新日本プロレス:WPW Classics #36の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | なし |
1枚、約2時間です。
SlamBamJam製。
@WWF王座戦、3本勝負:ボブ・バックランド(ch)vs.アントニオ猪木(11/30/79)
今回ボブは悪意ある攻めをせず逃げでリアルな技術を披露します。
それを除くと緊張感、挑発のタッチを加えた予想の範疇のレスリングでしたね。
後半はロープ・ワークで引き締めたり、一極攻めから展開したりと
正攻法で試合を進め、終盤は適度に技の炸裂と避けを交えます。
やや一進一退がお仕事的な印象も受けないでもないですが・・・。
最後もWWF王座を移動させるという事で
相手に傷をつけないようにした結果かなり微妙な形でのフィニッシュでした。
平均的な良試合。
A獣神サンダー・ライガー、エル・サムライvs.ディーン・マレンコ、ペガサス・キッド(3/23/93)
充実した4人が相手が見せ場を作れば自分も、と張り合い一進一退の攻防を生み出します。
特にキッドXライガーは安定していますね。
ただこの4人がすればこれぐらいにはなるだろうね、というレベル。
終盤もカットしあった後、控えが場外で戦っている隙にフィニッシュ、という極めて普通なものでした。
平均的な良試合。
B飯塚孝之、蝶野正洋vs.トニー・セントクレア、TNT(3/23/93)
飯塚、蝶野は相手にやりたいことをやらせた上で自分のアピールが出来ている。
セントクレア、TNTも予想以上に個性を発揮し、
精力的なテンポで試合への緊張感を維持し続けています。
新日vs.UWFのようにお互いの良さを引き出しあっている。
中々良い試合。
総評
@は公式からビデオが出ていますね。ただ他の試合が普通に良い試合だったので悪くは無い。
(執筆日:12/31/10)
DVD Rating:★☆☆☆☆
注目試合の詳細
@WWF王座戦:ボブ・バックランド(ch)対アントニオ猪木序盤は静かな展開。
挑戦者である猪木は積極的に攻めていく。
ヘッド・シザースでバックランドの首を締め付ける。
バックランドが反撃し脚攻め。
猪木が平手打ちで挑発。
バックランドもお返しの平手打ち。
猪木が投げを交えてキー・ロックに捕らえる。
バックランドは持ち前のパワーで猪木を持ち上げると
コーナーにまで持っていき平手打ち。
すかさず猪木も反撃に出てボディ・スラム。
猪木がヘッド・シザース。
バックランドは場外に避難。
猪木は追うが追撃せずリングまで返ってくる。
エプロンのバックランドにブレーン・バスターを狙う。
パワーで勝るバックランドが逆に場外へのブレーン・バスターに返そうとする。
しかし猪木は耐えてブレーン・バスター。
だがバックランドはバック・ドロップを決めると更にパイル・ドライバー。
猪木はボディ・プレスを膝を立てて防ぐとフライング・ニー・ドロップ。
レッグ・ドロップからカバーするもバックランドはロープに脚をかけ防ぐ。
バックランドはロープを掴んでダブル・アーム・スープレックスを防ぐ。
コブラ・ツイストの応酬から両者スープレックスを決めまったくの互角。
猪木がブレーン・バスターをアントニオ・スペシャルに返す!
バックランドは何とかロープを掴む。
その時ジェット・シンが乱入しようとするも若手が阻止する。
バックランドはシンに気を取られた猪木にアトミック・ドロップ。
カバーするもカウント2。
これにイラつき隙を見せたバックランドに猪木がバック・ドロップ。1,2,3!
猪木が新WWFチャンピオンに!
試合結果
@WWF王座戦、3本勝負:ボブ・バックランド(ch)vs.アントニオ猪木(新チャンピオン!)(2−1)(11/30/79)A獣神サンダー・ライガー、エル・サムライvs.ディーン・マレンコ、ペガサス・キッド(3/23/93)
B飯塚孝之、蝶野正洋vs.トニー・セントクレア、TNT(3/23/93)