新日本プロレス:WPW Classics #21 の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | なし |
1枚、約2時間です。
SlamBamJam製。
@WWWF王座戦、3本勝負:ボブ・バックランド(ch)vs.アントニオ猪木(7/27/78)
試合当初は素晴らしかったのです。
猪木は観客が焦点を合わせるまでの時間を読み取り美しく動く。
技の見せ方も上手いですね。
ボブも歓声を操って体を動かしています。
しかし途中からボブの悪意が試合を支配して行く。
リアルなアマレス技術で翻弄し、プロレスのリズムを拒否。
”一極攻め”という見せ方をするためではなく猪木を黙らせるために猪木が痛めている背中を淡々と攻め続けます。
そういう点ではロビンソン戦と同じものがあります。
試合が出来そうにない、と言っても過言ではない猪木のコンディションを加えると、
猪木がこの過酷な試合にかけたエネルギーはロビンソン戦以上に驚異的で、
その必死にもがく姿は心を打つものがあります。
しかしプロレスの部分がロビンソン戦よりも更に壊れていてダイナミックさにも欠けるので、
コントロールが利いておらず表現物として受け入れがたく、この試合を余り高くは買えないですね。
好勝負に届かずも中々良い試合。
A大谷晋二郎vs.石沢常光(2/27/93)
若手の前座試合でしょうか。
グラウンド主体ですがどちらも密度のある物を見せていて
そこに散りばめられるちょっとした技がスポットとして輝いています。
普通に楽しめるレベルにありますね。
平均より少し上。
B小島聡vs.山本広吉(2/27/93)
時間を無駄に消費しています。
ひどい試合。
Cブラック・キャットvs.ペリー・サタン(2/27/93)
ベーシックなプロレスに縛られて中途半端なスタイルになっています。
ひどい試合。
総評
@は好き嫌いが分かれると思いますね。
70年代スタイル、猪木が好きならばお勧めできると思います。
(執筆日:8/13/10)
DVD Rating:★☆☆☆☆
注目試合の詳細
@WWWF王座戦、3本勝負:ボブ・バックランド(ch)vs.アントニオ猪木(7/27/78)握手を交わす。
組むとボブがバックを取り猪木がロープを掴む。
ボブが脚を取りに行く。
猪木が腰を落として防ぎ、インサイド・クレイドル。カウント2。
ナックル・ロック。
ボブが上から押し込む。
猪木が立ち上がる。
押されるも後転して捻る。
ボブが脚で切って腕を取って倒す。
猪木がグラウンド・ヘッド・シザース。
ボブが体勢を変えすり抜けようとする。
すり抜けヘッド・ロックへ。
すぐグラウンド・ヘッド・シザースに返される。
ボブがすり抜け上にかぶさる。カウント2。
仕切りなおし。
組むと猪木がクラバート。
ボブが体勢を変えファイヤーマンズ・キャリー。
アーム・ロック。
起き上がった猪木をアーム・ドラッグで倒す。
猪木が後転しハンマー・ロックへ。
ボブがバックを取り返す。
猪木の回転についていく。
猪木が脚を取って倒し離れる。
ボブがヘッド・ロックからハンマー・ロック。
前転した猪木を潰す。
上にかぶさる。
体勢を入れ替えあう。
ロープ・ブレイク。
猪木が回転して脚を取ろうとするもかわされる。
猪木がヘッド・ロック。
グラウンドに倒す。
ボブが後ろにそらすも戻される。
10分経過。
ボブは起き上がるとロープにフル。
猪木がショルダー・タックル。
ヒップ・トス。
グラウンド・ヘッド・ロック。
ボブがフロント・ヘッド・ロックにねじり返し離れる。
猪木が意表をついて延髄切りへ。
かわされる。
ボブが脇の下に頭を入れるも猪木が対応して抑える。
ボブが脚をかけて倒す。
猪木がアーム・バー。
ボブが体勢を変える。
猪木が倒しキー・ロック。
15分経過。
ボブが回転しても戻される。
ボブは腕の力で持ち上げるとコーナー上にのせようとする。
猪木は下りるとコーナーに振りショルダー・スルー。
キー・ロック。
ボブが起き上がるも回転して倒される。
ロープにぶつかりブレイク。
猪木がボブをロープに振る。
ボブがショルダー・タックル。
ロープに走る。
猪木がカウンターで卍固め。
ボブが耐えるもタップ!
猪木が先取!
