぐ。
  締め上げる。
  ドリーがバック・ドロップに切り返す。
  手を踏みつける。
  もう1回。
  手をターン・バックルにぶつけハンマー・ロック。
  猪木がロープに逃げる。
  ドリーは締め上げてから離れる。
  ハンマー・ロック。
  脚を取って倒し締め上げる。
  起き上がった猪木の脚を取って倒す。
  30分経過。
  猪木が体勢を入れ替えロープへ。
  猪木は離れるとドリーが起きるのに手を貸す。
  組むと猪木がアブナミドル・ストレッチを狙う。
  ドリーがロープに逃げる。
  コーナーに押し込むもクリーンに離れる。
  組むとドリーが両脚を掴んで倒しボストン・クラブを狙う。
  猪木が回転して投げる。
  ドリーがすぐ体勢を立て直し両脚を取って倒す。
  ボストン・クラブを狙う。
  猪木が回転して投げる。
  ドリーがすぐ体勢を立て直しバタフライ・スープレックスを狙う。
  猪木が両脚を取って倒しボストン・クラブ。
  ドリーが上体を起こし上になる。カウント2。
  猪木が丸め込む。
  ドリーはカウント2で返すと場外に出る。
  リングに戻る。
  猪木が裏に回りスクール・ボーイ。
  そこから腕を取ろうとする。
  アーム・バーへ。
  耐えられキー・ロック。
  ドリーが反復で体を後ろに転がし押し込む。
  猪木が元に戻す。
  35分経過。
  ドリーが反復で体を後ろに転がし押し込む。
  猪木が元に戻す。
  ドリーがロープに脚をかける。
  体勢を変えニーを落とす。
  ターン・バックルにぶつける。
  頭部をターン・バックルにぶつける。
  場外に落とす。
  猪木は起き上がるとエプロンに上がる。
  ドリーが蹴り落とす。
  エプロンに出ると猪木の髪をつかみ頭部をターン・バックルにぶつける。
  エプロンから頭部を蹴る。
  リングに戻る。
  エプロンに上がってきた猪木に蹴りを叩き込む。
  猪木がエプロンに上がりショルダー・タックル。
  リングに戻るとコーナーに押し込みショルダー・ブロック。
  コーナーに振りボディ・スラム。
  コーナーに振りボディ・スラム。
  コーナーに振る。
  ドリーSrがクッションになってぶつからないようにする。
  ドリーがエルボー。
  チン・ロック。
  猪木は起き上がると腕を押しあげる。
  ドリーが髪をつかんで倒しチン・ロック。
  40分経過。
  猪木が起き上がり腕を押し上げる。
  そのまま倒してアーム・ロック。
  ドリーは起き上がるとコーナーへ。
  ターン・バックルにぶつける。
  猪木は耐えると締め上げる。
  ドリーが猪木をターン・バックルにぶつけていく。
  猪木が耐えて倒す。
  ハンマー・ロック。
  ドリーは起き上がるとロープに振る。
  猪木がショルダー・タックル。
  ロープに走る。
  ドリーがハイ・ニー。
  カバー。カウント2。
  ボディ・スラム。カウント2。
  手をリスト・ロック。
  45分経過。
  コーナーに連れて行く。
  ターン・バックルにぶつける。
  バタフライ・ロック。
  猪木が外してミュール・キック。
  ドロップ・キック
  2発目。
  ドリーがスナップ・メアを連打。
  猪木がバック・スライドに切り返す。カウント2。
  組むとドリーがコーナーに押し込む。
  エルボー。
  殴りつけていく。
  スナップ・メア。
  起き上がった猪木にドロップ・キック。
  もう1発狙う。
  猪木はかわして自爆させるとカバー。カウント2。
  ドリーがバタフライ・スープレックス。カウント2。
  ヘッド・ロック。
  ロープに振られ激突。
  両者ダウン。
  ドリーが上にかぶさろうとする。
  猪木が蹴り飛ばしカバー。カウント2。
  ドリーがエルボーを打ち下ろしコーナー上へ。
  ダイビング・ニー・ドロップを決めカバー。カウント2。
  猪木がパンチを入れていく。
  ドリーが殴り返しボディ・スラム。
  コーナー上へ。
  猪木が捕まえデッドリー・ドライブ。
  ボディ・スラムでカバー。カウント2。
  ドリーがボディ・シザースで場外に落とそうとする。
  不十分ながら落とす。
  ストンピング。
  リングに戻る。
  50分経過。
  戻ってきた猪木にエルボー。
  エルボー。
  猪木が担ぎエアプレイン・スピン。
  前に落としカバー。カウント2。
  ヘッド・ロック。
  ドリーがコーナーに押し込み腹にエルボーを打っていく。
  場外に出て指示を聞く。
  組むと猪木が腹にエルボー。
  ロープに振る。
  ドリーがロープを掴んで止まり蹴り上げる。
  レッグ・ロック。
  猪木が蹴りつけていく。
  ドリーは耐えるとレッグ・ロック。
  起き上がるとインバート・インディアン・デス・ロック。
  猪木がロープに逃げる。
  ドリーが腹にニーを落としていく。
  中央に引っ張るとレッグ・ロック。
  猪木がロープに逃げる。
  ドリーは場外に出て猪木を場外に引き摺り下ろす。
  エプロンに叩きつけテーブルに叩きつける。
  エルボー。
  リングに戻る。
  猪木が受話器をテにしてリングに入る。
  レフェリーが没収する。
  ドリーがレフェリーから奪い取りそれで猪木を殴り倒す。
  55分経過。
  ドリーがストンピング。
  場外に落とす。
  ボディ・スラム。
  リングに戻る。
  猪木はロープ際のドリーを引き摺り下ろすと殴りつけ椅子にたたきつける。
  リングに戻る。
  ドリーもリングに戻る。
  打撃を打ち合う。
  猪木が殴りつけブレーン・バスター。
  カバー。カウント2。
  ドリーが猪木にバック・スライド。カウント2。
  猪木がボディ・スラムからカバー。カウント2。
  残り3分。
  猪木がボディ・スラムを狙う。
  ドリーが丸め込む。カウント2。
  スナップ・メア。
  同時にドロップ・キックを狙いあい打ち。
  両者ダウン。
  ドリーが先に起き上がりカバー。カウント2。
  ボディ・スラム。
  ボディ・スラム。
  カバー。カウント2。
  残り2分。
  ボディ・スラムを狙う。
  猪木が後ろに逃れアブナミドル・ストレッチ。
  ドリーは耐えると場外へのヒップ・トス。
  戻ってきた猪木にニーを落としていく。
  カバー。カウント2。
  ストンピング。
  猪木が両脚を取って倒しボストン・クラブを狙う。
  ドリーは脚を引いて倒す。
  猪木を起こしてヘッド・バッド。
  残り30秒。
  カバー。カウント2。
  猪木がチョップ。
  起き上がりチョップ。
  ロープに負リアブナミドル・ストレッチ。
  ドリーがロープに逃げようとする。
  60分時間切れ!
  両者握手を交わす。

試合結果

@NWA王座戦:ドリー・ファンクJr(ch)vs.アントニオ猪木(0−0)(60分時間切れ)(12/2/69)
AUN王座戦、3本勝負:アントニオ猪木(ch)vs.ジャック・ブリスコ(2−1)(8/5/71)