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新日本プロレス:Best of NJPW 1992の分析


名勝負 なし
好勝負 タッグ王座戦:ビッグ・ヴァン・ベイダー、バン・バン・ビガロ(ch)vs.馳浩、武藤敬司(5/1/92)

@タッグ王座戦:武藤敬司、馳浩(ch)vs.ベイダー、バン・バン・ビガロ(3/9/92)
 馳がやられる当たり前の展開からスタート。
 ビガロは調整役になれるが故に怪物として微妙です。
 武藤、馳が良質な連携技を見せるも序盤は普通の試合。
 ベイダーが余裕を持って馳を甚振ろうとするのに対し、
 馳がアンダードッグにならずに立ち向かい、
 馳独自の魅力を出してきたところでヒート・アップ。
 良質なアクションを繰り広げた後、
 ベイダー、ビガロを強引に投げてラストを派手に彩りました。
 最後はそれでも屈しなかったベイダー、ビガロ組が王座奪取。
 中々良い試合でした。

Aタッグ王座戦:ビッグ・ヴァン・ベイダー、バン・バン・ビガロ(ch)vs.馳浩、武藤敬司(5/1/92)
 王者/挑戦者の立場が入れ替わることで
 ガイジン/日本人の関係性との兼ね合いもすっきり。
 前回を遥かに上回る一戦となりました。
 まず武藤がビガロの体当たり系の技をかわすと
 コンスタントな打撃で膝を突かせます。
 これは相手の意図を理解し、筋書き通りに動くビガロの良さ、
 打撃でリズムを作れる武藤の良さが出ていますね。
 続いて馳が相手を掌で転がすようにテクニックを見せ付ける。
 小兵が技術で体躯のでかいものを倒す可能性を一気に開きました。
 ベイダーが重い打撃を馳に叩き込みます。
 今回はその打撃をしっかり受けた上で、
 意地を試されれば打ち返していきます。
 むやみやたらと張り合わない分構図が活きてきますね。
 また前回は終盤に詰め込んだガイジンに対する投げも
 比較的早い段階から必要とあれば織り交ぜています。
 馳が額に傷口があるため、
 馳の孤立シーンは流血効果で更に盛り上がる。
 武藤が控えとして絡んだ戦略的スポットもガイジンの脅威性を強烈に描き出し、
 目の前でベイダーを追い込む武藤、馳に観る者は期待感、高揚感を覚える一方で
 ビガロが復活したら絶体絶命だ、という切迫感も同居している。
 見事なタッグ・マッチでした。
 文句なしに好勝負。
 (執筆日:4/15/13


注目試合の詳細

なし

試合結果

@タッグ王座戦:武藤敬司、馳浩(ch)vs.ベイダー、バン・バン・ビガロ(新チャンピオン!)(3/9/92)
Aタッグ王座戦:ビッグ・ヴァン・ベイダー、バン・バン・ビガロ(ch)vs.馳浩、武藤敬司(5/1/92)