新日本プロレス:Best of NJPW 1979の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | IWAタッグ王座戦、3本勝負:ヤマハ・ブラザーズ(山本小鉄、星野勘太郎)(ch)vs.マイティ井上、アニマル浜口(2/23/79) |
@IWAタッグ王座戦、3本勝負:ヤマハ・ブラザーズ(山本小鉄、星野勘太郎)(ch)vs.マイティ井上、アニマル浜口(2/23/79)
まずは井上、アニマルがヤマハ・ブラザーズのスピードに対応できていることを示します。
前回は色分けの中でドラスティックに戦局を変えていましたが、
今回は鬩ぎ合い、均衡した部分をしっかり実現できていますね。
井上、アニマルはグラウンドで相手の動きを抑えこもうとする意図があり、
ヤマハズ・ブラザーズもスピードに持ち込みたいが抑制されていることを示している。
同じ表現でも両者の働きがあれば一層素晴らしいものになります。
誤爆から小鉄を捕まえ、じっくりと沈めて井上、アニマルが1本。
2本目はヤマハ・ブラザーズが挑発的にカットを行ないます。
雰囲気が出来上がっていて場外乱闘。
この際に浜口が流血し追い詰められます。
ぎりぎりの状況で頭に血が上ってレフェリーにも手を出してDQ。
1-1となります。
3本目は大技の攻防。
ヤマハ・ブラザーズが浜口に滞空式ブレーン・バスターを狙ったところで
井上がクロス・ボディでカットするように潰してカウント3につながった
一発逆転フィニッシュはユニークでしたね。
前回の試合を発展させてきて欠点はほとんど見つからない。
文句なしに好勝負。
(執筆日:3/15/12)