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新日本プロレス:Best of NJPW 1991の分析


名勝負 なし
好勝負 G1公式戦:武藤敬司vs.ビッグバン・ベイダー(8/10/91)

G1決勝:武藤敬司vs.蝶野正洋(8/11/91)

@G1公式戦:武藤敬司vs.ビッグバン・ベイダー(8/10/91)
 (ファンカム映像)
 まずはベイダーがハンマーでドミネイトですが、
 ベイダーが強烈なハンマーを繰り出す前の
 気配感、間による表現が素晴らしく、
 また武藤のダメージ表現もまた優れている。
 そのため終盤まで攻守の切り替え数は少ないものの
 非常に目が離せない内容となっていますね。
 武藤の反撃はプランチャ、柵を活かすことでベイダーをスケール・アップ。
 非常に良い形で終盤の攻防。
 武藤の技を繰り出す前の振りが利いていて
 この試合にかける気持ちが伝わってきます。
 ただクライマックスのベイダーの顔へのパンチをもう少し強調することで
 最後の武藤のクイック連打により意味合いを感じさせたかった。
 少し乖離していましたかね。
 文句なしに好勝負。

AG1決勝:武藤敬司vs.蝶野正洋(8/11/91)
 蝶野は正統な試合運びですが、
 技でG1決勝らしい粋を見せています。
 武藤も何もしない間を巧みに操りながら
 ちょっと変わったサブミッションを連打し蝶野の体力を削っていきます。
 ビッグ・ブーツからダイブで後半戦に突入すると
 蝶野がパイル・ドライバーを大変効果的に使って激戦模様を演出。
 これに武藤も乗じてパイル・ドライバーを要所に利用するセンスがにくい。
 それにより中盤から終盤レベルの盛り上がりと集中力を観客に持たせました。
 非常に2人の呼気が合っていて面白いように試合が発展していきました。
 文句なしに好勝負。

 (執筆日:1/?/15)

Bタッグ王座戦:リック・スタイナー、スコット・ノートン(ch)vs.馳浩、武藤敬司(11/5/91)
 (途中から)
 ノートンはスコット・スタイナーの代役ですが、
 思いのほか立体性を意識した攻めが出来ていました。
 しかし視野の狭さは否めないですね。

 ノートンがボディ・リフトで場外に落とし、
 リックが場外でベリー・トゥー・ベリーと
 飛び切り重いスポットで盛り上げますが、
 馳も武藤もただダウンし脱する間際に軽く攻防、と
 その重い攻めを十分に活かせていない印象です。

 平均的な良試合。


注目試合の詳細

なし

試合結果

@G1公式戦:武藤敬司vs.ビッグバン・ベイダー(8/10/91)
AG1決勝:武藤敬司vs.蝶野正洋(8/11/91)
Bタッグ王座戦:リック・スタイナー、スコット・ノートン(ch)vs.馳浩、武藤敬司(新チャンピオン!)(11/5/91)