猪木が腕を取りにいくもアーム・ドラッグに返される。
ボブがバックを取りスクール・ボーイ。カウント2。
猪木が脇の下に頭を入れガット・レンチ。
ボブがグラウンドに倒そうとするも耐えられ中途半端。
猪木が後ろに逃れる。
ボブが脚を取り倒す。
猪木が後ろに逸らすも戻られる。
ロープ・ブレイク。
ボブが脚を取って倒しレッグ・ドロップ。
脚を引っ張る。
レッグ・ロック。
猪木がボディ・シザース。
ボブが体重をかける。
カウント2で返された勢いでロープに走りレッグ・ブリーカー。
レッグ・ロック。
反転した猪木にレッグ・ロック。
弓矢固め。
猪木がロープを掴み場外に逃げる。
リングに戻る。
猪木が腕を取って転がす。
ストンピング。
組み付く。
ボブがバックを取る。
転がし両肩をつけにいく。
カウント2で戻される。
股裂き。
猪木が外して体勢を変えるとデス・ロック。
ボブがレッグ・ロック。
猪木が逃れる。
ボブがヘッド・ロック。
グラウンドに倒す。
猪木が起き上がり脚をかける。
ロシアン・レッグ・スイープ。
カバー。カウント1。
ドロップ・キック。
カバー。カウント1。
ボブがドロップ・キックへ。
猪木がかわす。
バタフライ・スープレックスを狙う。
ボブがロープに逃げる。
ボブがバタフライ・スープレックス。
カバー。カウント2。
もう1発決める。
カバー。カウント2。
ボディ・スラム。
カバー。カウント2。
スナップ・メアからレッグ・ドロップ。
カバー。カウント2。
ボディ・スラム。
カバー。
猪木がカウント2で返し場外に転がり出る。
ボブが追いボディ・スラム。
リングに戻る。
エプロンに上がった猪木を持ち上げ担ぐとカナディアン・バック・ブリーカーの体勢。
猪木がロープを蹴って逃れるもダウン。
ボブがカバー。カウント2。
ボブがアトミック・ドロップ。
カバーし1,2,3!
ボブが追いつく!
腰を落としてナックル・ロック。
ボブがバックを取り背中を殴りつける。
猪木がタックルで倒し体重をかける。
足をつかまれ返せないのでレッグ・ロック。
ボブが逃れる。
猪木が張り手を叩き込み倒す。
ボブがすぐ起き上がり拳を構える。
猪木が脇の下に頭を入れガット・レンチ。
ボブが猪木を倒しかぶさる。
キャメル・クラッチを決めるも猪木の脚がロープに出ている。
ボブがヒップ・ドロップを決めてから離れる。
猪木がフルネルソン。
脚を取って倒すとインディアン・デス・ロック。
残り20分。
ムタ・ロック。
ボブが外しレッグ・ロック。
猪木がロープを掴む。
ボブが両脚を掴んで倒しボストン・クラブ。
猪木がロープを掴む。
外さないボブを足の力で場外に落とす。
戻ってきたボブにストンピング。
エプロンでダウンするボブにストンピング。
入ってきたボブにブレーン・バスター。
カバー。カウント2。
スナップ・メアからチン・ロック。
レッグ・ロック。
ボブがロープを掴む。
腹へヘッド・バッド。
担いでショルダー・ブリーカー。
カバー。カウント2。
ヘッド・ロック。
猪木がバック・ドロップ。
起き上がるとドロップ・キック。
ボブがカバー。カウント2。
残り10分をきっている。
猪木がサイド・スープレックス。
カバーするもボブの脚がロープにかかる。
猪木がショルダー・タックル。
突進。
もう1発狙う。
ボブがいなしてコーナーに激突させる。
ヘッド・ロックを決めコーナーに突っ込ませようとする。
猪木が押し飛ばしコーナーに激突させる。
場外に下りる。
リングに戻ってアブナミドル・ストレッチ。
ボブが崩す。
猪木が場外へのフロント・スープレックスへ。
もつれて両者落下。
猪木が戻ろうとする。
ボブがタイツを掴んで引っ張り防ぎ戻ろうとする。
両者リングに戻る。
猪木がロー・キックで倒す。
ボブがダウン状態から蹴り。
腹にヘッド・バッド。
猪木がロシアン・レッグ・スイープの体勢。
どちらも体を絡めて防ぎグラウンドに転がる。
ロープ・ブレイク。
ボブがパイル・ドライバー。
キャメル・クラッチ。
猪木がロープに脚をかける。
残り5分。
ボブがスナップ・メアを狙う。
猪木が脚をかける。
ボブがアブナミドル・ストレッチ。
猪木がロープに逃げる。
ボブがコーナーの猪木に蹴り。
コーナーに振り突進。
猪木がカウンターで蹴り。
ダイビング・ニー・ドロップ。
カバーに行くもボブがロープに脚をかける。
ボブがボディ・スラムを狙うも潰される。カウント2。
猪木がキー・ロック。
回転させていく。
ボブが体を起こすも倒される。
残り1分。
ボブが体勢を変える。
殴りつけて逃れる。
残り30秒。
ボブがブレーン・バスターへ。
猪木が後ろに着地しバック・ドロップを狙う。
こらえられたのでアブナミドル・ストレッチへ。
ボブがヒップ・トスに切り返すと猪木は場外に落下。
ボブが場外に下りアトミック・ドロップを狙う。
猪木が鉄柱を蹴って潰す。
猪木がリングに入るもその前にゴングがなる!
61分時間切れ引き分け!
試合結果
@WWWF王座戦、3本勝負:ボブ・バックランド(ch)vs.アントニオ猪木(1−1)(61分時間切れ)(7/27/78)A大谷晋二郎vs.石沢常光(2/27/93)
B小島聡vs.山本広吉(2/27/93)
Cブラック・キャットvs.ペリー・サタン(2/27/93)