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新日本プロレス:猪木vsホーガン2大IWGP優勝戦の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

@第1回IWGP優勝戦:ハルク・ホーガンvs.アントニオ猪木(6/2/83)
 ホーガンがレスリングを出来るようになったので
 それをベースにして猪木が技をばら撒いて見せ場を作ります。
 全体的に広がり、繋がりを持たない内容でしたが
 最後にアックス・ボンバーで猪木がKOされる、という
 話題性に富むエンディングで補い一応合格点といった所。
 まあまあ良い試合です。
 (執筆日:12/3/09)

A第2回IWGP優勝決定戦:ハルク・ホーガンvs.アントニオ猪木(6/14/84)
 ホーガンが焦らず間合いを置いた攻めを見せます。
 密着時もレスリングの切り返しが光りWWEの全米進行前がホーガンの短い全盛期だったんだな、と感じさせますね。
 猪木はタイミングで仕掛ける形で構成の仕組みは前年と同じです。
 しかし上述のようにホーガンがレスリングをより巧みに操るようになっているので
 1つ1つの繋がりが強化されていて充実しています。
 終盤はご存知の通り、両者リングアウト、両者リングサイド・アウトと焦らし、前年をダブラせる攻防で盛り上げましたが、
 最後は長州のテロ行為から2人の戦いとはまったく外れた形で猪木が何の意味のない勝利。
 冷静に猪木の新日流ブッキングと見ればそれで試合の評価を大きく下げる事はないですけど、
 実にコントロバーシャルなフィニッシュですねぇ。
 中々良い試合。
 (執筆日:4/1/11)

総評
 どちらも歴史に残るコントロバーシャルなエンディングです。
 それは猪木が下り坂にあるという事でもありますが、
 2試合目はホーガンが絶頂期にあり中身もあります。

DVD Rating:★★☆☆☆

注目試合の詳細

@第1回IWGP優勝戦:ハルク・ホーガンvs.アントニオ猪木(6/2/83)
  猪木がいきなり延髄切りで威嚇するも避けられる。
  グラウンドの後仕切り直し。
  猪木は腕に狙いをつける。
  ホーガンがフロント・フェイス・ロック。
  猪木はリバース・スープレックスに返す。
  仕切り直し後猪木は脚攻め。
  猪木がバック・ドロップからカバー。
  ホーガンは押し飛ばして返すと脚攻め。
  延髄切りを食らい場外に逃れる。
  力比べはホーガン優位。
  猪木がコブラ・ツイスト。
  ホーガンが逆にコブラ・ツイスト。
  猪木が卍固めに返そうとする。
  ホーガンは自ら倒れて防ぐ。
  ホーガンがアックス・ボンバーを決める!
  カバーするもカウントは2!
  猪木の延髄切りが炸裂するもホーガンには利いていない。
  ホーガンはハイ・ニーを決めるとブレーン・バスターからレッグ・ドロップ。
  カバーするもカウント2。
  ドロップ・キックを連発で食らったホーガンは場外に避難する。
  ホーガンはヘッド・ロックをバック・ドロップに返す。
  カバーするもカウント2。
  猪木が持ち上げるもそのまま2人とも場外に転落する。
  ホーガンが後頭部にアックス・ボンバー。
  猪木は鉄柱にぶつかる。
  何とかリングに戻ろうとエプロンに登った猪木にアックス・ボンバーが炸裂!
  リング・アウトでホーガンの優勝。
  失神した猪木は担架で運ばれていく。


A第2回IWGP優勝戦:ハルク・ホーガンvs.アントニオ猪木(6/14/84)
  ホーガンが慎重に攻めていく。
  猪木がコブラ・ツイスト。
  ホーガンがコブラ・ツイストに返す。
  猪木はヒップ・トスに返しすかさず腕ひしぎ。
  お互い腕に狙いをつける。
  膠着している中猪木のバック・ドロップが炸裂。
  ホーガンは思わず場外に逃げる。
  ホーガンが同じ入りでバック・ドロップ。
  カバーするもカウント2。
  ホーガンがネック・ブリーカーからカバー。カウント2。
  猪木が延髄切りで不意を突く。
  ホーガンがボディ・スラムからレッグ・ドロップ。
  カバーするもカウント2。
  ならばとアックス・ボンバーへ行く。
  猪木は避けてドロップ・キック。
  ホーガンは延髄切りを避けると場外でブレーン・バスター。
  両者戻れずダブル・カウントアウト。
  延長戦になる。
  猪木はアリ・キックを連発。
  ホーガンは場外に逃れる。 
  猪木が4の 字。
  ホーガンはエプロンに出るも猪木は外さない。
  ダブル・カウントアウトになる(ロープ・ブレイクは?)。
  再延長になる。
  ホーガンが至近距離のアックス・ボンバー!
  起こしてアックス・ボンバー!
  カバーするも猪木の脚がロープにかかる。
  ホーガンがハイ・ニーから猪木を持ち上げる。
  猪木が耐え両者場外に転落。
  ホーガンがアックス・ボンバー。
  猪木は後頭部を鉄柱にぶつける。
  ホーガンはエプロンの猪木にアックス・ボンバーを狙うが
  ロープを下げられ転落する。
  レフェリーが巻き込まれ気絶。
  長州力が猪木にラリアット。
  ホーガンと長州力がラリアットで相打ち。
  その隙にリングに戻った猪木がカウント・アウトで勝利。
  両者握手し再戦を誓う。

試合結果

@第1回IWGP優勝戦:ハルク・ホーガン(優勝!)vs.アントニオ猪木(カウントアウト)(6/2/83)
A第2回IWGP優勝戦:ハルク・ホーガンvs.アントニオ猪木(優勝!)(ダブル・カウントアウト→ダブル・カウントアウト→カウント・アウト)(6/14/84)